以前にも紹介した、
手塚治虫が鍛練のためにやっていたというテヅカチャート。
やり方は簡単だ。
物語内でのある人物の場面を真ん中に書く。
その前に何をしていたか、想像で書く。
今よりあとに何をする可能性があるか、いくつか書く。
それらをまた「今」だと考えて、
それらの過去や未来をひたすら広げて行く。
これらを、
自分の作品のランダムな点、
あるいは名作のランダムな点において、
やってみるといいだろう。
人は、突然そこに発生しない。
必ず過去からの流れがあり、
その時点で存在した様々な選択肢の中から、
ベストと思われる選択肢を決断して今があったはずだ。
(ベストの基準は、その人の目的に照らして、
最も成果が上がったり、リスクが少なそうなもの。
あるいは、感情的に選んだ選択肢のこともあるだろう)
そして、過去から今の流れを踏まえて、
次の選択肢も、
妥当な(またはリスキーでも希望のある)ものを選ぶはずである。
テヅカチャートを書くことは、
過去からどう今があるか、
今どういう選択肢があり得るかを、
数え上げる練習になる。
人が最も自然な選択をするのか、
あるいはその自然な選択をせず無理した選択をしているのか、
自覚できるようになる。
ご都合主義とは、
ストーリー進行の都合で、
登場人物が無理矢理な選択をする不自然さのことを言う。
その不自然が放置されたままのことを言う。
テヅカチャートで鍛練していれば、
その時点での登場人物の過去や、
未来にあり得る複数の選択肢について、
自然に出てくる。
自然な選択をする場合もあるし、
無茶な選択をするならそれなりの理由があることも分かっているはずだ。
だとすると、ご都合主義展開が来たときに、
自然とそれなりの理由を付加したり、
それまでの流れを変えておけばよいことに気づいたり、
別の展開を思いつくことが出来るだろう。
テヅカチャートについて詳しくはググってみて下さい。
僕は読書猿さんのサイトで知ったけど、
拡張テヅカチャートはあんまし使えないと思う。
訓練の道具はシンプルなほうが使い倒せる。
2015年11月02日
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