2021年05月07日

【薙刀式】ブラインドタッチとサイトメソッド

古参の親指シフター(新聞記者と思われる)の文章。
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2020/0713.html
アクセスを親子二代で使っていた古豪の、
気になったのはここ。
> 変換キーが直前に変換したものを第一順位で出すから、同じような文章を書いているときは、ほとんど画面を見ないでも文章にできる。

画面を見ないときどこを見てるんだ?
まさか手元?


親指シフトキーボードをシフターが好むのは、
柔らかく軽い板バネ採用だからではなく、
背が高く上段同時押しがやりやすい専用親指キーがあるからではなく、
まさかの、
「配列の印字あり」要素で?

シフターは勝手に全員ブラインドタッチ出来てるものと思ってたが、
案外サイトメソッドが一定数いる?

たとえばブラインドタッチでは、
TYの同手シフトとかすごいやりにくい。
出来ないことはないがそこでペースダウンするのは免れなく、
こうした運指のまずさを僕は指摘してきたが、
サイトメソッドでは、
そこまで速度低下が気にならない可能性が高い。

数字段の記号配置も、ブラインドタッチ前提では無理があるが、
サイトメソッドなら使いづらさをあまり感じない可能性がある。


自作キーボードにおいても、
JIS配列ではなくUS配列メインであることに、
一定の抵抗があり、
それはブラインドタッチ出来てないからじゃね?
なんて仮説を僕は立ててみた。

まさか、親指シフターってひょっとして、
サイトメソッドメインなのでは?

だとすると、
「ローマ字入力は、脳内ローマ字変換がめんどう」という、
シフターの感想も理解しやすい。
ローマ字もサイトメソッドで打っているんだ。
だから二文字探して目線が泳ぐのがめんどうなんだ。

これに対してローマ字入力者(の上位者)は、
「そんなことない。慣れればワンアクション2打が同時押しみたいになるから、
わざわざ脳内ローマ字変換などしていない」
と反論するが、それはブラインドタッチが染み込んで、
無意識に指が動くまでになったときの話だ。

この噛み合わなさは、
実のところ、
「サイトメソッドだと1文字1文字見て打てるから、
2文字を探さなくていい」
vs
「ブラインドタッチは半自動化される」
の噛み合わなさであった可能性が出てきた。


カナ入力ユーザーは、
全員ブラインドタッチ前提だと、
僕が勝手に誤解していた可能性がある。

JISカナの古参ユーザーも、
ブラインドタッチだろうと勝手に思っていたが、
印字を見ながらのサイトメソッド派が案外多いのか?
だとするとブラインドタッチ時の右小指の負担とか、
あんまり気付いてないよね?
打ちやすいように器用で強い指を多用するものね。



これまでカナvsローマ字の多数の論争を見てきたが、
カナvsローマ字ではなく、
サイトメソッドvsブラインドタッチの変数の論争が、
隠れていた可能性が微レ存。
いや、かなりの確率でそうなんじゃないかと思えてきた。
そのほうが筋が通る箇所がたくさんあった。


僕はすべての配列論議を、
ブラインドタッチ前提で考えている。

ブラインドタッチをマスターする前提では、
親指シフトもJISカナも困難な配列で、
新JISや薙刀式は簡単だと考えている。


サイトメソッドなら、
二打打つより一打が楽だし日本語を喋るのと一致する。
範囲がJISカナより狭いから、文字が探しやすく指を伸ばさずに済む。

これだけの理由で、
「親指シフトが優れている」
という主張がある気がしてきたぞ。



薙刀式はブラインドタッチ前提で、
サイトメソッドでの使用を想定していない。
自動化された指の動きを効率化することだけを考えた。
3キー同時押しだって、目で見てたら鈍重になるよ。
さらっと流れの中で打てなきゃ恩恵がない。
編集モードだって、
一生画面だけ見てるためにつくったのだ。
「ホームポジションから1キーまでしか動かんぞ」は、
ブラインドタッチだからだ。

この立場から指摘してきた、
「親指シフトの動線は効率が悪い」は、
シフターのほとんどに響いていない可能性が微レ存?!


親指シフト最強説は、
最近の効率の良いカナ新配列を知らんだけやろ情弱が、
と思っていたのだが、
「サイトメソッド前提で」だとしたら、
話が全然変わって来る…
posted by おおおかとしひこ at 20:28| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大岡さん、こんばんは。

古参の親指シフターの一人として、リンク先の人が親指シフトについて何を言っているかは、なんとなく分かります。

***** 引用開始 *****
心に思い浮かんだ文章が、目をつぶっていても文章として画面に再現される。
***** 引用終了 *****

と書かれてあるので、タッチタイピングしていることが確認できます。


***** 引用開始 *****
変換キーが直前に変換したものを第一順位で出すから、同じような文章を書いているときは、ほとんど画面を見ないでも文章にできる。
***** 引用終了 *****

というのは、カナ漢字変換「OASYSの文節変換」⇒「OASYSの複文節変換」⇒「OAK」⇒「Japanist」が、『変換キーが直前に変換したものを第一順位で出す』ことを強調しており、画面を見る必要がないので(資料を見ながらでも)思うがままに入力できると主張しています。

ということで、『画面を見ないでどこを見てるんだ?』の答えは「資料」です。新聞記者ならなおさら。
Posted by 141F at 2021年05月08日 00:19
 これは一つの文から想像を広げすぎではないでしょうか?
 直前に『心に思い浮かんだ文章が、目をつぶっていても文章として画面に再現される。』とも書いてあるので、キーボードを見ることを前提としているとはとても思えません。
Posted by kouy at 2021年05月08日 00:56
>141Fさん

なるほど、資料か。
リモートはじめて一年以上紙資料使ってなくて、すっかりその感覚を忘れてました。

創作をするときは、事前に死ぬほど資料を見たとしても、
書く前に全部閉じる(引っ張られるから)、
というやり方が創作系では標準なので、
感覚がだいぶ違いそうです。

僕は画面を見てない時は想像の世界を見てるけど、
その時記者は事実を見てるんだなあ。
ご指摘ありがとうございます。
Posted by おおおかとしひこ at 2021年05月08日 02:14
>kouyさん

そうかも知れません。
141Fさんの肌感覚で「資料を見てるのだ」という指摘に、
ああなるほどと腑に落ちた次第。

僕は手書きの時は、ずっと指先を見てますね。
視線をそこに固定して、見てる風景は想像の世界です。
タイピングの時もそうなりたいですが、
毎度IMEの監視のたびに意識を戻されますね。
(次の変換は前やった変換だろうか、という意識すら、
想像が引き戻されてしまう…)
という話でもなかったので、
どこを見てるんだ?というのがとても気になりました。
Posted by おおおかとしひこ at 2021年05月08日 02:25
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