これらの要素が絡み合ってるから、
配列の問題はややこしい(そしておもしろく、
工夫のしどころがある)のだと思う。
New Stickney配列のokasakaさんのツイートから。
重要なので全文引用。
---ここから
スティックニーさんの鍵盤配列デザインについて。「タイプライターの速度の最大限の決定は手指の動き方できまるのでない。手の動きかたはまだまだ余裕がある。文字のつづりや頭脳のはたらきの遅速がタイプライターの速度の限界となるのである。(つづく)
故にどの字がどこにあるかといふことが早く分ることも、タイプライターのキィを定めるにはよほど大切なことである。」
じっさいに単純にキーボード上で指をうごかすことができる速度の限界をしらべると、想像よりもはるかにはやい。指の疲労が心配になるレベルで、実務ではそんな速度ではつかわれないとおもうけれども。
TRONキーボードや新JIS配列の設計論がひろまったあたりから、こうした基本的なお話がとんでしまった感がある。QWERTYははやく打てないようにつくられた。よくきくこの話もいまではウソだとたしかめられている。ふるい資料まであたって、基本的なことをみうしなわないようにしないと。
---ここまで
https://x.com/shiki_okasaka/status/1943886461604180245
指の限界速度>思考速度なのだから、
配列考えてもしょうがなくね?
という暴論?だ。
僕は、この前提が間違ってると考えている。
なぜなら、
僕の指は僕の思考速度についてきてないからだ。
以下僕の例。
指の最大速度: 秒5.5カナ≒秒7.5キー(薙刀式の打鍵効率1.3をかけた)
漢字変換を伴う実戦速度: 1500文字(変換後)/10分
ひらがなのみで実戦文を書いた場合: 約2000カナ/10分
≒2600キー/10分=秒4.3キー
僕の思考速度: 1500じゃ足りなくて、2000くらい?
秒7.5キーというのは、
タイパーの入口の境目とよくいわれる。
つまり僕は競技者の手前の、
一般人最高速度の指を持っているといえる。
ここからこの指は伸びないだろう。
僕はもう若者ではないからだ。
で、この速い?指にも関わらず、
僕の思考速度にはタイピングはついてきていない。
おおよそ、1500/2000=75%の速度しか出せていない。
指は伸びない。
となると、
打鍵効率、動線効率を稼ぐしかない。
スティックニーの議論は、
指の速度をどれくらいと見積もり、
思考速度をどれくらいと考えていたのだろうか。
引用原典を見ればわかるのかな。
(色々登録がいりそうだったのでとりあえずスルー)
そしてこれは、
薙刀式という効率の良いカナ配列だから出せた数字だ。
秒7.5キーという指ならば、
qwertyローマ字では秒4.4カナしか打てないことになる。
ちなみに、秒7.5キーを短期的に打てるにも関わらず、
2000カナも書くと秒4.3に落ちる。
原因は疲労であろう。
あるいは、疲労を気にしなくて良い速度に落ち着いているかもしれない。
qwertyローマ字は薙刀式よりも動線効率が悪く、
あちこちに指が飛ぶため、
これよりも減衰率が高く、
線形比1600カナより落ちると予想される。
ちなみに僕はqwertyが下手なのもあって、
薙刀式の1/3くらいしか書けない。
667程度に落ちる。
これのどこが、
配列は気にしなくて良いという結論になるのかが、
僕にはわからない。
これが僕の特異的な例であり、
その他の大勢の人はスティックニーの議論が当てはまるかもしれない。
だとしても、
スティックニーは僕の苦しみを予言できていない。
というか、これだけ実測してる人は、
配列理論をやってる人でも、
僕しかいないかも?
僕的には、配列界隈で良いとされることを色々やってきたのに、
まだ俺の指は思考速度を超えないやんけ、
と思っているのだが。
薙刀式を得たことで、
僕はqwertyローマ字の3倍の速度を得たが、
さらに25%速くなりたい。
これ以上そうなりたいなら、
1. 指をタイパー領域に踏み込ませる
2. さらに動線効率の良い配列にする
の二択しか道がない。
指の限界速度ってどうやって測定したんだろ?
単指なんじゃなかろうか。
言葉を打つ時は多数の指の組み合わせになるので、
一つ一つのパーツの和にならないんだよね。
シークエンス速度、群速度みたいな感覚だと思う。
Jがどれだけ速く打てても、
wazawazajittoみたいな言葉では、
J単独より全然遅いでしょ。
僕は最近「漢字変換の単位」で、
入力速度を考えるべきだと考えているが、
残念ながらそれを計算する方法はない。
大規模な統計が必要だろうからね。
ちなみに、
> 文字のつづりの遅速
とあるが、
外人って「スペルを思い出す減速」ってあるよね。
How does it spell?とか映画でも聞く。
完全に脳内発声で単語を記憶してるんだな。
日本人の場合は漢字忘れがあるが、
変換によってそれはほとんどないので、
変換による減速に相当するのかしらね。
簡単に言うと、
僕の思考速度は僕の指より速い。
指の動線を短くして効率良くした結果、
速度は3倍になったがまだ遅い。
そして指の速度自体は、一般人の限界くらいにいる。
ひとつの仮説がある。
僕の思考速度が、そのへんの人よりもべらぼうに速い場合だ。
僕のIQはざっくり135くらい(機関によって変動する)なので、
そのへんの人よりは速かろう。
物を書き慣れてるから、そこも速かろう。
僕の指は一般人レベルだから、
僕の脳ミソだけが悲鳴をあげている、
とても不幸な例にすぎない、
というのはありそうだ。
ほとんどの人が僕と似たような思考速度ならば、
ますますqwertyローマ字×一般人の指では、
追いつかないことになる。
一体指の速度と思考速度を、
どれくらいと見積もったのか、気になるな。
そもそも最高速度を指が出しても、
10分、30分、1時間、8時間書くと、
指の速度は落ちる。疲労によってだ。
短距離走と長距離走は違う。
100m走のタイムでマラソンは走れない。
最高速を出せても指を壊す配列ならば、
執筆に使う意味がない。
むしろ禁止するべきだ。
この疲労のファクターをスティックニーはどのように考えていたのだろうか?
それも引用原典見たら書いてあるのかしら。
(なんか登録手続きがけっこう面倒なので、
あとでやって見るかもだが)
たぶんだけど、
スティックニーのタイピングの想定用途は、
便箋1枚程度の手紙くらいまででは?と想像する。
せいぜい800字よね。多くて2000字。
僕は4万字とか、10万字書きたいんよね。
2025年07月14日
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