そういう願望を描いてしまう、観客の側の闇。
男女交際の成功者は、漫画やアニメを見ない。
漫画やアニメを見るのは、敗北者である。
(異論は認める)
あるいは、フィクションの世界にまで、
現実によくあるような、
男女のリアリティのあるドロドロしたものはいらない。
そうした人たちが、
ピュアなものを求める。
汚れてしまわない前のものをだ。
だからキスをしたこともないし、
セックスをしたこともない少女や少年が、
世界を救うことになる。
恋愛はノイズだ。
正確にいうと、
登場人物にとってのノイズではなく、
観客側にノイズとして発生するのだ。
だから、シンジも綾波もアスカも、
14歳である。
童貞で処女で、いや、
それすらどういうことか分かってない体で、
世界は救われる。
恋愛に成功されてもむかつくし、
失敗したらざまあとなって、
ストーリーのノイズになる。
だから、
あらかじめそこは去勢されてある。
僕は、それは世界の歪みだと思う。
年頃になったら性は興味の第一番に来るだろうに。
それを知らない少年少女が世界を救う願望は、
どう考えても観客の闇だろう。
ジャンヌダルクは処女だよね。
その願望と同じだな。
いつからか、
少年ジャンプの主人公は、女に興味がない体で、
話が進むようになった記憶がある。
女子が少年の物語に逃避し始め、
少年漫画なのに読者として流入してからだろう。
その時期から、主人公は性の話が出来なくなってしまったように思う。
少女が世界を救う願望は、歪んだ願望だ。
少年が世界を救う願望も、歪んだ願望だ。
見る側の闇の、鏡像だと僕は思う。
「そこに訴えると売れるぞ」と、
商売として固定し始めたのは、
もっと闇だと思う。
だってやっぱり嘘だもん。
2021年08月23日
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