ラクダエンさんがメビウス式なるカナ配列をつくり、
実験中である。
配列をつくったあとは慣らし運転が必要だが、
手っ取り早く「これまで考えてきたこと」を書くと良い。
なので最近もりもり書いているようだ。
先行する配列を研究することがよくあるので、
その中に薙刀式も入っている。
薙刀式の弱点、ないし課題は以下である。
・親指によるシフトは正しいのか?
薙刀式はシフト率24%で、
センターシフトを逆手で取るとして12%ずつ。
ほかに変換に使うので、
正直すりきり一杯といった感じだ。
12g+斜め親指キーキャップがなければ、
難しいと思う。
いや、正直それでも負荷は大きいかもね。
僕が連日大量に書くわけではないからこそ、
ギリ成立している。
シフトか変換をほかの指に振れば親指は楽になる。
メビウス式は、
変換を人差し指に振っている特異な配列だが、
これをどう評価するかだね。
・拗音同時押しはこれがベストか?
3キー同時押しをもちいて、
拗音外来音をすべて同置にしたのは、
薙刀式が初で、唯一であり、
その記録はいまだ破られていない。
だけどこれはこれで、
完璧からこぼれる部分がある。
とくに「ふ」にまつわる部分だ。
ファ、フィ、フェ、フォ、フュ、
ふん、ぶん、ぷん、
ふら、ぶら、ぷら、
ふー、ぶー、ぷー、
あたりを全て打ちやすくするのには、
成功していない。
フュあたりはまあ悪運指でもいいとして、
「ふ」前後の連接がすべて打ちやすくはなってないのは、
欠点ではある。
それもこれも「から」が化けないように調整したゆえの、
玉突きの影響であり、
あちらを立てればこちらが立たずなわけで、
「ふ」関係は外来音関係で完璧ではない。
メビウス式に至る記事内では、
゛ゃが標準運指から外れることが指摘されているが、
いうて拗音の中では低位の頻度なので、
大きな欠点ではない。
最適化をして人差し指+中指の最強ペアで取るので、
困ってるわけではない。
ただ、「美しくない」という点においてはそうだね。
これも、「ゃ」を小指にしてたら小指が痛くなったことの、
反動ではある。
強い指に「ゃ」を振ったら、余ってるのが人差し指だったんよなー。
拗音外来音同置は、
一見夢のような解決法だが、
実装は夢のようではない。
こうした、
理論的には美しいが、
実装においては美しくないところが出てきて、
実用優先になる部分がどうしても出てくる。
メビウス式記事中では、
運指をベストに組めないことが指摘されてるけど、
むしろ僕は運指をベストに組んだ結果、
「ふ」関係、「゛ゃ」関係が、
美しくなくなってしまったと考えているので、
運指に関してはだいぶいいと思うんよな。
高々3%のものをすべて美しくするよりも、
もっと大事なものを通した結果、
それらはちょっと歪んだ、
というのが現在地点だね。
逆に言うと、
運指を最善にすることと、
拗音外来音同置は、
完全に、美しく、両立してないんだろう。
(証明はできないが、実感として)
薙刀式の高潔な思想は、
実用に多少席を譲り、
現実的妥協をしてるわけだね。
じゃあ、両立をなした配列はありえるか?
について、
メビウス式が挑戦している、
ともいえる。
親指2シフト制、変換を親指から追い出したこと、
親指を含んだ拗音合成、
というあたりが新しい。
さてこの実験は成功するのか?
成功したら「メビウス式紹介記事」ができるだろうし、
無理だったら無理でしたと記事があがるだろう。
こんなん、実験してみんとわからんからなあ。
機能キーをフィンガー領域にもってくると、
英語配列も影響を受けてしまい、
従来の配列が使いにくくなる。
そのへんもどんなもんか気になるね。
BSエンターという日本語で一番よく使うキーを、
配列内に取り込んでもいるから、
これらの影響も実験であろう。
そのためにはモリモリ書く必要があるので、
しばらくは静観するしかない。
ブログ文が書けたらいよいよ実戦投入のはずで、
速度、疲労度、運指感覚、操作感覚、
そしてなによりも「思考がそのまま表しやすいか」
が大事になってくる。
薙刀式はそのへんのバランスのために、
拗音同時押しの美しさが多少犠牲になったが、
メビウス式は果たしてどうか。
要注目やな。
2025年08月05日
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