ストーリーとはコンフリクトである。
コンフリクトとは対立、対決だ。
そのストーリーの中でいくつの対決場面があるかはわからないが、
3つ以上あるとき、ベストバウトを選ぶことが出来るだろう。
ひとつのストーリー内でのベストバウトを選んでもいいし、
その役者の演じる中でのベストバウトを選んでもいい。
どの対決が、
一番素晴らしく、おもしろかったか?
それを選び、
その理由を分析してみよう。
何がベストバウトに必要なのだろう?
ひとつは、バトルそのものが面白いことだろう。
二つ目は、そのバトルの理由に感情移入できるからだろう。
三つ目は、その結果によってドラマがどう動いたかだろう。
つまり、そのバトルの過去、現在、未来の、
みっつがそろって、はじめてベストバウトになるのだ。
ドラマ「風魔の小次郎」のベストバウトは何か?
色々あるだろうが、
五話の小龍対白虎を推す人が多い。
兄を失った弟の弔い合戦、
兄のコピーといわれひねくれた弟がアイデンティティーを見出すストーリー、
相手もコピーするという同じ手を使う、
夕焼けの中で羽が舞う美しさ、
音楽は双子の歌うテーマソング、
など、多くの要素が重なって、
名シーンになっていると思う。
そのあとの小次郎の「ほんとうに人が死んでいくんだ」というセリフも込みで、
前半戦のベストバウトであることは間違いない。
もちろん、
ベストバウトは、
物理的なバトルシーンとは限らない。
殴ったり爆発したりしなくても、
「対決とその結末」があれば、
なんでもバウトだ。
この対決は面白かったとか、
この対決はスリリングであったとか、
そういうものを選出してみよう。
あなたのストーリーは、
それを超えなければならないのだよ。
なぜその対決に至ることになったのか?
なぜその対決を避けることはできなかったのか?
なぜその対決に必死なのか?
それはどのような戦いか?
その結果、どのようになったのか?
これらが面白くないと、
対決の面白さにはならないぞ。
あなたがいままで書いたストーリーの中で、
ベストバウトはなにか?
次に書くストーリーは、
それを超えるんだよ。
2021年09月06日
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