2025年09月16日

公共デザインに切れるシリーズ: 色の統一性

昨日また切れた話。


大岡山から目黒経由御成門を目指していた。
二択ある。
三田線(青)で目黒経由直通。
南北線(緑)で目黒または白金高輪で三田線(青)に乗り換え。

しかし、東急大岡山駅では、
ホームに水色表示になっている。
大岡山〜目黒までは東急目黒線(水色)扱いだからだ。

だけど目黒以降直通なので、
きた電車が青なのか緑かを確認せずに乗った。
記憶はホームの色水色であり、
電車のカラーリングではない。

しかも最近ホームドアがあるため、
電車の色が見えづらく、
ホームドアの透けた部分で判断するしかない。
ドアが開いたらもうわからん。

さて、
目黒を経由して白金高輪についた。
水色の記憶しかないため、
自分が緑に乗ってるのか青に乗ってるのかを確かめるために、
一旦降りた。
だがドアが開いててホームドアが邪魔で、
車体のラインを目視できない。

で、行き先表示版の「普通」の表示が青だったため、
私は三田線に乗っていると判断して再び乗った。

次についた駅は、緑の路線の麻布十番。
「???」となりとりあえず降りた。
待ち合わせが迫ってるので、
折り返して乗り換え直す時間はない。
タクシーを選択。1000円は覚悟だ。

忌々しく行き先表示版を見る。
青だったから間違えたのだと。
それがこちら。
IMG_6203.jpeg

自分の乗ってた電車は出たので、
次の青電車が表示されている。

次の電車が青か緑かを示すのは、
二番目の丸の記号であり、
「各駅停車」の青色ではない。

あほなのか?

この、「各駅停車」を、青色か緑色かで示せば、
考える必要がなくなるだろ。

浦和美園も赤羽岩淵も、おれはどこにあるか知らん。
遥か向こうに向けて俺は走ってなくて、
次の駅に向かっているだけだ。
浦和美園や赤羽岩淵をいかに大きく出しても、
知らん地名は認識できない。
俺にとって緑か青かが命を決めている。

じゃあ浦和美園は青い字で、
赤羽岩淵は緑の字で出す、
というデザインの基本に気づかない意味がわからない。

駅名、行き先の地名を、みんな知ってる前提やろこれ。

俺は三田線や南北線まではわかるが、
浦和美園へここから走るのが何線で、
南北線が赤羽岩淵へ向かうまでは知らない。
なぜなら、次の御成門にいきたいからだ。

最初に目に入る一番大きな色情報は青。
各駅停車の青だ。

ここを、青(三田線各駅停車)/緑(南北線各駅停車)
の色ベタに変えるだけで、
俺のような事故を減らせるだろう。




表現というのは誤解を避けることをいう。
同時に、相手に受け取ってくれる人の、
エネルギーを最小にすることをいう。

そのためにアイデアが必要で、
それを考えることをデザインという。

そのアイデアに金を払わない会社は、
タクシー会社に1000円儲けさせ、
こうした怨嗟を積む原因になるのだ。

ちなみに今日目黒駅で撮ったもの。
IMG_6204.jpeg

LEDがへたっているおかげで、
色情報が上の○線要素しかなく、
青か緑を判別せずに、行き先の名詞で確認する仕様になっていた。

受け取る人のエネルギーは大きくなるが、
誤解を避けられているので、
劣等比較ですぐれたデザインである。


東急とメトロはこの齟齬を話し合い、
緑と青の表示に変えられんことを望む。
デザイン料は金一封でいいよ。
posted by おおおかとしひこ at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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