ヤバイ……俺史上最高の出来のキーキャップかも。
親指が一番楽で打ちやすくなってしまった……
オールコンベックス、親指45度斜め版、
フィンガー部はそれに合わせたハイプロ水平版。
まずこの前に、
格子配列×水平コンベックスという、
まるっと幾何学的なものにしたら、
案外よかった。
「キーボードが人間に合わせた形になる、
従来のエルゴノミクス」
だと、
最初はいいのかもしれないが、
「その形に合わせ続ける辛さ
(寝返りの打てない辛さ)」が出てくるはずだ。
どんなに豪華な椅子でも、
2時間映画を見てたら、
何回も座り直すはずである。
ましてや2時間以上、キーボードで打つことはよくある。
ゲーミング椅子もアーロンチェアも、
僕は20分ぐらいが限界じゃね?
と考えている。
同一姿勢が持つ時間って、30分もないのでは?と。
で、
僕の発想は、
「人間が都度寝返りを打ったとしても、
正規モードに戻りやすいのは、
幾何学的配置」
ではないかということだ。
幾何学的配置なら、
標準姿勢や、疲れに応じた変形姿勢を取りやすく、
変形姿勢で疲れたら標準姿勢に戻ればいい、
という、
「寝返りを打ちやすい形なのでは?」
ということだ。
球体型のドームキーキャップを経て、
格子配列×オール水平コンベックスで、
僕はそれを確信した。
だけど問題は親指だ。
やっぱ親指は傾いてるべきだ。
ついてる角度が違うものね。
これまで、無数の親指キーを作ってきた。
X方向、Y方向、Z方向にどれだけ回転させるか、
XY方向に微妙に移動させるか、
なんてのを100では効かないパターンをつくった。
で、今回、
「ごちゃごちゃいうのをやめて、
きっかり45度にしたら割り切った幾何学になるのでは?」
という逆の発想にたどりつく。
格子配列がある。
手前親指を全部手前に45度傾ける。
下面は4mmストローク確保できる程度に。
となると、フィンガー部はそれと接続するように、
ハイプロファイルになる。
肝心の親指ホームは、それをさらに上から見て45度回転。
これによって、
XYZどの軸についても45度回転した、
世にもふつうのビジュアルの、
幾何学的親指キーができあがった。
打ち心地はどうか?
快適である。
こちら側の自由度がかなりある。
そして案外スピードが出る。
たぶんドームより出てる。
たった一つの窮屈な姿勢に押し込まれる、
誤ったエルゴノミクスに比べて、
「複数の姿勢を取ることを許されている」感覚だ。
親指の当たり方も5〜6種類ある気がする。
これは組み合わせる指によって、
変わるみたい。
前後関係の文脈でも変わるかも。
僕は、キートップは、
指の腹で触るべきだと考えている。
ピアノ由来の従来の打鍵法では、
指先で下に押し込むように打つのが常識だ。
これは押下圧が重い(55〜65g)、
物理ピアノ由来であった。
だが今は自作キーボードの時代。
僕は30gメインで使っている。
そんなに力は必要ない。
となると、
「神経の一番細かいところを、
面積をなるべく広い状態で触る」のが、
一番繊細な打鍵ができるのでは?
キーボードは叩くものかな?
文字は叩いて出すものかな?
あなたの考えやアイデアは、叩いて出すものかな?
僕は違うと考えている。
文字やアイデアや考えや思想は、
触るものであると。
それには、指先なんて神経の鈍いところではなくて、
指の腹で、しかも面積広く触るべきでは?と。
僕は「撫で打ち」と世間で通ってる用語を使ってるけど、
ほんとは「触り打ち」なのかもしれない。
変態だ。
これまで無数につくってきた親指キーの中で、
マックスで親指の腹が、
広い面積で当たってる気がする。
親指シフト以来、
「親指は他の指と連動して、つかむもの」
と言われてきたが、
実際親指シフトはつかんでないし、
そんなふうに打鍵したら疲れるだけな気がする。
親指は、触るだけでいいんじゃないかな?
水平面キーボードだと、
親指の側面を当てることになる。
ここは弱いし痛いし神経が繊細じゃない。
他の指と同様に、
指の腹で触りたいよね。
そんなキーキャップが、
やっとできた気がする。
これまでの角度の工夫を全部捨てた。
答えは簡単な幾何学図形であった。
水平と45度。あとコンベックス。
ひとつの究極正解じゃないかなー。
ガラスビーズ入りナイロン12を、
#2000まで磨いて蜜蝋コーティングの、
いつものしあげ。
サラサラかつしっとりかつ柔らかい。
手触りは碁石に似ている。
碁石は冷たいけど、これは触ると暖かい。
碁石は貝でできてるらしい。
貝でつくるのもありかなー。
さて、直感と理屈通りに、
疲れずに長期的に打てるものかな?
耐久試験に入ります。
2025年08月19日
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