三幕構成は最初にやる構成の勉強だろうか。
それはたしかに守ったほうがいいんだけど、
実のところ三幕構成の主張していることは、
大したことを言っていないし、
これをヒントにストーリーをつくるには、
情報量が足りなさすぎるんだよね。
レースは四角のコースです。一辺を30分で走ります。
第一コーナーが30分、
第二コーナー(ハーフ折り返し)が60分、
第三コーナーが90分にあります、
しか言っていないと思う。
第一コーナーに至る30分が序盤で、
第三コーナーからラストに至る30分が終盤で、
真ん中が中盤で、
中盤は60分あるので、
真ん中に折り返し点をつくって、
盛り上げましょう、
ということしか言っていないと僕は思う。
ただし、
序盤は事件が起こり、主人公がそれに乗り出し、
自分で解決の責任を負い、
センタークエスチョンが提示される(第一コーナー)とか、
中盤はいろいろあって、第三コーナーでは、
再びセンタークエスチョンが提示されて、
ラスト30分のクライマックスを予感させる、
とか、
折り返しの60分、第二コーナーでは、
中盤の一番の盛り上がりポイントがあって、
かりそめの勝利や敗北がある(BS説)、
ということを追加してはいる。
あとは中盤を維持する力は対立、コンフリクトである、とか。
障害を4つ用意して、それを乗り越えるのが中盤である、とか。
(そんなの数え方で変わるやん)
結局、30分おきに訪れるコーナーポイントのことしか語っていなくて、
どういうストーリーラインがあるべきかとか、
対立する要素とどう決着をつけるべきなのかとか、
何本ストーリーラインを走らせるべきかなのかとか、
テーマに落とすためにはどうすればいいか、
とかは何も言っていない。
伏線と解消はどういうのがいいのかとか、
人物造型はどう考えるべきか、とかもだ。
もはや30分置きのことを考えるだけで、
三幕構成を十分に理解している、
といっていいと僕は考えている。
なので、
僕はまず大まかにストーリーを先につくり、
30分で区切るように長短を調整して、
第一コーナーに第一コーナーの役割を負わせるようにつくり直し、
第二コーナーに、同様に第三コーナーに、
をやれれば、
三幕構成は保たれると思っている。
それ以外は何をしたってよいのが、
脚本なんじゃないかしら。
もちろん、非三幕構成をとってもよいと思う。
そしたら、コーナー数が3から4や5や6や2になるだけの話だ。
僕は15分おきに、
7個ほどあれば、
なんとかなるとは思っているが。
根拠は、「人間の集中力は15分」だと思っている。
15分以上に長いものには集中できないから、
それ以降は前と全然違うものになるように話を変えろ、
ということだし、
15分より短すぎると食い足りないから、
きちんと15分で満足できるようなものをつくれ、
ということの、両方を言っているように思う。
それだけ出来れば、
三幕構成はできていることになる。
それ以前の、
出来ていないものをチェックするときはいいんだけど、
すでにそれが出来ているものを、
よりよくするためには、
ストーリーラインやコンフリクトや、
シーンの順番やエピソードや、
動機やセリフに手を入れなければならない。
たかが30分置きのことを考えている場合ではないと思う。
三幕構成理論が、
最初に紹介されて、強力なものだったからこそ、
ついそれを基準にしてしまうのはわかる。
ブレイクシュナイダービートシートも同様だ。
結局理論なんて共通項を導き出したものだから、
それ以外を追求すればいいのさ。
で、30分置きに、
そうなっているかだけチェックしとけばいい。
30分より大幅に短いなら物足りないし、
30分より大幅に長いならだらだらしているな、
というくらいでいいと思うよ。
今書いている話は、
ようやく30分の、第一コーナーを曲がったところだ。
これからコンフリクトが始まるなあ、
なんて思いながら書いている。
センタークエスチョンは提示できたか、
主人公が責任を負っているか、
などをチェックしたら、
もうミッドポイントまで三幕構成を気にすることはないと思う。
30ページごとに現れるのだから、
残り29〜28枚は別のことを考えないといけないわけだ。
2026年01月16日
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