2025年11月19日

【薙刀式】指から文字が出ていく感覚

僕の中では、各指にカナが紐づいている。
右人差し指に、あ、の、な、。、た、お、く、や、BS、さ、
などが、右中指に同様に、い、ん、る……
などが結びついている。

ある言葉を呼び出すときに、
それらの指を組み合わせて手話になる、
みたいな感覚だ。

でもこれは、手がホームポジションにある前提だな。


土台である手が動いてしまったら、
正しい場所がわからなくなる。

MiniAxeなら間違うことはほぼないが、
ノートPCなんかの場合、
ブラインドタッチできない端のキーを打ったあと、
ホームポジションに手が戻れてないのに、
字を打とうとして全部間違うなんてことはよくある。
(ポッチを確認する癖はない)

たとえばJに戻れなくてHに誤って戻ってたら、
それ以降の文字入力が全部1個左にズレてる。

指は間違ってないが、手の位置が違うだけでそうなるわけだ。

つまり僕は、手首の位置を基準にFJと親指を決めて、
あとは相対感覚で打っている。


これとは別に、絶対座標でキーボードを捉えている人がいる。
身体の位置かキーボードの位置かが基準で、
「あのキーはあの辺」と、
空間感覚ができてるらしい。

自分の部屋ならなんとなくわかるけど、
キーボードは無理だな。
格子配列ならまだしも、1/2ズレ、1/4ズレ、1/2ズレの、
不規則に斜めになってる109キーボードとか、
空間定位がまったくできない。

僕が格子配列しか使わないのは、
手首とFJを決めれば、あとは等間隔に直交するからだ。
空間定位が簡単なんだよね。
コラムスタッガードは逆にわからなくなってしまう。
それは、手の位置を基準に、
各指を呼び出してるからだろう。
手の位置と空間座標がずれたら、
使い物にならないのよね。


かつてめんめんつさんは、
「キーボードが順番に光って、
それを近い指で取りに行く」のように表現してたので、
僕の感覚とは異なる、
キーボード絶対座標だと思われる。
とはいえ、目つぶってる間に1Uだけキーボードを左に動かしたら、
全部ズレるだろうから、
「キーボードと身体の空間関係」だと想像できる。

この感覚の人は、
「指から字が出ていく」感覚を理解できないのかもしれない。
何指から何色のビームが出るかが決まってるだけなんだがなー。
(だからその指に紐づく色セットが、
字に色が見えるタイプの僕は、
きれいか汚いセットかが気になるのだ)


僕が109キーボードを否定するのは、
空間感覚を得るのが非常に難しいことだ。
デカすぎる、キーが多すぎる、斜めってる、
からだね。
仮に最初から36キー左右分割格子だったら、
僕もキーボード絶対座標を身につけられたかもしれない。

なので、
キー配列を学ぶということは、
「指から出る文字セットをすべて書き換えて、
新しい編み物のやり方をまなぶこと」なんだよね。
前の編み物のほうが合理的でしっくりきてるなら、
あんまり新しい編み物が馴染まない可能性がある。

絶対座標系の人は、
単に入れ替わったり住所が変わるだけだから、
キーマップを視覚的に丸暗記する、
みたいな発想に至ってる可能性もあるな。


入口は違っても似たような運動になるから、
外からは見分けがつかなくて、
内部の感覚の問題になってくる。
脳内発声があるかないかが、
外から見えないのにも似ている。


ラクダエンさん:
> これって俯瞰ブラインドタッチが前提の話だと思うんですよねえリクツ的には。空間的な認知がないとなんとなく打ちやすい運指で打つということ自体できないはずだもの。
> 俯瞰ブラインドタッチができる前提なら、そら最適化そのものは問題じゃないでしょうという話にはなる。

俯瞰ブラインドタッチ=キーボード絶対座標。
この立場ならば、
運指最適化はかなり容易だと思われる。

僕から見ると「指にいるメンツを時々メンバーチェンジするの?」
になるのでかなり感覚を変えるのが難しい。
アイドルグループが曲によって立ち位置変えるみたいな。
○○ちゃんは下手3番固定だろ、が崩されるみたいな。


僕みたいな感覚でブラインドタッチしてる派閥の方が、
多いのか少ないのかは分からない。
こういうのは目の前でそれを見て、
話してみるまでわからんよね。
え、目玉焼きにソースかける人いるの?みたいなことかな。



だから僕は、
言語以前のなにかを、
手で編み物をしてその場で言語をつくってる感覚なんだろう。
脳の中に言葉はないんよな。
その場で手がつくってる。
posted by おおおかとしひこ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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