薙刀式に埋もれがちですいません。
脚本論もコツコツやります。
最近また新作を書こうとしてるので、
その大まかな最初のやり方。
頭の中を妄想の場にして、
なるべくメモは最小限にしておく。
そうすると、
「頭の中から外に出して安心できない」
と自分を追い込める。
「書いたら忘れてしまう」ことは、
とてもよくあることだからだ。
何度も何度も頭の中で場面を再生する。
キャラクターを作り出していく。
伏線やツイストはまだ先の話。
主人公ともう一人ぐらいが頭の中で動かすのは限界だろう。
会話を始めるかも知れない。
それを何度もやると良い。
で、
頭から尻まで、一本の線に繋がったな、
と思ったら、
最初から最後まで書き出す。
プロットのレベルでなくて良い。
頭から尻まで、話が繋がっているところが最低限とする。
出来れば因果関係で全て繋がっているのが理想だが、
ぶちぶち切れていることの方が多いだろう。
それはそれでしょうがないから、
切れ目があることを意識しながら
(ーーーと切れ目を意図的に書いても良い)、
とにかく「終わり」まで書く。
で。
この紙を一回しまう。
また頭の中で妄想を始めるのだ。
もう紙に書いたから、忘れても良いと自分に許可を出す。
そうすると、書きたい場面が膨らんできたり、
新しいアイデアが生まれたりする。
これは、紙に書いたものを忘れる、
何日かあとまで続ける。
(最低でも翌日まで待つこと)
で、
「前に書いたものを一切見ずに」
白紙に頭から尻まで書く。
前に書いた原稿と照らし合わせてはいけない。
今回のは今回のでよい。
で、これをもう一回、
つまり計3回はやってみるとよい。
そうすると、
バリエーションが違う3種類のプロットを、
自動的に得たことになる。
3つが全く同じということはないだろう。
何故なら人間は忘れるからだ。
逆に、忘れるという機能を逆利用して、
妄想のエリアを広げるのである。
3回でなく、何回もやっても構わない。
最初にあった設定やエピソードは、
もう最後の方には失われているかも知れない。
で。
それらを並べて、
良い感じにまとめるのだ。
採用するべきもの、
捨てるべきものを取捨選択して、
一本の面白いストーリーに練り上げるのである。
その設定があるときとないときで、
ストーリーはどう変わる?
そのエピソードがあるときと、まるでないときで、
ストーリーはどう変わる?
キャラクター名すら変わるかも知れない。
どれがいい?
たとえば今構想しているのは部活ものだけど、
「バイト禁止の高校でこっそりバイトしてるのを見つかる」
というのがあった。
最初にはあったけどなくなっていたので、
これを復活させた方が面白くなる、
と思い復活させることにした。
10分から15分、という制限の中なので、
書き始めたらまた捨てるかも知れないが。
テーマはなんだろう?
どれかの場面をテーマ設定に使えるか?
新しくテーマを暗示する場面を作った方がいいか?
主人公は自分の意思をどこで示すか?
「落下する夕方」テンプレやメアリースーになっていないか?
なるべく頭の中で想像して、
メモは見ないようにする。
そうすると、新しい場面が湧きやすい。
机の上でもいいし、
散歩したり、
風呂やトイレで考えるのもよい。
で、何度も何度も白紙に、
「頭から尻まで」を書き、
何バージョンも作っていく。
これは絵画でいうところの、
クロッキーである。
速書きをなんどもやって、
そのものの本質をつかもうとする行為だ。
何度やってもよい。
そのうち一つに収束する。
制限字数や予算に収まるだろうか?
収まりきらない、全然足りない、
という感覚は、慣れでしか判断できない。
ただ削るだけじゃなくて、
本質そのものの規模がでかいのかも知れないから、
それは頭の中で考え直さないといけない。
ただ増やすんじゃなくて、
よりテーマが深くなった方がいい。
キャラクターを足してもいいし、エピソードを足してもいい。
で、
だいたい納得行ったら、
プロットに書き起こしてみるといいだろう。
字数制限は関係なく、
思っていることを全部書き出すとよい。
(全部と言っても、
削ると決めたところは書いてはいけない。
あなたの思う出力するもの全てを書くこと)
整形はあとでやる。
書き終えたら、
全体を眺め、
三幕構成でいうと、
一幕はどれで二幕はどれで三幕はどれになるかを考える。
境目に二本線を引く。
分量(1:2:1または短編なら1:1:1)を考えて、
そのプロットを整形し始める。
足すことが必要なのか、
削ることが必要なのか、
移動や交換が必要なのかは、
それぞれによるだろう。
キャラクターを決めることは重要だ。
そこで初めて命を持つだろう。
どの範囲まで名前を決めるべきかは、
ストーリーの重要度で決まってくる。
ABCでよいならその程度にとどめておくとよい。
何度も白紙に頭から尻まで書くのは、
とてもよい。
その度に微妙に違うバージョンになる。
いいところを取ってくるだけでうまく行くこともあるし、
バッティングすることもあるだろう。
いずれにせよ、
それがストーリーが形を成す第一歩は、
そういう曖昧模糊とした形からだ。
キャラクターは具体的にどんなセリフを言うのか。
どういう絵になるだろう。
これを元にさらに妄想して行く。
オチまできちんと決まったとき、
ようやく第一文が書けるという。
そこまで、プロットを見て妄想を煮詰めることだ。
2018年07月06日
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