2025年08月17日

【薙刀式】ローマ字のその先

Twitterから。
> 大西配列特有のタイピング音。
> ダダ、ダダ、ダダ、ダダっていう音がします。
> 右左、右左、右左、右左ってタイピングするので馬の足音みたいなタイピング音がする。

左右母子分離型のローマ字の特徴だね。
僕も同じ原理のカタナ式を愛用してたのでとてもわかる。
だけど僕は、
その先の合理へ行きたかったんよな。


リズムを仮に、

 ダダ、ダダ、ダダ

と表記しよう。

僕が気になったのは「、」のところなのだ。

日本語には濃度があると思った。
原稿用紙の全てのマスが同じ重さで、
同じ強度で繋がってると思えなかった。

言葉には強弱があり、
繋がりも強弱があると思った。
俳句は5、7、5だけど、
全部が等価ではない。
力を強く踏むところと抜くところがある。
それが自然言語だと思ったわけ。

だから、「、」のところを縮めたいと思ったのよ。

強い結びつきはとくに速くして、
そうでもないところは「、、、」ですらいいと思ったのだ。

上のリズムの「ダダ」は子音母音を刻むリズムだ。
これを「た」と表せば、日本語は、

 た、た、た、た……

ではなくて、

 たた、たたた、たた、たた、、、たた、た……

みたいな、カナとカナの強い結びつきと、
弱い結びつきが濃淡入り交じったものでは?
と考えたわけ。

弱い結びつきのところはどこ?
文節の切れ目だろう。

あるいは、同じ文節内でもレアな結びつきだろう。

たとえば助動詞「られる」には一応命令形があるが、
命令形で出てくることはレアだろう。
「られろ」と命令することはあまりない。
これは別に速く打てなくてもいいと思った。

だが、強い結びつき、たとえば「ある」「ない」は、
素早く打てるべきと考えたのだ。


ローマ字配列のリズムの、
つまりもう一層上のレイヤーで、
僕は考えていた。

だから、その下であるところの、
ローマ字を考えるのが面倒くさくなった。

打鍵数のことももちろんあるけど、
僕がローマ字配列カタナ式を捨てて、
カナ配列薙刀式に移行した理由はこれだと思う。

言葉単位で考えたいのであって、
子音母音単位で考えたくないと思ったのであった。



もちろん、
qwertyローマ字のようなめちゃくちゃなつながりの配列から見たら、
左右母子分離型のローマ字配列は、
とても整理されて魅力的に感じると思う。

でも、その先があると僕には思えたのよね。

まあ、
所詮キーボードなんて便宜上のものなんだから、
便宜上便利ならそれでいい、
という考え方もある。

だが僕は、その先について、
考えたくなったのだろう。
日本語を手書きする時にローマ字で書く人はいない。
僕は音声言語というよりも、
文字言語として日本語を書きたかったので、
便宜上のローマ字が耐え難かったのかもしれない。

僕は、
ローマ字にはその先があると思った。
それがカナ配列だけど、
その先には漢直がいると思う。
やるかどうかはまだ決めてないが。


文字同士の関係に濃淡がある。
それを運指の濃淡に合わせたい。
それが僕がキーボードという文房具に求めることかな。
日本語は決して、ダダ、ダダ、ダダと書くものではない。
posted by おおおかとしひこ at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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