例の動画群に対して、
qwertyをくさすのではなく、
何が好きかで自分を語れよと漫画のミームでツッコミが入ってたので、
じゃあ薙刀式の好きなところを語ろう。
使ってていつも思うのは運指の良さだ。
アルペジオ運指が中心なので、
一瞬で2〜3文字がバラッと出る。
そしてその運指の切れ目がちょうど言葉の切れ目になってるので、
文節単位でアルペジオしてる気分になる。
(実際は左右交互や同時が混ざってるけど)
この、「日本語を文節単位の運指で入力してる感じ」が、
他の配列で感じられるのかは分からない。
しかし僕が使った配列の中で、
ほとんど唯一薙刀式だけがこの感覚になれる。
qwerty…まったくだめ。変なところで加速減速する
JISカナ…マスター未満。右小指激痛で中断
親指シフト…左手が飛びまくり、親指も使いまくりで、
心地よくなかった
下駄配列…リズムはよかったが「ん」など一部納得できないカナがあった
新下駄配列…かなり好感触だったが、
シフト文字→シフト文字の左右両手ともアルペジオになるのが、
全然できなかった
飛鳥配列…かなり好感触で、文字が繋がる感覚は、
薙刀式に影響を与えている。だけど左右親指がバタバタして、
マスターしきれず。
新JIS…右小指伸ばしが無理で挫折。
SE「して」の運指が嫌いだった
月配列…打鍵数が多すぎて挫折
カタナ式…一つ飛びのアルペジオ感覚がよかった。
だけど薙刀式ほど文節単位を感じない。
意味のリズムで指のリズムがついてくるのは、
今のところ薙刀式しか知らない。
次に薙刀式を使ってていいところは、
BSやエンターや候補選択や編集や再変換など、
文字入力以外の、変換から確定、編集までの動作の、
動線の繋がりの良さだ。
機能類、記号類のすべての動線がうまく繋がってて、
シームレスに文章を書いていけるのが実に良い。
久しぶりにqwertyローマ字で、
カーソルやエンターやBSやCtrlに指を伸ばすと、
井戸まで水汲みに行くアフリカかよって感じ。
薙刀式は蛇口から水が出て料理をすぐ捌ける感じだ。
つまり僕は、考える、字を書く、編集する、
をシームレスにやりたい。
これらの動線がいつも繋がって回転しているのが薙刀式だ。
総合格闘技の基本、打投極の回転の理想のような感じだ。
薙刀式以外だと、
相当難しいと思う。
手の動線の楽さがたまらんね。
あとは、脳内の常駐スペースが小さい。
打鍵範囲が狭いことや、
記憶負荷が少ない、
清音・濁音・半濁音・小書き・拗音・外来音の、
すべて同置を使っている(これは薙刀式唯一である)ので、
脳のキーボードに使ってる意識配分が、
非常に小さく感じる。
qwertyローマ字のほうが脳の領域がデカくて、
薙刀式の方がコンパクトに感じる。
最近また脚本を書いてるんだけど、
脚本マクロがマジ最高で、
これなしには執筆が倍くらい邪魔されそう。
脚本家マジ薙刀式使うべき。
小説書く時も小説マクロ便利すぎ。
v16(現在調整中)のマクロがマジで良い。
このカナがこの指のこの辺にいて欲しい、
という空間の感覚がある。
それに一番しっくり来るのが薙刀式の配置。
qwertyは全然合わない。UIが合うくらい。
子音はMくらいしかしっくり来ない。全滅に近いね。
日本語を書くのにハングル文字を書かされているような、
「全然違う文字」という感覚がずっとある。
なのに薙刀式は、このカナはこのへんだろ、
というのにとても合ってる。
だから「自分の言葉」という感覚が強い。
シンクロ率というのがエヴァであったけど、
薙刀式のシンクロ率は90%以上、
qwertyは0.5%くらい、
飛鳥は20%くらい、
新下駄は5%くらい、
カタナ式は50%くらいかな。
このカナはこのへん。
これが薙刀式のいいところ。
あとは繋ぎの語だね。
僕は膠着語である日本語を、
二種類の語に分かれると分類している。
ひとつめが名詞や動詞語幹などの、
話題によって変わる語で、これを話題の語とよぶ。
ふたつめが、接続詞や助詞助動詞、動詞語尾、代名詞など、
あるものとあるものを繋ぐ語だ。
これを繋ぎの語とよび、
薙刀式は繋ぎの語を打ちやすい設計になっている。
(繋ぎの語は単語だけにとどまらず、
ということで、かもしれない、ですので、
などの定型的な連続語も含む)
なので、概念同士を繋ぐ時に薙刀式は加速するので、
文を創作しながら書いていくのに使いやすいのよね。
薙刀式の学習初期は、
拗音同時押しが気持ちいいとか、
忘れててもその場でカナをつくれるとか、
BSやIMEオンオフがやりやすいとか、
パッと見の部分を良いと思うんだろうけど、
使い込んでいくと、
こういう奥の部分が、
とても心地いいことに気づくと思う。
それはもう理屈じゃなくて、
感覚的な部分なんよね。
だから、感覚の合わない人は、
全然合わないかも知れないなーと思う。
ただ、カナ配列の中で、
もっとも記憶負荷が少ないことは確実なので、
薙刀式はいいぞ、
ということだけは言っておく。
qwertyローマ字に奪われた僕の言葉は、
薙刀式によって取り戻すことができた。
ようやく戦場へ切り込むことができる。
(まあ、すでにだいぶ戦ってるけど)
その時に、最強の武器薙刀でありたい、
という感じだね。
2024年12月08日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

