2025年10月09日

「惚れてまうやろー!」芸

なかなか笑った。
https://x.com/moyoribiyori/status/1975503155015368790

モテない男がふとした場面で女子に恋してしまう、
Wエンジンの「惚れてまうやろー!」は大好きなのだが、
それと比較して考えたい。


多くの場合、
人が恋するのは、
その人の中に「自分にない異性」を見出した時だ。

シャンプーの香りのサラサラの髪とか、
おっぱいとか。

女子が男子に惚れるのは、
力仕事を手伝ってくれた時とか、
意外と筋肉を発見した時とか。

自分にないものをもってるから、
憧れるのだ。

そしてWエンジンの場合、
そうした人が「自分と関わってくれる」から、
惚れてまうわけだね。


この漫画の場合は、その逆をついているから面白い。
一見自分と違いすぎる、
自分と遠い異性に、
「自分と近い部分を発見する」パターンである。

テクニックとして、違いをきちんと描いてることに注意。
男子: 茶髪、パーマ、ツンツンヘア、笑顔で人懐っこい
女子: 黒髪ストレート、無表情で目線を合わせず冷たい
(男子は腕まくりなどのだるめの服装かと思ってたが、
確認したらふつうだった。ここも一工夫あってよかった?)

その「ちがう」中に「おなじ」を発見するからよいのだ。


つまり、
惚れてまうやろー!には、二種類ある。

「おなじ」だと思ってたが、「ちがう」を発見する。
「ちがう」と思ってたが、「おなじ」を発見する。

恋する場面は、映画の華である。
困ったら、使ってみてほしい。



応用として、何段階にも組める。

違うと思ってた人に同じを発見して、ウキウキしてたのだが、
同じと思ってた中に違うを発見して幻滅し、
しかし同じと思ってた中に別の違うを発見して驚き、
違う中に同じを発見して……
みたいにしていけば、
どんどん恋の迷路は進むよな。
posted by おおおかとしひこ at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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