2022年02月13日

【薙刀式】突き下ろしと撫で打ちの目的の違い

前記事の測定は、指を伸ばして寝かせて測定したが、
指を丸め、突き下ろし系にすると事情が変わってくる。


突き下ろし系だと手首を浮かせて、
それを動かす勢いさえ使えば、
苦手の指でも動きやすいことに気づく。

ふむ、ピアノからの伝統的な打法は、
そういうことか。

ただ、突き下ろし系だと、
人差し指や中指の高速性が制限されて、
素早く動かしづらくなる。

つまり、

寝かせた人中
>突き下ろし人中
>突き下ろし薬小
>寝かせた薬小

の関係がある。

寝かせた指、撫で打ちは、
「得意な独立指を早く動かす方法」であり、
丸めた指、突き下ろしは、
「指のバラツキを小さくする方法」であると、
どうやらこの測定からわかってきた。


伝統的なピアノは突き下ろしの打法だが、
伝統的にこれは不器用な指に、
器用な指が合わせて来た方法論だといえようか。

僕は得意の指を使ってサイトメソッドをやってきたので、
得意の指を最大限に使える撫で打ちになってきたのだろう。 


なるほど、なぜ二大流派に別れるのか、
なんとなくわかってきたぞ。


【突き下ろし系】   【撫で打ち】

指先で下に落とす    指の腹で横や前後にこするように
指は丸める       指は寝かせて伸ばす

ストローク深め     ストローク浅め
背の高いキーボード   薄型キーボード
バネ重め        バネ軽め
手首は浮かせる     手首はつける
腕の重さを使うことも  腕は使わない

指のバラツキが少ない  得意の指は早くなる
ピアノに近い      ペンに近い
ブラインドタッチ    サイトメソッド


ってことじゃない?

ピアノは鍵盤を見ずに音で判断して、
ペンは書かれた文字を見て判断することからも、
ブラインドタッチとサイトメソッドの差のようだ。


あれ?
じゃあ俺は突き下ろし系に矯正すれば幸せになれるのか?

もともと、
「キーボードがペンのように使えない」
と思ったことが、
ここまで来た違和感の正体だったように思う。
「キーボードをペンのように使うのは間違いで、
ピアノのように使わなければならない」
が正解だったのかもしれない。

じゃあ次の僕の問いは、
「ペンのように使えるキーボードをつくれるか?」
ということになりそうだ。


実際それはいくつも作ってきて、

・アルペジオは撫で打ちの一番速い部分で、
 それを重視する薙刀式をつくった
・薙刀式は、弱い指を極端に使わない

・そもそも左右対称のMiniAxeを使うことで、
 左右対称の構え、左右分離を実現
・自作ケーブルで左右距離を延長し、肩幅を実現
・改造スイッチで、軽め、短ストロークを実現
・サドルプロファイルで、指の三次元的な撫で打ちにフィット

などをやってきた。

次は、

・撫で打ちするには指の範囲が狭いほうがいい

をやろうとしている気がする。
つまり最小で15ピッチ程度の、
変ピッチのサドル曲面キーボード。
あるいは、

・机面で打鍵しない方が手の位置がいいのでは

も考えていて、お盆システムを模索中。


ほんとうは、
「人差し指、中指、親指の6本だけで使えるキーボード」
が、撫で打ち派のエンドゲームかもしれない。

ううむ、6本指配列か。
薙刀式みたいにうまくいかなさそう…
posted by おおおかとしひこ at 13:04| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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