2023年01月22日

【薙刀式】正確に文章が読めない人の話

https://blog.tinect.jp/?p=80089
が示唆に富んでいて興味深かった。


まず最後らへんの気になるやつ。

文書で伝えないと伝わらない人と、
口頭で伝えないと伝わらない人がいるらしい。

まじか。
これ脳内発声と関係あるんかな。

僕は口頭より文書派なので、
脳の基本的な内部状態が違うんじゃないか、
とすら思えてきた。
僕のように脳内発声がない人は少ないらしいので、
メールベースの指示は意味がないんじゃね?
って気すらしてくるね。

(とはいえそれなりに学歴があれば、
適宜クリアできそうだけど)


で、もう一つ気になったのが、
表現そのものの根幹のこと。
この人の指示はわかりにくい、と思ったんだよね。


たしかにこの人にとっては日常の書き方だとは思う。
だけど、これは初見の人にはつらいと思う。
初見の人がこれを見てすべて完遂可能か、
というところまで、この書き手は想像してないことがわかる。

なぜなら、
「自分の使用エネルギーを最小にするように、
書いてある」ように見えるからだ。

人に指示するとき、
ある種の冗長分、余剰分を見ておくべきだ。
相手が理解できるように小分けしたり、
段取りを箇条書きにしたりね。

その余剰エネルギーがこの指示メールにはないと思った。
「自分が書くとして最短手」で書いてると思った。

これは、受け取る方にしたら、
この圧縮を解凍して、自分なりに噛み砕く必要がある。
それができる人だけがこの指示を完遂できるのでは?
って思えたんだよね。


表現というものは、
相手が噛み砕く余裕ぶんの、余白があるべきだと思う。

にも関わらず、この分はその余白をギリギリまで切り詰めた、
最短手順指示になっている。

なぜか。

僕はqwertyという、使うのにエネルギーを要する道具のせいだと思う。


もしこれが手書きだったら?

僕はわかりにくいな、と思って、
手書きの図を添えると思うんだよね。
段取り表でもいいし、チェックリストでもいいし。

それを添えるだけのエネルギーが、
qwertyでこの文章を書いたら、
尽きてしまうのでは、
と僕は感じた。

なぜなら、こんな指示メールが、
僕の周りにはやたら飛び交っているからだ。


口頭指示だとこんな最短文字は使わないよね。
もっと無駄のある言葉になると思う。
その無駄の間に、相手が噛み砕いて理解してるかを、
推し量る間があると思う。

それを、それなしの指示メールで、
しかもめんどくさいから最短手で指示するから、
その通りにはならないのだと感じる。

僕は仕事をメールでやるのをずっと反対している。
なぜなら、
このように文章が下手な人が多いからだ。


そもそも指示はコミュケーションである。
一方的な指示は指示ではない。
注文を取りに来たウェイトレスに、
把握できない量の注文をして、
アレが来てないと怒る客でしかない。


余裕のなさこそ、qwertyの最大の問題点だ。

薙刀式ならこれに加えて冗談のひとつも書く余裕ができるから、
おや、じゃあ、リスト表つくったろか、
ってなると思うんだな。


たとえば本文がこうだとしても、


明日の朝10時までに、私をCCに入れて、Yさんにメールを送っておいてください。内容は次回の定例までの宿題事項と、現在までに積み残している課題の一覧の二つです。積み残しの課題については、期限を必ず課題ごとに書いてください。

また別件ですが、B部長から依頼された報告書を仕上げて、私の机の上に置いておいてください。これも期限は明日の朝10時です。

注意事項として、書いたら必ずOさんのレビューを受けてください。前回の報告書はB部長からかなり指摘が出たので、同じミスをしないためです。

よろしくお願いいたします。



このあとに、

(明日朝10時まで)

Yさんにメール
 ・次回の定例までの宿題
 ・積み残し課題一覧(期限確認)
 ・私にccよろしく

B部長への報告書を、私の机に
 ・Oさんのレビュー受けといてね


みたいにまとめりゃなんの問題も起きないのにな。
なんならこれを冒頭に書いて、
そのあと詳しく書いてもいいくらいだ。


日本のビジネスは、qwertyのせいで弱体化した。
これはMicrosoftとCIAの陰謀であり(以下略
posted by おおおかとしひこ at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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