これねー、悪質な脅しだと思うのよ。
じゃあ最適化条件を数式化してみろよって思うもの。
「最適化」optimizationは、
数学の手法のひとつだ。
ある数式のxを最大値または最小値を求める方法だ。
ひとつの数式なら方程式的に解けば、
まあ求まるのだが、
現実には複数の方程式が連立するので、
数学的に求めることがかなり難しいわけ。
物理の三体問題とかね。
なので、
区間を予測して部分的に解くとか、
条件を限定して解きやすくするとか、
そういうことをしないと解けないことが多い。
なのに、
「最適化してないでしょ?」
という脅しは、
「最適化できる」という前提を内包しているのよね。
最適化できるかどうか事前に判別する方法はないし、
それが最適値である保証がなければ数学的解だとも言えないのに、
最適化できるという前提で話をするのは、
詐欺かIQが低いかのどちらかだ。
経験的な準最適化は可能だろう。
経験的に、「まあ大体この辺やろ」とあたりをつけて、
あとは数式的に解くことは、
まあできる。
だけどそれが最適解である保証はどこにもない。
最適解が存在する証明にもなっていない。
それが局所解にすぎず、最適解と一致してない証明もできない。
そもそも「経験的に」が、
その人の経験の方向性にしかすぎないので、
その人と目的や用途が異なれば、
全く違う領域である可能性もある。
僕はプログラミングしないから英字配列はどうでもいいが、
日英共用で最適化したい人とは、用途が相容れない。
さらにわかりやすいのは、
「キーの押しやすさ評価」だ。
よくキーに点数をつけて、
「FJは5点、PQは1点」なんて重み付けをして、
計算に使うんだけど、
5倍の根拠がどこにもない。
また、人によっておしやすいキーは違う。
僕はSはQなみにおしにくいキーだね、薬指が苦手なので。
あるいは、
2連接、3連接……で、
そのキー評価が使えるとは限らない。
僕の900連接測定を見ればわかるが、
左右の手はかなり非対称性があるし、
指による能力差がかなりはげしい。
これらが人によるのか一般的な傾向なのか、
ぜんぜんわかってないくせに、
何が最適化よって話よね。
日本語には変換があるから、
その変換タイミングがどこかによっても、
キー配列は変わりうる。
操作系が最適化されてないのを最適化と呼んでいいかわからん。
そもそもIMEが最適化されてないし。
こんなふうに、
最適化といっても、
条件を洗い出せばボロボロ出てくるというのに、
「その解が最適化である保証」を、
誰もしてないのが噴飯ものですわ。
つまり、俺の考えた最適化にすぎないのに、
「あなたのキーボード最適化してますか?」
と、脅してるのが腹立つわけ。
「ほんのつまらないものですが、
ここまではわたくしかんがえました」
と出すのが日本人ってもんだろうに。
これは、エルゴノミクスを謳う商品でもつきまとう。
「人間工学的に配慮した」はわかるが、
「どの工学をどのように使ったのか?」
について、列挙されていない。
エルゴノミクス/非エルゴノミクスの二択でしかなくて、
間に無限方向のエルゴノミクスがあるだろうに。
椅子の寸法が日本人の体型の平均に合わせてるから、
エルゴノミクスだって?
俺の座高、高校で一番だったぞ?
俺より背の高いやつの座高より俺の座高のほうが高い。
つまり俺は短足なバランスだ。
もうそれで俺に合わないの確定やんけ。
同じ座面に座った俺と同身長の人より、
俺の手は上にあるはずだ。
こんなふうに、
どういうエルゴノミクスなのかと、
おれはどんなかの、マリアージュでしかないのよ。
なのに、
「最適化してますか?」はひどい脅しだ。
「してますよ」でおしまいじゃん。
保険の脅しみたいだよね。
椅子がきしむから油をさしました、
でも最適化の一つだと思うけどね。
というわけで、
複雑な装置のわりには、
毎日使う不思議な道具がキーボード。
自作キットで左右対称配置を買って、
軽いスイッチ使って、
qwertyから離れたら、
それだけでかなり最適化だと思うよ。
それ以上は、
何が合うのかその人次第になってくる。
2025年10月07日
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