https://note.com/cet_t/n/n0a8f69c07f1b
1日1〜2時間しかキーボードで打たないなら、
まあqwertyでも大きくは変わらないのではないだろうか。
薙刀式で全力で書けば2時間で8000字くらいかしら。
(1時間なら5000字だが、どんどん落ちていくことが分かっている)
論文でも書かなきゃ、そんなことは起こりにくいと思う。
簡単なメールなら400字くらいかな。
このブログ記事の平均は1500字くらい。
1日3記事書いても4500字で、
45〜60分くらいで書けると思う。
それくらいの分量じゃないですかね、
書くことを生業としない人は。
専門のライターでも、
1日一万字はペースとしてはないんじゃない?
今週はいっぱい書いたなーっても、
小説単行本一冊(10万字)ほどは書かないと思う。
だから、
新配列にしないとやべえな、
と切羽詰まった人は、
キーボードを触る人のうち、
数%かもしれないね。
ただ文字数とは関係なく、
「毎日触る道具」は、
「毎日座る椅子」を気にするのと同じ程度には気にするべきだろう。
昨今の自作キーボードの盛り上がりは、
「自分に合う靴はオーダーメイドできるのに、
自分に合うキーボードはできないのか?」
に答える盛り上がりだと思う。
(実際のところ、自作キーボードで得られた、
より一般向けの知見を新興メーカーが取り入れて、
KeychronやNuphyほかが発売してるだけ説もあるが)
この記事の人の観測範囲内では、
キーボードにこだわる人がいないというけれど、
ほんとかなーって感じる。
まず東プレコーナー連れてって、30gモデルを触らせたら、
顔色が変わると思うんだよな。
「このような感触が世の中に存在する」は、
知らなければ想像もできない。
童貞はFカップの感触を知らないのだ。
だから、「時速100キロで走る車の窓をあけて、
手を出したら大体Fカップの感触」
という都市伝説が生まれるんだよ。
触ったことのない触覚を想像できるほど、
人の想像力はすごくない。
アナログ時代の作家は、
万年筆と原稿用紙にこだわった。
わずかな違いが手に直接返ってくるからだ。
キーボードは、
量販店に置いてあるものはほとんど感触は同じなので、
触る意味がない。
アキバのヨドバシぐらい揃ってないと、
違いを出せる程のすごいキーボードを置けないからね。
それを全部触ってから、
感触の差は一緒かどうかいえばよい。
その中でも最もわかりやすいのは東プレのリアルフォース30gなので、
まずそれを触ってから、
いつものと、それと、その間があるのを知るといいと思う。
論理配列のほうが、
自作キーボーダーには敬遠される。
大体理系なので、
タイピングが大体巡回セールスマン問題に近いことは、
直感的に理解できるはずだ。
だから配列を変えると合理的なことまでは理解できる。
だけどやらないよね。
qwertyのブラインドタッチ習得を、
もう一回やるのが怖いのではなかろうか。
僕は、薙刀式はqwerty習得より簡単だと考えている。
半分くらいの手間でいけるんじゃね?
なんでかというと、巡回セールスマン問題の、
経路が合理的だからとしかいいようがない。
同じ言語を書くのに経路が短い方が、
簡単にマスターできるっしょ。
(意外と自作キーボーダーの中でも、
ブラインドタッチできる人半数以下なんよな)
新下駄配列は、
新配列の中でも最高の効率性を誇る金字塔である。
ただその恩恵が、1日1〜2時間の範囲だと、
qwertyを適当に打つのとは、
あまり違いがないかもしれない。
アーロンチェアと木の椅子だと、
1〜2時間座るくらいじゃあんまり違いが出ないことに、
似ているような気がする。
だがそれが半年や年単位だと、
蓄積するものがありそうな気がする。
まあ、それよりもいいキーボード買った方が効果がデカいかもだが。
(僕の勧める良いキーボードは、押下圧30g以下。
これはリアルフォース30gか、自作キーボードしかない。
自作キーボードでも35gはあるが、それ以下はかなりレアもの。
そして、ロウスタッガード(左に傾く)ではなく、
左右分割、かつ格子配列がよいと思う。
しかも40キー以下だね。
ひとつでも要素を外したらあまり変わらないので、
なんでもいいよくらいにしか変わらないね)
まあとりあえず、
ヨドバシのデカいところにいって、
Lofree Flowとか、Nuphy Airとか、Zenaimとか、
Keychronのアルミ筐体系とか、
Rainとかを打てばわかるのではないだろうか。
新配列の損益分岐点ってどれくらいかなあ。
qwertyをブラインドタッチできない→いますぐやれ!
qwertyをブラインドタッチできるが速くない→いますぐやれ!
qwertyを比較的速く打てて、
自分の無意識が打ちやすい→1日5000字以上で新配列が効いてくる
くらいじゃなかろうか。
人によっては3000でも効果を実感できるとは思う。
新下駄がどうかわからないが、
薙刀式のいいところは、
思考スタイルまで変わることだと思っていて、
それが薙刀式をやる理由なんよね。
思考スタイルが変わるというより、
qwertyによって歪められていた俺の思考が、
ようやく正常に戻り、
俺を取り戻せた感覚ね。
それを実感すれば新配列を手放せなくなるし、
単なる効率厨だけでは、
まあちょっと大変に戻るだけだし、
になってしまうかもしれない。
> 薙刀式が内ロールならなぁ…。
フラットキーボードを手に入れて、
指の腹で奥へ滑らせるようにする打鍵法を身につけてみましょう。
その打鍵法だと外ロールのほうが楽かと。
新配列はあたらしいシステムなので、
一旦前の感覚を捨てて、
あたらしくインストールしたほうがよいです。
前の感覚を再利用しないことを考えるべき。
とくに新下駄やqwertyとは感覚がまるで違うので、
別の競技をやるつもりでどうぞ。
サッカーのドリブルとバスケのドリブルが全然違うのに、
同じドリブル扱いすんなよ、
くらいの勢いだと思ってください。
2025年09月28日
この記事へのトラックバック


突発でかなを打ちまくらないといけなくなり気づいたら12時間でした…。
薙刀式を触っていて気づいたのですが、新下駄配列は結構な物理負荷がかかりそうです。(長音がQにあったり「す」がZにあったりと何やかんやで小指を使うため)
Aを使いまくるQWERTYと、左小指の上下をする新下駄では、総合的にはそこまで差はないような気がしています。
え、まじで12時間ですか。
そりゃたいへんだ。
左小指の負荷はそんなに変わらないかもですが、
それ以外のバランスは変わったのではないかと思われますが。
もう一回そういう時が来たら、
是非1日交代で変えてみて、
負荷の違いを測定してみてほしいですね。