2025年06月29日

【薙刀式】多言語用配列

多言語タイピングという競技ジャンルがある。
複数の言語の競技タイピングを十種競技のようにやる。
日本だとdqmaniacさんが古参なのかな。

で、たいていそれって一つの配列で対応する。
たとえばqwertyやdvorakでだ。

この時、日本語の音韻構造の特有さで、
他言語より困るってことはないんだろうか?


たとえば、
英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、
スペイン語、ポルトガル語なんかは、
大きく似通った音韻構造をしている。
(ように僕には見える。
細かく見たら系統が分かれてるのだろうが)

それに比べて、
日本語や韓国語は、
あまりにも異なる音韻体系を持っているように思う。
中国語は、ヨーロッパと日本の間くらいに感じる。
ロシア語もヨーロッパ寄りの中間くらい。

まあざっくりした見方だ。
細かく見れば全然違うのはわかる。


で、
ヨーロッパ言語で発達したqwertyで、
ヨーロッパ言語を打ってる時と、
それとは異なるアジア言語をqwertyで打ってる時とは、
感覚が全然違うんじゃね?
とも思った、という話。

タイパー的には、
もうそういうものだから慣れた、
というのはあるから、
一種の諦めではあるが、
「同じ配列で複数の言語を横断する」
感覚を持ってるのは、
多言語タイパーだけだなー、
と気づいた。


僕の予想としては、
ヨーロッパ言語は大体共通した指使いの感覚なのだが、
日本語、韓国語になると、
やたら指使いが○○になって、
乖離があって難しい、
などのように思うのだが、
競技タイパーからしたら、
「克服するしかない」なんだろうな。

まあ、なにが言いたいかというと、
日本語の音韻体系はヨーロッパ言語から見て異色なのだから、
異なるそれ専用に特化した配列にするべき、
ということだ。

競技としての多言語タイピングは忘れるとして、
実用入力を考えるならば、
その言語に特化した配列を、
数種類使い分けるのが、合理だろう。

というわけで、
僕は、日本語は薙刀式、
英語はqwerty(ほとんど打たないし、ショートカット保持のため)
という選択をしている。


そもそも、選択をする以前に、
単にデフォルトだからqwertyを使ってる人が、
99%であろう。

もし選択して良い、と知れたら、
勢力図は変わると思う。


多言語タイパーが、
仮に複数の配列を使いこなしたら、
それはそれで有利になったりして。
混乱とのトレードオフだろうが、
見てみたい世界線だなー。

(qwertyをベースに、○○だけ違う、
みたいな多言語対応をしてる人もいそうだけど、
全然違う配列を都度切り替えてる人はいなさそう)
posted by おおおかとしひこ at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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