2024年09月18日

なんだったら映画になるか

映画脚本というものは難しい。
映画になるものか、ならないものか、
見極めることが難しいからだと思っている。

じゃあ、なんだったら映画になるのか?
その基準は、実はあなたにしかないと思う。

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2024年09月17日

復讐のために脚本を書くな

何のために脚本を書くのか。
各自色んな理由があってよいと思う。

でも、復讐のため、みたいなものはやめたほうがいいと思う。

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2024年09月16日

突然、ぶつんと切れる(「イタズラなkiss」評)

作者の意に反して、急に終わった漫画の名作を探していて、
少女漫画「イタズラなkiss」がそれに当たると知り、
読み終えた。

作者が脳腫瘍で急逝して、
人気漫画が突然終わった例だ。
(ネットを回ると、引越しの際大理石のテーブルに頭をぶつけて死んだことになってる。
作者が大阪人とはいえ、そんなオモロイ死に方はせえへんやろ。
その際にすでにあった脳腫瘍が破裂したとも言われているが、
真偽は定かではない)

作家と作品の終わり方について、
考えさせられる例のひとつだ。

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2024年09月15日

実写の中で記号的になるとおもしろくなる

前記事の逆の話をする。

実のところ、実写という現実に近しい世界で、
キャラクターや状況が記号的になると、
話が急に面白くなることがあるんだよ。

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posted by おおおかとしひこ at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マンガっぽいとは記号っぽいってことかー

故市川準さんと若手の頃飯を食ったことがあって、
その時に「最近の演出家のつくるものは、マンガっぽい」
と嘆いてたことを時々思い出す。

せっかく実写やってるんだから、
マンガやってるのは勿体無いよ、というニュアンスだったのだが、
じゃあどんなのが実写っぽくて、
どんなのがマンガっぽいんだ、
というのは、感覚としてはある程度わかるものの、
言葉にするのは難しいと感じていた。

それが以下の例を見て腑に落ちた。

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言葉と文化

Twitterでつぶやかれた以下の言葉がおもしろい。
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なぜ乾パンはまずいのか

美味しかったら先になくなるから。

人間の本質を突いた、
余りにも当たり前すぎる考察をネットで見て、
その真理の凄まじさに感動すらしている。
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おはなしとは「認識」である

なぜ人はおはなしが好きなのか。
なぜ人はおはなしをつくるのか。

僕は、おはなしとは、「認識を語るもの」だと考える。

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2024年09月14日

モアイ像が歩いたという伝説がある

最近の研究によれば、
「モアイ像を丸太をコロにして運んで、立てた」
よりも、「立った状態で歩かせた」ほうが合理的説がある。
https://x.com/MasayukiTsuda2/status/1834667432730148885

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物語とは、不均衡から成り立つ

Twitterから。
> フェミってなんで「アタシたちが男尊女卑じゃないエンタメを作ってやる!!」じゃなくて「ちょっと男子ィ〜!!早く男尊女卑じゃないエンタメ作りなさいよォ〜!!!!あ〜ヤバいよヤバいよォォ!!」みたいな事しか言わないんですかね
自分らで好き勝手に作ればいいじゃないですか

俺もいつもそう思う。
真の男女平等の物語とはこうだ、
と創作すればいいじゃん。

それは彼ら(男のフェミがいるかもだから、以後彼らと呼称する)が、
物語を書く実力がないからだ。

そして物語とは、
そもそも「不均衡の是正過程」が本質だと、
理解していないからだ。

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盛り上がりとは何か

成功しそうなパートのこと、
だと思うとよい。

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2024年09月13日

よいものには、味わうだけの間がある

「あいだ」じゃなくて「ま」ね。

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2024年09月12日

軽重を絵でも考えておく

最終的には監督やカメラマンの仕事ではあるが、
印象的な場面を絵的によい場面にしておくことは、
脚本家にとっても大事な仕事だ。

脚本家が書く「いい絵」というのは、
アングルの配分や色の配分ではない。
ストーリーが絵で象徴されそうな場面、
という意味である。

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ついでに百合とはなんぞや、ということも分析しておくか

僕が百合を理解しているわけではないが、
BLと対称性があるかもなあ、
と思ったので考えておく。

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2024年09月11日

あなたは何を書いているのか

と、時々自分に問うてみよう。

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2024年09月10日

今月の「芸術新潮」の萩尾望都スケッチ集が資料価値高い

ぶらりと本屋に立ち寄ったらすごかったので、
立ち読みで堪能してしまった。

創作論に興味のある人、
どこからお話は立ち上がるのかを知りたい人は、
参考資料として買うといいよ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【追悼】小林邦昭

タイガーマスクのライバルといえば、
一にダイナマイトキッド、
二にブラックタイガー、
三に小林邦昭、というイメージだった。

ダイビングヘッドなど空中殺法と相性のいいキッド、
マンガ的には対句になるが技は地味なブラックタイガー、
顔は昭和の堅実顔だがキックを使う、
ベニーユキーデ的な赤パンが、小林のイメージ。
調べると、フィッシャーマンズとフライングニールも得意だったって。
それって前田と被ってないか…

それよりも記憶に残るのはマスク剥ぎで、
この人隙あらばいつもタイガーのマスクを剥ごうとしてた記憶がある。
今考えれば、「そういう悪役のキャラ立ち」なのだと理解できるが、
当時は「動機が見えない」といつも思っていた。
どうしてこの人はタイガーのマスクを剥ぎたいのだろう、
個人的な恨みでもあるのだろうか、
試合を止める分うっとうしいだけなのに、
と思っていた。

たとえば「この人は初代タイガーに内定してたのだが、
現タイガーに役を奪われ、素顔を晒して勝負しろと思っている」
などの設定でもあれば、
あの退屈な時間を楽しめたに違いない。

僕が新日本プロレスを離れたのはタイガーの後で、
ちょうどブック(八百長)なのかシュート(マジ)なのかの議論が、
盛んになった頃だ。
関西では見れなかったけど、UWFが勃興したころだね。

ちょうどその頃92年、小林は大腸癌にかかり、
手術と闘病を繰り返しながら、
今まで生きていたらしい。
晩年は維新軍でマサ斉藤と組んでたりしたらしいが、
マサ斉藤とじゃキャラが立たねえよなあ…


ヒール(悪役)が立つことで、ヒーローが際立つ。
スパイダーマンにおけるドクターオクトパス、
ルークスカイウォーカーにおけるダースベイダー、
キン肉マンにおけるウォーズマン、ロビン、バッファローマン、
悟空におけるピッコロ、ベジータ、フリーザ。

小林は「第三の悪役」として、その役を全うした。
でも日本人ライバルとして、
もう少し上に行けた気がしないでもない。
そこに必要なのは、アングルという「目的をもったストーリー」
だったはずだ。

本人が第一の悪役を望んだかは知る由もないが、
小林邦昭のレスラー人生にそのようなことを思った。
おつかれさまでした。
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悪意を研究しよう

悪意を考えることは、悪役を考えることだけではなく、
人間について深く考えることである。

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2024年09月09日

デジタルは人を幸せにしない:AI酔いの正体は、「対象の永続性」の破れ

映像の仕事なもので、AIによる画像処理の可能性について、
色々と模索している。

そこで「AI酔い」みたいな現象に遭遇することがよくある。
3D酔いとはまた違った、認識の酔いみたいなもの。
実際気分が悪くなり、回復にはそこそこかかる。

色々考えてみたところ、
ピアジェの「対象の永続性」の破れが原因ではないかと思った。

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posted by おおおかとしひこ at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

対照的な二人が必要

なぜ対照的な二人がいると、ストーリーは分りやすくなるのか。
分りにくいストーリーは対照をうまく使っていないのではないか。

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2024年09月08日

その人の名前しか叫べない

巨人ファンで知られる糸井重里が昔言ってたんだけど、
「どう応援していいか分からない時は、
名前を叫ぶんだ。それで通じる」って。

猛烈に湧き上がる感情を言葉に出来ないときは、
名前を叫ぶと良い。

これは以後も僕の応援感情の基準になっている。

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posted by おおおかとしひこ at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィクションを作る者ならば全員読むべき(「ガラスの仮面」紅天女編49巻までの批評)

「なかなか完結しない漫画シリーズ」を調べていて、
ハンターハンターの次はガラスの仮面にやってきた。
紅天女編の前までは読んでいて、
つまり速水がマヤを雨の小屋の中で抱きしめたところまでは読んでいて、
完結してから一気読みしたかったのだが、
今回の調べ物で、途中で終わるが読むことに。

…なんだこれ。最高やんけ。
「RRR」を超えるものはないと言ったな。
あれは嘘だ。
ここにあったじゃないか。

以下ネタバレ。

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2024年09月07日

BLというのは男と男の恋愛ではないのだな(「トーマの心臓」批評)

萩尾望都の初期三大名作といわれる、
「11人いる!」「ポーの一族」「トーマの心臓」のうち、
最後だけ読んでいなかったので、これを機に一気読みした。
BLをがっつりやると聞いてはいたので、
覚悟して読まないとなあ、とずっと放っておいたもの。

俺さー、ギムナジウム(寄宿学校)ものを、
サナトリウム(高原の隔離療養所)ものだと、
勝手に勘違いしててさー、
ひと夏の結核の隔離施設で出会った〇〇とトーマがいて、
「俺の心臓を移植してくれ、そうしたら君と一生いられる」
みたいな話かと思ってたんだよ。
ギムナジウムって全寮制学校ものじゃないか。
「くりぃむれもん」といえばおじさんにはわかるやつだ。
以下ネタバレで。

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レベルの高い話ってどういうことだろう

「人がつくったと分かってても夢中になってしまう話」
のことではないかと思う。

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2024年09月06日

この世の地獄

先日似たような脚本のケースを紹介したが、
今度は「賞に応募する下書きを10万字書いて。5万で買い取りな」
ってのが来た。下には下がいるなあ。
https://x.com/99_eggplant/status/1831869807018569818

一回10万字書いてみな。
100万円でも割に合わないってわかるよ。
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六合枡すげえ

ちょっと感動した。
https://x.com/seikajuku2020/status/1831308789963997608
すり切りで6、斜め半分で3、さらに斜めで1、
までは理解してたけど、
3-1残しで2、6-1残しで5は頭いいなあ。

こんな風に引き算や補集合でものを考えると、
世の中はおもしろくなる。
我々はまだ引き算すら完全にマスターできてない。
posted by おおおかとしひこ at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

圧縮と整理

睡眠と記憶の圧縮、整理の関係は、
研究が始まったばかりといえるが、
経験的にそうだと思われることを、
マウスの脳で確認した模様。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/27115466/

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ストーリーラインは何本必要か

難しい問いだ。

少ないほうが内容に集中できるだろうし、
多いと混乱する。
しかし少ないと内容が薄く感じて、
多いと分散してしまうだろう。

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2024年09月05日

国語の試験をしろ笑

笑うしかないわ。

平本蓮の「尿検査で引っかからないドーピング」告発が大炎上
→運営「ドーピング検査します!」
→運営「尿検査の結果、ドーピングしてないことが判明しました!」

国語の試験なら0点だが、
なぜか現代社会の試験では通るらしい。
社会、難しいねえ。

こんな台本思いつきもしねえよ。
posted by おおおかとしひこ at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プログラムピクチャーを書こう

プログラムピクチャー、馬鹿にできない。
書いた経験を積もう。

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2024年09月04日

志の差

昨日「ポーの一族」の続編を二巻読んで興奮してたんだけど、
ふとウイングマン実写化のニュースと比べてしまう。

なんという志の差か。

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posted by おおおかとしひこ at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストーリーが停止しているのはどこか

ストーリーの停滞は、
脚本の罪である。
これを改修していかないと、
リライトにはならない。

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そのテーマは「取り返しのつかないこと」(「ポーの一族 春の夢/ユニコーン」批評)

令和の世にポーの一族だと?
どうかしてるよ。
あれは終わった話じゃないか。

ところがこの続編、前作より面白いまである。
すげえな萩尾望都。

以下ネタバレで。

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2024年09月03日

「日本語は語順が自由」とはいうものの

曖昧さの残る語順があり得るというバグがある。
以下の文はおもしろかった。
https://x.com/kanorin/status/1828777304996426223
お客様と豆かすを利用して作成した消臭剤です

さて問題。
この茶色い物体がお客様と豆かすの両方を引き潰していないものとして、
正しい文に直してみなさい。
そしてその原因と対策について論じなさい。

以下に解答例。

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世に出るのは上澄み

一本だけ書ききって、それがデビュー作になる人はほとんどいない。
たいてい10本とか少なくとも数本は書く。

なぜか?
それだけの対処力がないと、
毎回一定水準のものが書けないからである。

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ウイングマン実写化、まじでやめてくれ…

俺の青春の漫画なんだ。
性の目覚めの漫画なんだ。
きちんと今の中高生を性に目覚めさせてくれるなら拍手する。
テレ東とはいえ今のテレビでできるのか心配だ。
ヒーローとさわやかエロをうまく両立してくれ。
深夜的な安い肉感じゃだめだぞ。
硬派と軟派のバランスがかなり難しいと思うんだよ…
https://natalie.mu/comic/news/589276

(追記)
原作者桂正和ががっつり入っているらしい。
https://x.com/MasakazuKatsura/status/1830958536870044081
硬派と軟派5:5のバランスが、かなり硬派寄りになりそうだ。
それってウイングマンの本質をずいぶん外している気がする。
硬派だけのウイングマンって詰まらなさそう。
ヴァンダーがダメだった理由は、軟派が足りなかったからだ。

「夢を叶えるノートでヒーローになる」以外に、
面白い要素あったっけ? そこを創作する必要がある。
悪役キータクラーと何か面白いエピソードがあったかが思い出せない…
80年代の面白さを、令和の面白さに転換できるだろうか?
かなり心配。

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2024年09月02日

論ぜよ、は自説を唱えることではない

Twitterから。
> 先日も話題になったのだが、学生さんに本を読んで「論ぜよ」というと、その本に書かれてある対象ではなく、その本を読んで生じた自分の心の動きについて報告しようとする学生さんがとても多い。こちらは学生さんの心の動きには興味がなく、対象の方に興味があるので、必然的にすれ違う。

論ずることと、感想を述べることと、
自説を主張することは、
みんな違うことなのだが、
それを誰からも教えられてないのではないか。

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2024年09月01日

「半神」が16Pに収まる理由を解説する

萩尾望都の「半神」が無料公開中
https://flowercomics.jp/chapter/57773/viewer
なので、その話が出回っている。

なんでも漫画家の間では、
フェルマーの最終定理扱いされてるそうな。
「たった16Pにあの物語が入るのか?」
という点に評価が集まっているそう。

いや、全然可能でしょ、
と僕は思った。
解説を書く。

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ガワと中身

Twitterから。
> 実写作品以上にコスプレイヤーさんがキャラに対する解像度が高すぎる件
https://x.com/siroumaru96/status/1829856798842683524

ガワを100%寄せることが実写化の目的じゃないよね。
中身を寄せられればいいから、
ガワは全く変えるべきだと僕は考えている。

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執筆とは、頭の中の映像を記録することではない

よく勘違いすること。

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横に広げすぎたな(「ハンターハンター」選挙編〜王位継承編の最新37巻まで)

キメラアント編がピークだった。

十二支んの選挙編では、
キメラアント編の余韻をどうしても引っ張ってしまい、
ここまでをキメラアント編としてもいいくらい。

だが暗黒大陸編、
その前哨戦?としての王位継承編は食えない。


原因は、横に広げすぎたことと、
動機の消失かな。

以下ネタバレで。

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2024年08月31日

よくこんな企画思いつくな

「100日後に死ぬワニ」の続編、
「100日後に死ぬ(X)ネズミ」がはじまっている。
なんやそれ。(X)は死なないの意味なのかそれとも。

現在10日目だが、
段ボール食ってるほうがマシくらい味がしない。
旧ワニとの同時進行も意味不明だ。考察厨仕事しろ。
誰がこれを書きたかったのか?
続編とはどうあるべきか?
どうするのが正解だったのかを考えることは、
何かの役に立つかもしれない。

またプロとしての「請われて書くこと」の難しさを、
痛感してもよいだろう。


ちなみにネットでは「100日後に死ぬシリーズ」と命名されていた。
流石のネーミングセンス。
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愛情とは身贔屓と連続している

Twitterから。
> これは料理を始めた長女がごま油がなくなったことに気付き、自ら買ってきてくれた世界で一番貴重なごま油です。

どこにでも売ってるごま油と変わらないもの、
と扱うのが客観。
そこに特別な意味を見出すのが愛情という物語。
両方の視点を持ちたい。

どちらかに偏ると、物語は書けなくなる。
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俳優を知ろう

たまに検索してみるとよい。

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2024年08月30日

名場面は、10分に1回

まあそれくらいはないと飽きちゃうよね。

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2024年08月29日

愚か者がいる

Twitterから。

> 福岡だけど、会社の方針が出た。
> ・台風の被害が出ない可能性もあるため、リモートワークは原則NG。
> ・ただし、当日に交通機関の運休などで出勤できないときは、リモートワークを認める。
> ・当日リモートワークする場合、仕事用PCを会社に取りに来るように。
>
> いったい何を言ってるのか

なかなか思いつけないデッドロック。

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魅力的なキャラクターとは

魅力的なキャラクターは、
フィクションの物語にしかいないものだ。
現実の、一時の人気の魅力的な人間に対して、
魅力的な架空のキャラクターは永遠に生きる。

魅力的なキャラクターの特徴はなにか。
どうやったら作れるだろう?

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2024年08月28日

ハンターハンター: キメラアント編を読んだ

ああ、確かにこれは少年漫画というか、
ジャンプで出来ることを一段上に引き上げてしまったな。

週刊連載では無理で、月刊連載レベルの話だ。
休載が多い意味がわかった。
冨樫はベルセルク並のことをジャンプでやってたのか。

以下ネタバレで。

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部分は全体の演繹であるべき、全体は部分の帰納であるべき

メインプロットとサブプロットたち、
メインテーマとサブテーマたち、
キャラクターたち、ディテールたち。

これらは、
部分の魂でありながら、
ひとつの魂であるべきだ。

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2024年08月27日

デジタルは人を幸せにしない: AIの馬脚

まあ既存のものを混ぜて学習して、
確率の高い中央部を吐き出す機構な時点で、
優れた人を超えることはないよね。
https://x.com/tokoroten/status/1828290487830393119

現状のAIは原理的に、
「出来ない人が出来るふりをする道具」だな。
だから出来ない人が出来ない人をだますための、
地獄の道具になりつつある。
情報商材と同じじゃね?
アーリーアダプターがかっぱいで終了な気がする。
posted by おおおかとしひこ at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする