人生の全盛期ではない。
そのストーリーの、である。
人生の全盛期をまず考えようか。
何をやってもうまく行く、成功の時代と言えるだろうか。
世界の支配者になれるだけの謎の勢いがあって、
誰も止められないような感じ、ということかしらね。
失敗なんて一度もなくて、
ずんずん進んでいくような、成功が成功を呼ぶような感じ、
とでも言えるだろうか。
人生にそういう瞬間が、
いくつかあるかは思う。
人によって続く期間の差はあるかもしれないが、
数時間から数日、数年の人もいるかもね。
モテ期ってどれくらい続くんだろうか。一年くらいなのかしら。
まあそういう充実した勝ちの勢いは、
いつかなくなって、いつもと同じ平常運転に戻るよね。
確変みたいなことなのかね。
どうやったらあれになるかは、全然わからないよなあ。
で、人生のシミュレーションでもある、
フィクションの世界での、
明確な人生の全盛期はいつ?
というのが問いだ。
どう考えても、
前半にするわけにはいくまい。
なぜなら、
前半のほうが調子よくて、
後半のほうが調子悪いならば、
あんまりおもしろくなさそうな話だからね。
つまり、全盛期は、
後半に来る。
おそらくクライマックスが全盛期的に、
神がかったものになるのがいいんじゃないかなあ。
一回もそこにないと、
ずっとつらいから、
何度か全盛期っぽいのがあってもよいと思う。
よくある候補としては、
第一ターニングポイント終わってから、
非日常世界へ突入したときの、
「世界が一気に拡大していく感じ」の時だろうね。
移動して新しいところへ行ったときも、
そういう感覚になることがあるから、
ロードムービーは「書いた気分」になれるジャンルであった。
序盤やオープニングに、
そういうことがあることもあるが、
そこがピークになってしまうと、
あとがつらすぎるから、
別にオープニングから100点取る必要はないと思うんだよね。
じゃあ、
エネルギーや、ラッキーや、勢いが充実する、
いくつかの全盛期があればいいのだろうか?
たぶんそうだと思う。
何をやってもうまく行く、
全能感あふれる瞬間は、
成功への道を進んでいるときはよく経験することだ。
もちろん、それが真実の成功ではなくて、
気のせいで、
やはり失敗して落ち込んで、
というのがストーリーの起伏というものだ。
ということは、
全盛期かも?
と思えるものがちょいちょいあって、
そのたびに失敗して、
そしてそれを乗り越えて再チャレンジして、
また全盛期かも?
というものを繰り返すのが、
見てて面白い起伏だということになる。
そして、
万難を排して、
最後の一大勝負で真の全盛期になるから、
ストーリーというのはカタルシスがあり、
気持ちよいのではないだろうか。
(ハッピーエンドの場合)
つまり合法麻薬なわけだね。
精神に良い作用をもたらすものになっているというね。
そうなっていないものは、
リズムが悪く、
高揚感が少ないと思う。
全盛期はいつか?
このストーリーの全盛期は?
そんなことを考えながら、
全体を俯瞰するのはとても良いことだ。
前記事との関連でいうと、
100点とか90点とかは、
そのパートとしての出来の点数であり、
高揚感とか全能感とか、全盛期感ではないだろう。
それとこれとは別で評価するべきで、
似ているが、冷静と情熱の間で、
うまく判断することだ。
今調子がよい描写がうまくかけたとか、
調子が良い場面ではないがそれがうまくかけたとか、
そういう風に考えるべきだろう。
2023年02月11日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

