目的でみると良い。
野球中継とかサッカー中継で、
右下とかにスコアが出たりするよね。
それと同様に、
「この人の目的」が出ると仮装しよう。
あるシーン中でずっと同じときもあるし、
シーン内で変わるときもある。
複数の目的がある場合もあるし、
大きくはひとつだが、
バリエーションがあってよいときもあるし、
大目標、中目標、小目標と綺麗にあるときもある。
あるいは、「目的は謎」という場合もあるし、
「推定、こういう目標だろう」という場合もあるだろう。
あるいは「登場人馬はこう誤解しているがほんとうはこういう目的」もあるし、
「観客が知らない真の目的」もある(こういうのはカッコで囲むんだろうね)
目まぐるしく変わる人もいるし、
ずっとひとつの人もいるし、
大きくは同じで具体的な目標を変え続ける人もいる。
で。
仮に、今書いてる台本の上とか横に、
そういう各キャラの目的リストを羅列してみるのだ。
それが得点表示のように画面に出るとイメージしながらね。
チェックポイントがいくつかある。
1. 目的のない人物はいるか?
目的のない人物は、映画には出ない。
映画とは、行動でものを語る。
目的もないのに行動する人はいない。
だから行動には100%目的が伴う。
問題は目的のない人で、
それはただ突っ立っている、背景と変わらないだろう。
それは、人間を描かず、背景の絵を描いているだけだ。
まず、全員に目的を。
最初からある場合もあれば、
最初はなく、ストーリーのごく初期で、
小さな目的を得ることが多い。
最初からデカイ目的が出来るのは不自然だから、
最初は小さな目的から入って、
徐々に大きくなっていくのが普通だ。
あるいは、ストーリーが始まった時点で、
既に小さな目的をもっていると、
滑り出しがスムーズだ。
僕が好きなのは、
「バッファロー66」の、
「ションベンが漏れそうなのだがトイレが見つからない」だ。
目的は何も正義とか悪とか自己実現とか恋でなくて良い。
むしろ、どれだけ矮小な目的を面白くストーリーに出来るかは、
ストーリーテラーの手腕だ。
2. その目的が、表示しなくても観客に分かること
実際のところ、これはとても大事なことだ。
作者だけが分かってて、観客が置いてけぼりになっていないか。
明らかで読み取れるように、全てをつくれ。
(最悪なのは全部説明台詞にしてしまうこと)
3. 目的が首尾一貫していて、論理的か
首尾一貫せず非論理的な人間は、
人間ではなく精神病である。
作者が精神病かどうかはどうでもいい。
作中の人物が生きて見えているかどうかが重要だ。
あなたがどんなに立派な人物でも、
登場人物がパラノイアなら、
それは駄作である。
人間の行動原理が首尾一貫していて、
論理的ならば、
相手がその先を読んで行動することができる。
こうして、普通は予測合戦になるはずだ。
ファイアパンチがなぜダメか、
この骨を抽出してみればわかる。
首尾一貫しない目的、
非論理的で一貫しない目的、
謎の目的があると思わせておいてのなにもなし、
目的が分からない(どうしたいの?)、
なぜその目的であって他の〇〇でないの?(論理性の破綻)
などなど、
おかしなこと満載だ。
藤本タツキなる人物は、
あれがまともだと思ってるなら精神病だし、
あれがイマイチだと思ってるなら下手くそだ。
あなたのストーリーはどうだろう。
一度目的表示板を仮装して、
シーンごとにリスト化してみたまえ。
目的の消失点で、おそらくストーリーは失速しているし、
感情移入がイマイチなのは、
その目的に乗り切れていないときだ。
2018年01月06日
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