2025年03月08日

comeではなくgo

プロットの全体を見渡したときに、
comeとgoどっちが多いだろうか?

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2025年03月07日

手紙(漫画「かくかくしかじか」評)

映画化で知った(未見)のだが原作至高派の意見を見て、
まずは原作を読んでみた。

なるほど、自伝を、恩師への手紙形式にしたわけだ。
(「かあさん、東京は辛いとです」みたいな形式で進行するの、
最近見ないよな)
モチーフはヘンテコな絵の先生。
彼との出会いから、現在に至るまで。

結構泣いた。読んでる時はなんだか泣けてしょうがない。
でも、我に帰ったとき、おや?って思うのよな。
その話をしたい。

以下ネタバレ。

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posted by おおおかとしひこ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

彼らのやっていることは、社会的にどう評価されるのか

主人公でもいいし、脇役でもいいし、悪役でもよい。
彼らのやっていることが、
世間に知られた場合、
どういう反応になるだろうか?を想像しよう。

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2025年03月06日

人生は必然である

そのように考えるのがフィクションだ。

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2025年03月05日

デジタルは人を幸せにしない: AIは人を幸せにするのか

このツイートが全てなんじゃね。
> NISHIO Hirokazu@nishio
> 簡単な話で、今までは「やさしい仕事」をこなしてたまに「難しい仕事」が混ざってる感じだったが、「やさしい仕事」をAIが全部やってくれたら「難しい仕事」だけが残る。これを普通の労働スケジュールで実行すると多くの人には過労になると言うことだと思う。

インターネットが世界の速度を変えたけど、
ゆっくりやる暇がなくなって、
全員が忙しくなって、
単価が減って、ゆとりがなくなった、
その次がやってくるだけだ。

そんな時にホワイトカラーになる意味ってあるのかね。
ブルーカラーが得意な人もたくさんいるだろうに。
手足は機械やAIに、頭脳は人間に、ってやってきたら、
人間そんなに頭脳が良くなかったし、
判断力も大したことないと、
デジタルが暴いてしまったのだな。

そんな人類の中で頭のいい人が数学をつくり、
そんな数学者の中で頭のいいチューリングがチューリングマシンをつくり、
それが改良されてここまで来た。
人類はチューリング並みじゃあなかったからねえ。

弊社、結構メンタル崩す人がいる。
システム的に限界なんじゃないかな。
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if

物語とはifである。
もし〇〇が〇〇だったらなー、
という妄想によって成り立つ。
それをまずは50個とか、100個書いてみよう。

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2025年03月04日

北斎の観察力

「北斎はすごい。富嶽三十六景の馬鹿馬鹿しい波は、
実はハイスピードカメラで捉えた波と同じなのだ」
なんていう言説を、
最近よく見かけるようになった。
https://x.com/NoMarcy1225/status/1896688731941425316

そうかな。
波を「正しく」観察すればわりとすぐ辿り着けると思ったけど。
もちろん、日がな一日ぼーっと見てたり、
何回か試して書くことは必要だとは思うけど。

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posted by おおおかとしひこ at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間は考えすぎる必要はない

と、どぶろっくの歌を聞きながら反省している。
これくらいで笑って生きていくのが人間ちょうどいいのでは。

浅川さんという名曲を知らなかったのでググったらヒット。
最高です。
https://m.youtube.com/watch?v=pry6vs7DpJE&pp=ygUe44Gp44G244KN44Gj44GP44CA5rWF5bed44GV44KT
途中までは書けるとしても、
ラストの一行の頭の悪さはやられたわ。
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若者はものを調べない

昨日バイトの大学生と話してて驚いたこと。
Googleとインターネットがなかったときの、
調べ物を想像できてないこと。

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そういう人がいるとして

フィクションとは嘘なので、
そういう人がいるとして、で話をつくる。

だけど、そういう人がいるとして、
というのが何回も重なると「?」となる。

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2025年03月03日

面白くもなきこの世を面白く

これは僕ら創作者の使命でもある。
こんなことがあったら面白くね?
という提案を常にし続けるのだ。

くだらないけどほんとにやったのかよ、
という意味ではとても意義深いイベント。

三十三間堂で“33年後の待ち合わせ”果たす…みうらじゅん・いとうせいこうの2人 「三十三年後の三月三日、三時三十三分に“三十三間堂で会おう”」本に書いた約束を実現
https://news.yahoo.co.jp/articles/8284b2471fced86c54f4fcedfe43c1939ad6bd95?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20250303&ctg=loc&bt=tw_up

みうらじゅんもいとうせいこうも、
こうやって生きてきた人よね。
ネタを探し、ネタを実現する。
くだらないけどほんとにやるところが面白い。
僕は、
この別冊宝島から続くサブカル精神は、
今デイリーポータルZにあると思ってるけど、
他に近い空気のやつがあったら教えてね。

さて、君たちの思いつき(=企画)は、
これに勝てるだろうか?
勝てるから映画になるんだぜ。
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0→1と1→100の違い

創作とは0から1をつくることだ。
1を100にすることではない。
もちろん、0から100を作れればいいが、
0から1をつくり、微調整して2か3までたどり着くのが、
現実の創作であろう。

それがよくわかる例。
https://x.com/karaage_rutsubo/status/1896298990188257787

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posted by おおおかとしひこ at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それをほんとうにわかってないと、書けない

調べ物をする意味は、
「それをほんとうにわかるため」だ。

仮に書かれたものが、
わかったものの1%だとしても、
それがわかってないと書けないのだとしたら、
その調べ物には意味がある。

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2025年03月02日

なんでこれをやんなきゃいけないんだっけ?

特に後半、これを再確認するフェーズが必要なことがある。

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2025年03月01日

中電病(なかでんびょう)って何

完全にホラーのオープニングじゃん。
おもしろすぎる。
https://www.ben54.jp/news/1986
この不可解さ、真似したい。

答えは運転士たちが共同で嘘をついて、
待遇改善を求めるやり方だったりしてね。
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「晩い」という言葉は消されたのかー

「はやい」には早速の使い分けがあるのに、遅いは両対応、なぜか?
という問いに対する図書館の調べ物がおもしろい。
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000352240&page=ref_view

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出オチを回避するためには

引きを考えろ。出を考えるな。

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2025年02月28日

軸のしっかりしない話(「1%er」評)

普段彼らのYouTubeを楽しませてもらっているので、
お布施のつもりで見てみた。

冒頭、僕の嫌いなアクション監督谷垣健治を
ディスったようなキャラクターが出てきてちょっと面白かったが、
でもまあストーリーなんてあってないようなB級アクション映画でしょ。

ただし、テーマがとても気になったので、
脚本論的に書いておく。

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開集合が、閉集合になる瞬間

ラストシーンを書き終えるとき、
こう思うことが多い。
開いていたものが、閉じると。

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デジタルは人を幸せにしない: Grok3の実力を試す

Grok3は知らないことを検索する能力があるので、
ハルシネーションが起こりにくいらしいが、
検索範囲が「最近のこと」っぽい。

ドラマ版風魔の小次郎、薙刀式について尋ねてみた。

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2025年02月27日

書くことのできない気持ちを書く

小説にはよくある。
言葉にできないがたしかに私はこの感情を知っている、
などのような微妙な、絶妙な気持ちを書くことが。

ただ注意したいのは、
それだけでは映画にならないことである。

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2025年02月26日

コメディはコントではない

コメディは笑いの映画である。
だけど、コントではない。

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2025年02月25日

深謀遠慮

執筆しているとき、何シーン先まで見えているだろうか。
せいぜい数シーンだろう。

今のシーンの粒度を上げると、
先の粒度は下がっていく。
だけど、物語というのは、そのスコープではない。

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2025年02月24日

5分、7分ずつ書く

1ページでもいいから執筆しろ、
という話はよく聞く。
執筆というのは習慣にするべきであり、
止まったら書かなくなるぞ、と。

僕はこれが苦手なのよね。

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2025年02月23日

ストーリーとは一件落着である

最近たて続きで落ちていない話を見たせいか、
ストーリーってなんだっけ?と、
分からなくなってしまったので、整理したい。

ストーリーとは、一件落着である、と定義すると、
分かりやすくなると感じた。

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2025年02月22日

文体に特徴があるやつは真似しやすいね

朝鮮人民日報風に、桃太郎とごんぎつねを、
Grok3に書かせた例。
https://x.com/bandainokairai1/status/1892707196565111188
モノマネ芸人のネタと考え方は同じだ。
腹抱えて笑った。

山口貴由風に書けるほど、学習はしてねえだろうなあ。
ためしにやらせてみたのが以下の例。

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また…出オチか…(「衛府の七忍」評)

「エクゾスカル零」につづき、
またクライマックスのない、
設定だけの出オチ作品になってしまった。

脚本論的に分析したい。
山口貴由は典型的な、
「設定は書けるがストーリーが書けない」
タイプの、脚本家としては脆弱な作家性をもっている。
(FSSの永野護とおなじだ。二人とも不幸なのは、
設定が猛烈におもしろいことだ)

では、ストーリーを書くとはどのようなことか?
ネタバレも何もないので全開で議論しよう。

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やっちゃいけないことをやるとドキドキする

まあ基本だよね。
人生の基本だとも思う。

だけど最近コンプライアンスとか言って、
無茶することがなくなりつつある。
だからこそ、フィクションで、無茶したらいいんだよ。
それが見世物になるからだ。

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2025年02月21日

音がエロイ

赤いきつねのCM、音が出る環境で見てなかったんだけど、
これ、絵よりも音のほうがエロイじゃないか。
性的と言われてもしょうがないわ。

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最終回と次のヒーロー

子供のころ、一年間見てきたアニメが次の年新番組に変わるとき、
「〇〇はどこかの町にいます。あなたにいつか会いに行くかもしれません」
なんて言葉を素直に信じていたものだ。

それがGrokでも起こった例が興味深い。
https://x.com/tejaja_teja/status/1892355246669594969

これは誰に教えられたものでもないかもしれない。
「そういう時はそう言うのだ」を学習したもので、
つまりお別れの社会的慣習をそのまま再現したのだろうかね。
せつない。
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本屋の崩壊は、いつから始まったか

100年の歴史を持つ「そのへんの本屋さん」、
自由が丘不二家書店が、ついに「開かない日」を迎えた。
D479467C-A708-45DD-8587-1A48F390C0BD.jpeg

いつから本屋の崩壊は始まってたのかなあ。
振り返ると、naverまとめの出現あたりかな。

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嫌いなものの存在

を男は許容して、女は許容できない話。
https://x.com/KNJ_downhill/status/1892412592452243899
多様性とか無理じゃんね。
俺はお前に反対だが、お前の発言権は全力で守るという、
ヴォルテールの原則が通用しないではないか。

そういうのを、同調圧力というんだぜ。

これが文化的な後天的獲得資質かを、
調べたいものだね。
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インスピレーションとロジック

下北K2で、短編映画を見た。
少し前にご一緒したスタッフが関わっていたので誘われ、
デジタル時代の短編の可能性と現在地点の確認のために見た。

うーん、自主映画。アート系とも言えるだろうか。
僕はこういうのがいやで東京の商業に来たつもりなので、
これはこれで懐かしいし、捨てた故郷に再会した気分だ。

僕は映画は総合芸術だと思っている。
その総合芸術のために、ほかのスタッフを巻き込んでいいのか?
と考えるときに、インスピレーションじゃなくて、
ロジックが必要だと思うんだよな。

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2025年02月20日

前振りを間違えたとき

あとあと使おうと思っていた伏線の前振りが、
あとで使う段になって、全然違った、
ということはよくある。

まあ、慌てずに、
その時にベストの前振りを考えればいいだけのことだ。

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2025年02月19日

手の感覚をつくらないとものづくりはできない

と僕は思っている。
頭でつくるものはしょせん頭で考えたものにすぎず、
いざつくってみたらしょうもない考え落ちになる。
(例 東京五輪の開会式)

その、「頭と手のギャップ」を感覚として持っていないと、
いつまでたっても頭を手が否定しなくなる。
実際にはつくれないのに、できると勘違いする。
その、実際と頭の中をつなぐ感覚をもっていることが、
ものづくりにおいて大事な感覚だ。

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「受け入れられたい」は映画ではない

もちろん、動機としての「受け入れられたい」は、
人間の基本的欲望だからあってもよい。
だが、「何もしなくて、受け入れられました」
と願望丸出しのことをやるからメアリースー化するのだ。

それを映画にするには、能動態にするとよい。

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2025年02月18日

赤いきつねAI疑惑

そもそもフェミが噛み付くのもわかる気はする。
「表現が下手」だからだ。
熱いものを食って体温があがるさまをうまく表現できてないから、
頬を赤らめた性的表現とか誤解されるのだ。
イマジナリラインを飛び越えまくって同サイズで切り返すカッティングも意味不明。
動作のアニメーションも、コマ数少なすぎるしぎこちない。
ストーリーも「深夜テレビ見ながら食べる」だけで、
企画性が0すぎる。

などと思っていたら、AI疑惑かー。
これもしそうだったらもっと燃えるなー。
https://x.com/nichjou_sakou/status/1891042857558954190

とにかく下手なんだよ。
アニメーションとして。ストーリーとして。
泣いてるからメガネを置いたのか、湯気で曇るからなのもわからん。
というかそこを小道具として使うでしょふつう。
何も使ってないのが下手すぎる。使わないなら不要。


仮に、
「振られた夜に深夜ドラマ見て全部泣いて晴らそうと思ったが、
赤いきつねのあったかさのほうが身に沁みた」だとしても、
そのストーリーがCMストーリーとしてレベルが低いのよ。
1ターンの出来事しかないし、
カップヌードルやその他のカップ麺、カップうどんと差別化されていない。

AIを使ってるなら、わからなくもない。
だが人間がこれをつくってるのだとしたら、
フジテレビを笑ってる場合じゃねえぞ。
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静と動

この直立不動の振り付けを考えた人は天才。
https://x.com/HiroakiGoto1/status/1891504689016902072

キングオブポップの降臨、
という概念だけの瞬間が神々しい。まるで銅像のようだ。
人はこの姿に失神するのではなく、
この姿がまとっている意味
(ダンスがすごいうまい、ヒット曲がめちゃくちゃあるスーパースター)
に失神する。
何も動かないことで色々想像させるという意味では、
表情がないのにこちらが表情を想像してしまう能面と同じ原理だ。

で、よーく見るとこの「不動」、微動だにしてないんだよね。
ちょっとくらいピクってしてもいいのに。
かなり難易度の高いダンス(肉体コントロール)なんじゃないかしら。
降り続ける花火が効いている。静と動をここでも使う。

動で表現するのと、静で表現するのと。
使い分けられて一流よね。
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宗教的体験

としかいいようのないものが、物語にはあると思う。
僕は、これがないものは物足りないと考えている。

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2025年02月17日

デジタルは人を幸せにしない: おもてなし

ちょいと横浜中華街に行ってきたのだが、
そこのねぶた的な像が、うーむ、と思ったので共有してみる。

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めちゃくちゃ面白い銀行物語

https://x.com/tamachanbank2/status/1891041916801757432
女を1割に戻しても、
壊滅したものが回復しないのがさらに悲劇的だねえ。

原始経済で回ってた島に、
ある日金と借金を導入した人がいて、
みんな借金漬けになって店が壊滅して、
貸した金を10%増やして島から去った人の話に似ている。

こういうのをなんとよぶのだろう。
禿鷹でも焼畑でもないだろうな。
誰か秀逸な名前をつけてくれ。
思想のウイルスだと思う。

ちなみに弊社はこうなりつつあります。
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人生とゲームの関係

人生とゲームを比較するとおもしろい。
Twitterで見たのだが、
「もっともプレイされたクソゲーは?」「人生や」
というネタに対して、いろいろなツッコミがあって面白い。
https://x.com/125748c/status/1890725389179158814

そして、ゲーム側から見ることで、
ゲームとは人生をやり直せる装置としてつくられたのだなあ、
と逆に見えてくる。

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2025年02月16日

数稽古をやる意義

最近の若者は鍛えられていない。
パワハラとかいって、定時に帰れるからね。
朝まで働いて鍛えられた経験がないから腰が弱いし、
淘汰も起こっていないから、弱いやつが権力を持つまで生きてしまう。

朝まで帰れなかった頃に、
僕らが鍛えられた内容を書いておく。

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2025年02月15日

今日の伊藤園俳句がよかったので

焼きいもがあちちあちちと宙に舞う

10歳の俳句。おみごと。
擬人法を使うことで、人々の顔まで想像できるいい句。
みんな焼きいもは大好きだからな。
そして熱々のほうがうまい。
だからこれは喜びの歌だ。

擬人法は、人を不在にして人を描く方法でもある。
人でないものが人のようにふるまうように認識させることで、
結果的に人を描いているわけだ。
宙に舞わせているのは焼きいもではなく人だ。
この逆転が擬人法の醍醐味だね。

あちちあちちと二回重ねてるのもうまい。
左手から右手、右手から左手と、何度も往復するさまをよく見ている。
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不安と安心を繰り返す

物語とは不安と安心の繰り返しである。
そのように考えると、
全体の制御がしやすい。
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2025年02月14日

落ちてへんやん(「ドライブインマンハッタン」評)

映画を志す者なら、誰もがやってみたいと思うシチュエーション。
「走るタクシーの中の会話劇だけ」ってやつ。

古くはナイトオンザプラネット、コラテラル。
自主映画や短編でも死ぬほど考えられているパターンだと思う。

僕は、いずれも失敗すると考えていて、
例に漏れずこれもイマイチでした。

元は舞台劇として考えられた、
というのに惹かれて期待したんだけどなあ。
「11人の怒れる男」の足の指毛ほどに及ばぬ駄作。

会話はおもしろかったよ。
展開もおもしろかった。テクニックは抜群。
ただそれだけ。
何が足りない?
テーマだと思う。
つまり、落ちてないと思った。

以下ネタバレで。

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凝縮とは煮詰めることではない、捨てることだ

料理の煮物のようなイメージ。
煮込んだり酒の熟成のように、
体積は減るが、色んなものが混ぜ合わさり、
よりよくなっているようなイメージ。

これは脚本にはマイナスだと僕は思っている。
凝縮したかったら、捨てることだ。

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2025年02月13日

思ったより速く行動させることができる

フィクションの人物は、
我々よりも行動力がある。
ぐだぐだ考えている時間を全部カットされているのもある。

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2025年02月12日

「これが人生だ」は時代によって変わっていくか

「これが人生だ」という内容は、いろいろあると思う。

それぞれの人生によっても違うし、
人による価値観は異なる。
たったひとつの答えだけとも限らない。
複数あると思う。
いくつかの納得いく「これが人生だ」は人によって10かもしれないし、
100かもしれない。

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2025年02月11日

物語は船である

という風に考えると、考えがまとまるのではないか。

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