2026年01月18日

【薙刀式】2つも配列覚えないといけないの?

多分これが、新配列の心理的障壁になってるんだろうな。

1つの配列を覚えなきゃいけないのは、
キーボードを使うならまあわかるだろう。
でも2つ覚えなきゃいけないのは、
無理って思うのではないだろうか。


せっかくqwerty覚えたのに、
またもうひとつ覚えなきゃいけないの?
とか、
カナ配列覚えたら英語配列はどうするの?
ふたつを使うの?
とか、
「無理」って思えるのではないだろうか。

僕はフリックで、
フリック日本語とフリック英語を使ってるんだけど、
それってふたつの配列だ。
それは「無理」って思うのかな?


日英共用配列にまずみんな手を出すのは、
「ふたつは無理」っていう先入観があるのではないか。

僕は日英共用には否定的で、
「各言語は別の性質を持ってるんだから、
別々のやり方にするべき」と考えている。
そもそもローマ字と英語のスペルは違う。
ローマ字にあるスペルが英語になく、
英語にあるスペルがローマ字にはない。
僕はqwerty英語とqwertyローマ字は違う配列だと考えている。

「うどんとそばを同じ器に入れるな」
というわけだ。

いや、関東弁と関西弁くらいか、うどんとそばだと。
日本語と英語は、うどんとハンバーガーくらい違う。
それを同じどんぶりに入れるようなものだな。

それぞれはそれぞれでおいしく食べるべきでしょう。



で、
仮に理屈は理解したとしても、
ふたつは無理って思うんだろうな。

JISカナをみんな触らないのも、
「英語はどうすんの?」って不安があるからだよね。
印字を見れば見るほど、
カナとqwertyの両方を全部覚えるのは無理ゲーだ。
元素の周期表すら全部覚えられなかったのだから。

その不安に対して、
「26覚えればいけますよ!」
っていうqwertyに、みんな飛びつくのはしょうがない。

たとえうどんの汁のなかにハンバーガーがびちゃびちゃに入ってても、
胃の中に入れば同じだろ、
食えないよりましだ、ということだね。


また、日英の切り替え方にも問題がある。

全角半角のトグルでしか切り変えられないのは、
もうシステムとして欠陥なわけだ。
まだフットペダルで右が日本語、左が英語、
みたいになってれば、
ふたつの配列をみんな覚えたかもしれない。

あるいは、英語を打つ時はqwertyキーボード、
日本語を打つ時はTRONキーボードと、
全然違うものを物理で切り替える、
なら、まだ納得したかもしれないね。


あるいは、
「同じ一つのキーの中に、
プログラムで複数の文字を入れることができる」
という概念を、
人は受け入れる事ができない。

見た目が変わらないと信用できない。

多重人格を認めることは大変難しい。
人格の切り替わりが、
目つきや表情が変わればまだ納得がいく。
だから多重人格のお芝居は、
目つきが悪く怒ってる顔から、急に手が仏のような微笑みの顔に、
変貌したりする。
もっとわかりやすいのは変身ヒーローだ。
本郷猛は仮面ライダーに変身しなければ、
「同一のものの中にふたつある」
を、
人は理解できないのだ。


キーの印字が、日本語と英語で、別の文字が出れば、
人は自然にふたつの配列を受け入れたかもしれない。
だけど印字がふたつもあるキーボードは、
みんな嫌がっただろう。
ただでさえややこしい形なのに印字も2色あって、
「明日からこれを使いなさい」って、
何もインストラクションがなかったら泣くよな。

理想は、キーにすべてディスプレイがついてて、
日本語と英語で表示文字がブインって切り替わることだけど、
そんなキーボードは10万円するだろう。
2000円のキーボードに負けるよ。
社員に10万円のキーボードを配る会社はない。


つまりコストだ。
最高の筆を与えない企業が悪いのだな。
社内教育をしっかりせずに、
勝手に潰れた社員が悪い、といってるようなものなわけだ。

社貸与なんて、大体ろくなものじゃないことくらい、
会社を見てればわかるじゃない?
なのになぜキーボード、
あるいは「ことばを発するもの」を、
こんな安物を使わされているんだろう?

コミュニケーションが大事とかいってるくせに?


こんなわけで、
「ふたつの配列」をやるのは、
常識の外になっているのだ。



僕はキーボードでは、
カナ配列薙刀式、qwerty英語(そんなうまくない)の、
ふたつの配列を使っている。

やろうと思えばqwertyローマ字(そんなうまくない)の、
3つ目も使える。
すべてブラインドタッチ。

また、スマホでは、
フリック日本語と、フリック英語と、
パスワードの時のみ強制的に立ち上がるqwerty英語の、
都合3つの配列を使っている。
すべてサイトメソッド。

じゃあ、6つ使えるんじゃん。


ふたつとか言ってないで、
いくつも使えばいいんだよ。

鉛筆もボールペンも筆ペンもサインペンも、
大体同じ使い方ができる。アナログはそうだ。

だけどデジタルは筆圧や筆跡の情報量を捨てたので、
代わりに複数の配列が使えるのである。

そんなふうに考えれば良いのかな。



日英の切り替えをしよう。

全角半角の切り替えはクソなので、
親指2キーによる切り替えをするか、
親指に別の機能を割り振りたいときは、
薙刀式の、
「FG同時で英語、HJ同時で日本語」の、
切り替え方法が誤打がなくていい。
ブラインドタッチで普段押さない組み合わせになっている。

つまり、ホームポジションを崩さない、
日英の切り替え方式が、
ふたつの配列を使う前提になっている。

それさえできれば、
あとはふたつの配列をマスターするだけだ。
なあに、英語はすでにqwertyが打てるだろ。


多くの人は英語はそんなに打たないから、
それをそのまま使いなさい。
ハンバーガーはまあマクドナルドでいいやってことだ。
最高のインアウトバーガーは我慢しよう。

そのかわり、
切り替えた先の日本語配列は、
コンビニ弁当じゃなくて、
最高級のうどんを食べなはれ。
食べただけでいのちがみなぎるような、
出汁が溶けて身体にしみこむような、
ええうどんを食べなはれ。

英語を打つ時はまあマクドでええから。


そういう意識で「日本語だけをいいものにする」のは、
母国語を使う上であたりまえだと思う。
そして日本語を打つのに、qwertyローマ字はかなり効率が悪い。

理想の日本語キーボード配列を100とすれば、
薙刀式は92点くらい出せてると思うが、
qwertyローマ字は2点ぐらいにはクソだね。
大西配列は僕はやったことないが、
85〜95点の間にいそうだ。
新下駄や飛鳥は、90〜97点の間にいると思う。

英語は僕は研究してないのでしらない。
qwerty英語は30点くらいはあると思う。

もし本気で英語をきわめるならば、
みっつめの配列として、英語専用配列をやるべきだね。
僕がやるならArensitoが面白そうだと思っている。



ふたつも配列覚えるの?
はい。

できるの?
できます。

覚えられそうにないんだけど?
配列図を丸暗記するのはできないです。
でも、ブラインドタッチならなぜかできるんです。
言葉単位で運指するからだと思います。
なんなら、
ふたつだけでなく、3つを切り替えられる人もいます。
もちろん、一番楽で速いのを使えば良いです。

1個覚えたら他を忘れない?
一時的に忘れます。
しかしマッスルメモリーみたいなのがあって、
体が覚えているため、
完全に忘れることはないです。
頭が忘れても体が動きます。
たとえ認知症になっても駅から家まで帰れるのと同じです。
身体で覚えたものと脳の記憶は違う構造です。

一時的に100が40くらいに落ちるので、
それを上げていけば元に戻れますよ。



おいしいうどんを食べて元気になって、
今日も元気にことばを発するのだ。

みんなまずいうどんにハンバーガー突っ込んで食べてるんだぜ。
それが天与のものであるからで、
他を知る知識がないだけで。

少しの勇気があれば、
そこらへんにおいしいうどん屋がいっぱいあるのに。
もっと香りを通りにまき散らさないと、
お客さんも存在に気づかないよね。

会社の食堂を利用するのは、
最初はいいよね。
でもそのうち周囲のもっとうまい店に行くよね、
コストと時間をかけて。



どうせブラインドタッチだ。
キーボードは無刻印でいい。
むしろ無刻印の方が、
手触りに雑味がなくていいよ。


ふたつの配列を、FGとHJで切り替えて、
それぞれの練られた運指で使うのが、
ベストだと思う。(切り替え方は他にも解はある)

だってふたつの言語を使うのだから、
当たり前じゃない?

英語の時間に国語をやるのか?
国語の時間に英語をやるのか?
音楽の時間に絵を描いて、絵の時間にピアノを弾くのか?
そんなニコイチできないだろ。
どっちにも失礼だし、合理的じゃないよな。
posted by おおおかとしひこ at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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