なんだかんだいってディズニーすげえわ。
アメリカ映画の底力を堪能した。
トランプが不穏な事をやってるし、
トランプのあとの世界秩序とかどうなってるのか不明だけど、
この映画を作る力があることに、
まだまだ尊敬できる。
多様性。21世紀の大きな人類のテーマだ。
それを描く為にズートピアという架空の街をつくったのは、
とても賢い。
どうやっても「違い」でドラマやギャグをつくれるからだ。
中でも今回の秀逸なのは、たった2シーンに絞られる。
以下ネタバレ。
なぜか崖をロープで登らされてからの、
決定的な亀裂、differentだ。
これがこの映画の、
ひいては世界のテーマを背負っている。
陰謀をあかしたい。
世界を救うのに命をかける必要なんかない。
どちらの気持ちもよくわかる。
そのdifferentの、
決定的決裂の場面よ。
人間には不可能な芝居だった。
目が忙しく動いて、
相手の表情を全部見てるんだよ。
この芝居、人間の役者はテイク1はできるんだけど、
テイク2以降できないんだよね。
「はじめて、その人の表情をまざまざと最大限確認する」
は、目の大きな動物CGならではなんだけど、
実はそこは人間の大切な芝居なんだよなあ。
そして雪庇から落ちたのを助けた後の告白も、
この映画を象徴するいいシーンだ。
ここでもウサギの目の芝居が抜群だ。
このウサギ、たぶん射手座だよな。
昔好きだった射手座の女の子にすごく似てる。
明るくてエネルギッシュで、無鉄砲で、
でも必死で自分の弱いところをコンプレックスに思ってて。
その魅力が爆発していて大変良かった。
お互いの弱みを見せるパートは、
硬い絆への前菜である。
ちょうどよく言葉が選ばれていたね。
もうこの2シーンだけでおなかいっぱいなので、
数々のご都合主義は全部受け入れるさ。
なんで毎回パレードとかパーティなんだよ、
群衆をかき分けて突進したいんだろ?って感じ。
あと、あの歌姫の歌が良くてねえ。
まさに「主題歌」になってるのがとてもよい。
ラストは2回目かよーと思いながら、
「ズー!ウー!ウー!」って心の中で歌ってしまうよね。
タイトルがきちんとサビに入ってる歌はとても難しい。
それをやってのけた音楽班に拍手。
我々は異なる。
だがそれがいい。
そこまでもっていくには、大変な苦労が見て取れる。
1から2までにかかった時間を見れば、
シナリオが大事業だったことがわかる。
でも、たった2シーンでやってのけたのがすばらしい。
でもなんか色々バラバラだったのは、
ストーリーチームがあったんだろうかね。
エンドロールで確認し忘れたけど、
最近のアニメーションはそういう傾向が強いので、
たぶん複数人だろうな。
もちろん、重要なシーンはひとりで書いてる感覚で、
そこがよかったんだけどね。
2026年01月11日
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