仮説。
展開って何だか分からなくなったら、
中盤の構造を考えるときに。
今起こっているものごとを、
常に瞬時に把握できる人はいない。
何か起こったことを理解するまで、
あるいはその本当の意味を理解するまで、
タイムラグがあるのがリアルだ。
だから、その過程は展開に含まれると思う。
爆発が起きた。振り返った。
何が起こったか。
その因果関係。
何故起こったのか。
誰が死んだのか。
事故ではなくテロだ。
こんな一連は、物事の展開は起こっていないが、
主人公(と我々観客)の中での、
「理解する」という展開が起こっていることになる。
あの時の彼女の言葉の意味を考えて、
理解するまでに何年もかかることはある。
それも展開である。
難しいのは、人間の内部で起きていることだから、
それを表現することに工夫がいることだ。
様々な状況のモンタージュや、
誰かに説明する台詞や、
無言の行動などで、
観客と同時に理解していくことが大事だ。
登場人物全員が、全てを把握して、素直に従う必要はない。
「納得いかねえよ!」
というリアクションは、登場人物がバラバラな反応をしているかどうかの、
いい証拠になるだろう。
状況を理解したら、
次は行動だ。
展開に困ったら、「○○と会う必要がある」を使うとよい。
台詞上は「会いたい」かも知れないが、
ストーリー上は、会う必要があるようにする。
情報や物の受け渡し、
ずっと会ってなかった人が会うこと、
あるいは初対面、
お互いが背負っているものが、
偶然または必然に会うことは、
自然と物事を前進させる。
同調の理論で言えば、
異なる二人が会うことで、
何かしらの同調を起こす。
会わない前と、会って同調する過程と、
同調し終わったあとの、三つの変化があることになる。
これが展開の重要な要素だ。
これが状況を変化させることになるからだ。
同調といっても、仲間になるとは限らない。
ある点まで妥協することで同調を調整することもあるし、
お互いが決裂を確認する同調もある。
共闘を選んだり決裂を選ぶのは、
その同調の結果の次のプロセスになり、
それが次の展開になるだろう。
物語とは要するに、
登場人物全員が、どこかで会って同調して、を繰り返し、
最終的に全員が同調するまでを、
描くことかも知れない。
展開って何だ。
困ったときに、これをちゃんと考えるといいかも知れない。
2015年04月23日
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