2025年07月04日

【薙刀式】空間配置を指で(体で)覚える

のがブラインドタッチのコツだ。
韓国語の2ボル入力を学んでいる人のツイートから。

> やっぱやって覚えたがいいわ
QWERTYだからさ、キーボード
位置関係で何がどこで打てるか理解したがいいわ笑
一応こんな感じのカンペは用意してたんだけどねー


「こんな感じのカンペ」の写真は、
手描きの配列図。

つまり、地図の写真記憶ではなく、
実際に歩いた場所の空間関係で、
地図は覚えるべき、
ということと同じことだ。

もちろん最初は○○は××の隣、
みたいに写真記憶でたどたどしくやるんだけど、
そのうち指でスラスラとやれるようになるには、
体で感覚を覚えるしかないんよね。


僕はブラインドタッチのこの性質を、
繰り返し訴えたい。

新配列を学ぶ時に、
無刻印を使うべきだし、
qwerty印字のままでもかまわんし、
印字キーキャップを並びかえるべきではないし、
印字シールを貼るべきではないし、
配列図をカンペにするべきではない。
(打たない時にも確認できる用の紙ならOK)

それは「見ないで打つ」ことは、
「空間関係を体に入れる」ことだから。

角を左に曲がれば本屋があるとか、
通りを渡って少し行ったら右にコンビニとか、
そういう「感覚」として文字を入れるのだ。

なんなら、
コンビニでアイス買って新刊買って、
その横の自販機でジュース買って家に帰る最短ルート、
みたいなのを想像することもできるよね?
それが「ワンフレーズの連接」にあたるわけ。

それがフレーズごとに動線あるよね?
ってことだ。


僕が配列の議論をするとき、
言葉のフレーズと、指の運動ルートの、
苦労の一致具合を問題にしていることが多い。
アイス自販機ルートが遠いわボケ!と言ってるわけだ。

そんなことを実感するのには、
地図ではなく指の感覚をマスターする必要がある。



これは繰り返し主張したいところ。

ブラインドタッチを議論する上で、
基礎の基礎の話であり、
日本人の3割しかこれを理解してないからだ。
posted by おおおかとしひこ at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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