2025年06月30日

【薙刀式】なぜ合理的な配列が不合理なqwertyを中々超えないのか

合理的な動線になるんだから、
速くなるんじゃないの?と思うんだけど、
それを達成している人もいる(僕とか)が、
結局まだqwertyが速いままの人もいる。

これ、配列界隈7大不思議の第一だと思う。


Twitterから。
> 直感的には同じだけ指が動けばスコアは大西配列が高くなるはず…?
> 指の移動距離も、使用効率も高いため。ざっくり言うと仕事率が優れる配列になればなるほど同じ運動能力が発揮できればそのぶんスコアは伸びるはず…と妄想していたんだけど、現実としてはそうなってない。まぁあと 3 ヶ月くらいは練習してみるかな。

わかります。
なんでかは分かっていないんだよなー。


ただ、おそらくだけど、
単純な指の速度の微分的な速さは、
qwertyの方が上なのではと仮説をあげたい。

qwertyの方が指を振り回すので、
「常に跳ね回るボール」のようになり、
結果的に微分的速度は上がるのでは?
ということ。
1U動くよりも2U動くほうが、
勢い良く動かさないといけなくて、
結果速度的に速くなってる的な。

つまり、合理的な動線ほど、
指が油断している、
指がサボっている、のでは説。

この、サボっている感覚というのは、
明らかに新配列を使う利点であり、
これが、長期的には新配列を使うべき理由だ。


もう一つ仮説として考えられるのは、
「タイピングゲームの測定は、
実践の測定として正しくなく、
単にqwertyがタイピングゲームのスコアが出やすい配列」
という可能性だ。

1Uより2Uの方が加速しまくらなくてはいけないのだから、
そのペースで打てば疲れるのは明白だが、
タイピングゲームは、高々1分の無呼吸連打勝負だ。

こういう時は集中力を高めて、
一気に反復横跳びをしまくった方が強い。
ダラダラとやるよりね。
それにqwertyは向いてる配列では、という説だ。

厳しい土地で育った人ほど厳しく生きてるみたいなこと?
荒くれ者のがむしゃらには勝てない感じ?


跳ね回り、回転し続けなければならない配列ゆえに、
長期的には指を壊し、
それが新配列がqwertyを最も批判するところである。

つまり、新配列の批判は、
「qwertyがタイピングゲームで強いこと」
とは関係ない要素の可能性がある。
(もしくは表裏一体の話かもしれない)



この辺の、本当のところがわからない為、
「新配列は合理的合理的いうけれど、
タイピングゲームではqwertyに負けるやんけ」
という批判があとを立たないし、
新配列勢が胸を張って戦えないところである。

僕は、コピー打鍵ではなく、
創作文での1万字勝負などをやりたいのだが、
そんな映えない勝負はコンテンツになりづらく
(競技時間は2時間で済まないかもね)、
なので、
映える1分勝負だけで評価が決まる事には、
僕は納得がいってない。



あとは単純に、これまでの歴もあると思う。
qwertyを10年単位で使ってきた人が、
にわかの新配列を3ヶ月やったからといって、
すぐには追い越せない。
まあ半年とか年単位で比較しないとだめかもしれない。

無意識にしみついたものを変えるのが難しいことは、
関西から関東に引っ越せばわかるものだ。
僕はいまだに納得いかない時はなんでやねんっていうし、
たまに前住んでた家の地図が頭の中に展開されることもある。
前の彼女の名前をうっかり呼んだことはないけれど、
そんなことすら世の中にあふれているわけでね。

とくに幼少期からの習慣は、
なかなか大人になって覆せるものでもないかも知れない。
どんなに不合理でも、
昔の習慣を変えられない老人はたくさんいる。



一方、新配列に変えて、
僕みたいにqwertyの3倍になった人もいる。
僕のqwertyが人並より遅いくらいだったから成立したのだろう。


フォーム改造理論なんてのはあるんかな。
「結果合理的なものにしなかった方が、
その人にはあってた」って例は、
ハンカチ王子が大学野球で潰れたエピソードでも、
聞いたことがあるしな。

qwertyに特に不信も不満もない人が、
良さそうだなと思って新配列をやっても、
「それほどでもない」という可能性はある。

どう考えても変だろと思う人のほうが、
今のところ結果を出してる気はする。



(配列界隈7不思議:
1. なぜかqwertyの方がまだ速い
2. 新配列をやるとqwertyも速くなる
3. ミラー現象
4. qwertyはほかの配列と干渉しにくい
5. 配列は2までは共存できるが、3以上は難しい
あと考えて笑)
posted by おおおかとしひこ at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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