2025年10月13日

【薙刀式】僕の中の速さとは「さっさとせえや」かもしれない

大阪人はイラチである。
イラチとはすぐイライラする人のことだ。
大阪人だけがなかなか来ないエレベーターのボタンを連打するそうだ。
えっ、他県人はしないのかとびっくりした記憶がある。

なににイライラするのか。
「自分のアクションに対して、
反応がすぐに返ってこないこと」だと思う。


手書きの文字は、
反応が0で返ってくる。

書いた文字は文字である。
画数による速度遅延があるが、
続け字で運用上カバーできる。
思ったことに対して、
文字の完成は直後である。

あるいは、時間よりも段階の問題だ。
手書きは、書いたのが文字だ。
間に何か挟まっていない。

大阪人はイラチである。
奥歯に物が挟まった言い方を良しとしない。
あかんねやったらはっきりあかんと言えや、
ええんやったらええと言えや、と思っている。
グレーはない。白黒つけたい人種である。
おもろいとおもんないに分けたいのだ。

だから手書きの、間に挟まってない感じはストレートで良い。


キーボードは、返しが遅い。

ブラインドタッチまではいいとして、
それを変換して、間違ってたら直さなければいけない。
間に何段階か挟まっている。

この時間遅延と段階が、
大阪人にとって「さっさとせえや」になると思う。

毎度思うんだけど、
変換1回かけて、違ったらもう1回変換かけて、
それが違って変換かけてようやく候補ウィンドウが出るの、
遅くない?
1回ノーを突きつけてるんだから、
すぐに候補ウィンドウだせよ。
この回数を設定できない意味がわからない。

そして、候補ウィンドウ出るのが遅すぎない?
YouTubeで動画が見れる時代に、
なんでここが爆速になってないの?
32bitの後方互換性みたいなこと?
スペース押したら1ms秒で出せよ。
処理してるのテキストでしょ?


僕が1アクション1カナにこだわるのは、
そして月配列のような2打カナや、
拗音を数打で打つ方式にしないのは、
イラチだからだと思う。
自分の操作に対して、返ってくるのが遅いのは嫌なのだ。

そして変換単位が結構短いのは、
動画を見れば分かると思う。
一文単位で変換しない。
文節や、変換が怪しそうな単語単位で変換をかけている。
だから句読点確定とかも併用できるのだと思う。

これも、
「自分のアクションしたことが、
さっさと目的の文字になってほしい」という、
イラチ成分の現れではないかと思う。



qwertyをサイトメソッドで使っていたころ、
イラチは頂点に達していた。
遅ない?と。
なのでブラインドタッチをやろうとして、
小指Aに切れた。
遅い小指に一番の文字を振るのはアホかと。
エレベーターのボタンを連打するのは、
右人差し指のはずだ。
そこにAがないのはアホかと。
さっさとせえや、遅いやんけと。

なのでローマ字配列カタナ式をつくった。
BSやエンターやカーソルを中央に置いた。
これも、遠くまで手を伸ばすことがアホに見えたからだ。
それも、「さっさとせえや」という気持ちからだね。

で、ローマ字は打鍵数が多くて、
こっちのアクションに対してひらがなの完成が遅いので、
さらに「さっさとせえや」と思い、
カナ配列薙刀式へ至った。

(そして現在は漢直をどうにかしたいと思っている)


つまり、
僕の「速い」とは、
「打てば響く」のことである。

思考から文字に至るまでの、
手数が少ない方がよい。

エレベーターのボタンを押したら「あと14秒で到着します」
と答えてくれれば良い。
何もリアクションがなく、分からない時間待たされるのがイライラするのだ。
そういえば、
信号待ちの「あと何秒」の表示は、
大阪で発明された。
みんなイライラしてるからだ。
何秒とすぐに返ってくることが大事で、
待つことがあること自体は理解してる。
イライラしてるが、バカではないのだ。

打っても響かないのが、遅いと感じる。
打って響き、多少時間がかかろうが、
打った瞬間に全体像が把握できるのが速い。
極論、
Aを打ってから「Aは2秒後に画面に現れます」
とアナウンスがあってもよい。
それ前提で、今次のことができる。
考えるとか。

つまり、私をアイドルタイムにさせるな、
ということを大阪人はいいたい。
それは秒でもミリ秒でもだ。

待つ間におもろい話をすればいいわけではない。
何秒待つかが完全クリアになってなくてもよい。
はいわかりましたと返事がないのが遅いのだ。


だから多分、
僕はほんとうは、○○字/分、
○○万字/日とかの速度に、
興味がないんだと思う。
ミリ秒の範囲内での、超微視的な話が、
本当は言いたいのではないかと思う。

俺を待たせるな、
「何秒待て」と分かってるならかまわん、
ということだ。

で、さっさとしない、
qwertyローマ字のめちゃくちゃ運指や、
遠いBSエンターカーソルや、
ぬるぬると不定な動きをするIMEに、
イラチとして腹を立てている。

これらの開発陣は、大阪人ではなかったのだろう。

まだ関西気質がある徳島で、
ATOKが開発されたのは偶然ではないかもしれない。



僕の主観的な速さとは、
思考が文字として定着するまでのことで、
1秒とかそれくらいの話なのだと思う。

結果、僕の思考は速い(らしい)ので、
長期的に速く書ける、ということだけらしい。

だから、
いちいち文字を読み、思考に戻し、
思考から吐き出すコピー打鍵は、
段階が倍あるので、
僕はイライラしながらタイピングゲームをやっている。

間にもの挟むなや、ストレートに来いや、
になるのは、
僕が思考をこうやって書いてる時だけか。
あと、IMEが1発変換できてるときだけだな。



つまり、思考を、手や目が邪魔しないことが、
僕にとって速いことなのだと考えられる。
そしたら次を考えられるやん(待つ秒数も含めて)、
というのが速さかな。
僕は自分の思考を他人にあずけたくないのだろう。

「速い」とは何のことか。
ほんとうに「ある文章を書くトータルの速さ」のことではない気がする。
WPMなんて奴隷を使う主人の判断単位じゃね?
posted by おおおかとしひこ at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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