2025年06月25日

【薙刀式】打ちやすい/打ちやすくない

Twitterから。
> ”fred”は人名に用いられるメタ構文変数としており(中略)
> 好んで用いられたのは、不慣れな人でもQWERTY配列のキーボードで打ちやすいからだそう。

はあ?打ちにくいやろって反射で出たが、
よく考えてみるとサイトメソッドの話だな?


目で確認しよう。

・・ER・
・・DF・
・・・・・

近くに固まっているから、
目で探す分には探しやすい。

しかしこれはブラインドタッチで取るなら、
左人差し指×2、左中指×2の、
同指縦連という遅くてしんどい運指の、
ダブルになってるわけだ。
指番号でいえば、4433。
めんどくせえ。
たとえば4321に並んでたら倍速くなるのに
(アルペジオ)。


ちまたに溢れる運指の言説は、
それがサイトメソッドでのものなのか、
ブラインドタッチのものなのか、
腑分けして考える必要がある。

僕は普段ブラインドタッチのため、
サイトメソッド派の意見に「はあ?!」って、
たまに思ってしまうことがある。
今回もそうだね。

ちまたに溢れるガセビア、
「qwertyはアームの絡みを避けるため、
文字同士をわざと離して配置した」
(震源地はqwertyを批判したDvorak配列の、Dvorak博士だそう)
なんてのは、
「文字を離したら異指連続になるわけだから、
ブラインドタッチ的には高速化するだろ」
と思える。

「連続しやすい文字を、
わざと縦連に置いた」なら、
「むむむ、たしかに減速せざるをえぬ」になる。

たとえばTH、ERなどが連接しやすいから、

・・ET・
・・RH・
・・・・・
とかになってるなら、たしかに速度を落とす工夫だろう。

ところが、サイトメソッド派は、
「遠くなったら打ちにくいではないか」
とビビるんだな。
近くにないと不安なんだろう。

ブラインドタッチにはむしろご褒美なのに、
こうした食い違いのために、
デマはデマとして残り続けるのだろう。



打ちやすさ/打ちにくさは、
サイトメソッドとブラインドタッチで、
全く別世界になる。
JISカナを、「カナを探しやすいように、
同じ行のやつを固めた」やつは、
地獄でわびろ。
ここがボトルネックになるなんて、
100年前は誰も気づいてなかったのだろうが。
posted by おおおかとしひこ at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック