1971年ソ連なので、
ミニチュアや光学合成を駆使してつくるべき、
いくつかのカットが、
予算の関係か、削られている。
だから分かりにくいだけなのでは。
たとえば。
・惑星ソラリスの全景。
・地球から主人公が発射される。
・メインの舞台となる宇宙ステーションの全景。
・宇宙ステーションがソラリス軌道上にあること。
・宇宙ステーションに到着する絵。
・地球からソラリスまでどれくらいかかるのかの絵。
(たとえば10年帰れないとか?)
・ソラリスに大陸がなく、海一面であることを示す絵。
・ソラリスに放射線を当てる絵。
(宇宙ステーションから発射?)
これらが入ってるだけで、
どういう進行になっているか、
位置関係などがわかるはず。
しかし作画カロリーが高いからか、
まるっとオミットされてるのが、
わかりにくい原因だ。
・眠っている間の人間の思念をソラリスが読み取る絵
・その何かを具現化する絵
はなくてもいいと思う。
どうやらそうらしい、と推理するところがキモなので、
ネタバラシにならない方がいいだろう。
でね。
これらはなくてもギリギリわかるけど、
分かりにくいなら分かりやすくしよう、
というのがハリウッドのやってきたことだと思う。
これをやって嫌う人は、
「分かりやすくすることで、
分かりにくさ(=芸術っぽさ)というアイデンティティが、
消えてしまう」と思ってる人だ。
それって作品を良くすることに寄与してないよね?
もっとストーリーを面白くする努力をするべきでは?
2025年07月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック