2025年10月12日

海流の向きってそうなってるんだ

今日のへえ。
https://x.com/chirikyozai/status/1976790858797400322
もちろんコリオリ力を数式化して、
流体力学を解けばこの流れはできそうだけど、
もっと直感的な理解の方法を。



1. 地球はこの図で見て右に回っている。
 (だから東から太陽が昇る)
2. 回っているのは陸地(個体部)で、
 液体の海はそれより遅れる。
 コップに水を入れてコップを素早く動かすと水はこぼれる。
 液体は変形しやすいので慣性が乗りにくいのだ。

3. 結果、海が遅れて、赤道付近で遅れた水が、
 陸地にぶつかって味噌汁のような対流になる。
 赤道がもっとも遅れるのは、回転軸よりもっとも遠くて速いから。

海流の原因は「海が地球より遅れていること」
だと理解すると、とてもわかりやすいのではないか。


「台風にはコリオリ力がかかって曲がる」
「台風の巻方は南北半球で逆」
「トイレや洗面所の水が渦巻きで回転する方向は、
南北半球で逆で台風の向きと同じ」
は、
地球に対して水が遅れていると理解すると、
わかりやすくなるよ。

なお3つ目のはデマです。
地球からの遅れの影響は、そのスケールでは効かない。

また、なぜ台風が赤道付近で発生しやすいか?
の答えとして、
赤道付近のほうが暑いので上昇気流が発生しやすいからで、
その気流も赤道付近のほうが流されやすく、
渦巻き速度が速くなるから、
というのも、
「地球から遅れている」を理解するとわかりやすいよ。

学問はこうやってつながっているのだ。

黒潮は、太平洋の大きな還流の一部なんだなあ。
鰹おいしい。



近年海流の変動が観測されているが、
海底の地形が変わったりしてるのかもしれない?
ほら、海底ケーブル工事とかでさ……(陰謀論
posted by おおおかとしひこ at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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