多言語タイピングという競技ジャンルがある。
複数の言語の競技タイピングを十種競技のようにやる。
日本だとdqmaniacさんが古参なのかな。
で、たいていそれって一つの配列で対応する。
たとえばqwertyやdvorakでだ。
この時、日本語の音韻構造の特有さで、
他言語より困るってことはないんだろうか?
たとえば、
英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、
スペイン語、ポルトガル語なんかは、
大きく似通った音韻構造をしている。
(ように僕には見える。
細かく見たら系統が分かれてるのだろうが)
それに比べて、
日本語や韓国語は、
あまりにも異なる音韻体系を持っているように思う。
中国語は、ヨーロッパと日本の間くらいに感じる。
ロシア語もヨーロッパ寄りの中間くらい。
まあざっくりした見方だ。
細かく見れば全然違うのはわかる。
で、
ヨーロッパ言語で発達したqwertyで、
ヨーロッパ言語を打ってる時と、
それとは異なるアジア言語をqwertyで打ってる時とは、
感覚が全然違うんじゃね?
とも思った、という話。
タイパー的には、
もうそういうものだから慣れた、
というのはあるから、
一種の諦めではあるが、
「同じ配列で複数の言語を横断する」
感覚を持ってるのは、
多言語タイパーだけだなー、
と気づいた。
僕の予想としては、
ヨーロッパ言語は大体共通した指使いの感覚なのだが、
日本語、韓国語になると、
やたら指使いが○○になって、
乖離があって難しい、
などのように思うのだが、
競技タイパーからしたら、
「克服するしかない」なんだろうな。
まあ、なにが言いたいかというと、
日本語の音韻体系はヨーロッパ言語から見て異色なのだから、
異なるそれ専用に特化した配列にするべき、
ということだ。
競技としての多言語タイピングは忘れるとして、
実用入力を考えるならば、
その言語に特化した配列を、
数種類使い分けるのが、合理だろう。
というわけで、
僕は、日本語は薙刀式、
英語はqwerty(ほとんど打たないし、ショートカット保持のため)
という選択をしている。
そもそも、選択をする以前に、
単にデフォルトだからqwertyを使ってる人が、
99%であろう。
もし選択して良い、と知れたら、
勢力図は変わると思う。
多言語タイパーが、
仮に複数の配列を使いこなしたら、
それはそれで有利になったりして。
混乱とのトレードオフだろうが、
見てみたい世界線だなー。
(qwertyをベースに、○○だけ違う、
みたいな多言語対応をしてる人もいそうだけど、
全然違う配列を都度切り替えてる人はいなさそう)
2025年06月29日
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