2015年05月08日

ロジャー・コーマンの創作術

ネットで見つけたので。

1. 早めに誰かをモンスターが殺すべき
2. あとは適度な間隔で誰かを殺す

素晴らしい。馬鹿力(りょく)とでも言うべきか。
ここまで簡潔に僕は語れない。


最初に危機。そしてインパクト。
その危機が完全に収まらないうちに次の危機。
それらに対して人間たちが見せる行動、勇気、もめ事、
どうまとめるか。

つまりはそのリズムが映画だということだ。


映画のなかでは、一度も安全で平和になってはならない、
(なるのはラストだけ)
と僕は書いたが、それを最も原始的にとらえた、
名文であると思う。


ロジャー・コーマンがどんな映画を作ったかは、
この際置いておくことにしよう。


時々馬鹿になるのはとても良い。
本質だけをとらえることが出来る。

その本質が面白いかどうかを、馬鹿になって眺めるのはとても良い。
創作者は、ついつい難しい理論を振りかざしたり、
繊細だが弱い俺解説をしたがるからだ。


馬鹿でも分かる面白い話。
馬鹿にも馬鹿にされない話。
馬鹿が夢中になる話。

一部しか分からない話、一部以外に馬鹿にされる話、一部しか夢中にならない話よりも、
大衆芸術として正しいあり方だ。


なんといってもロジャー・コーマンだ。
ある意味、偉大なる創作術である。
posted by おおおかとしひこ at 04:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
監督へ
先日はラブストーリーの書き方について(もう三か月も経過してしまいました)記事にしていただいてありがとうございました。
2月以降、創作について悩みすぎていて、もうネットを見るのも非常にしんどいという状況になっていたんですが、
(どうにもこうにも自作が良くならない、
結果が出ないことについて悩みすぎたみたいです)
やっぱり大岡監督のレクチャーだと腑に落ちることが多数ありました。あと、自作のどこが拙いのかも本当によくわかります。
日本の小説指南書とかは観念とか心得とかそういうところから始まってしまって、構成や技術としてはわからない本がとても多いので…

本当にたいへん遅くなってしまいましたが、記事の一つ一つを読み返しています。
ありがとうございました。
(※あ、ご面倒ならお返事不要です)
Posted by FF at 2015年05月08日 14:41
FF様コメントありがとうございます。

小説とは何か、は僕はなんとも分からないことが多くて、的確かどうかはいまいち自信がないのですが、
面白い映画から類推して話しているつもりです。
(てんぐ探偵も、小説として良いかどうかは自信はないです。面白い話かどうかしか、考えられないので)

役に立つのなら幸いでございます。
トンネルに入ることは、よくあることです。
長年やればやるほど抜けた経験を積めますが、そうすると新たなタイプのトンネルがまた生まれるもので、
一生付き合うことになりますよ。
それでもやれる人が、続けて、いつかものにするのだと思います。

感情論が追いつかない場合、技術を試すのも手ですね。
Posted by 大岡俊彦 at 2015年05月08日 15:50
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