2025年05月21日

【薙刀式】コンベックスとコンケイブ

キーキャップの凹みの話。
凹んでいる、ふつうのものをコンケイブ、
凸型のものをコンベックスという。
僕は全部が凸のオールコンベックスキーキャップを開発して、
さらに球型のドームキーキャップを常用している。

凸コンベックスと凹コンケイブの、運指の違いについて。


これがわかりやすい。
オールコンベックスキーキャップを、
実際につくってみたmogmaさん:

> 試しに全キー分印刷して使ってみたけど、
> - 指触りはエッジ感なく優しい
> - 指先のホールド感というかフィット感はないので吸い付く感じがないのは寂しい

https://x.com/MogmaProducts/status/1922639939621056785
に写真あり。ピンクでかわいい。

つまり、通常の凹のコンケイブは、
「指先にフィットするホールド感がある」
ことに、
凸コンベックスをつくると初めて気づくわけだね。


で、コンベックス派の僕は、
このホールド感が良くない原因だと考える。

つまり、「1キー1キーいちいちホールドしてるの、
だるくね?」ってこと。

凸コンベックスはホールドしない。
指を同じところに置いておかない。
一個を触ったら、次を触りにいくデザインだ。

つまり連接である。
ひとつの動作を、2〜3キー連続して触ることが、
デザインの中に入っている。

凹コンケイブは指をホールドしてるぶん、
指離れが悪いのでは?と僕は考えているわけだ。

物理的にはどちらも変わらないかもしれないが、
心理的には明らかに影響してると思う。

つまり凸コンベックスは常に不安定な自転車みたいなこと。
その代わり「次々と打っていく」ことを、
想定したデザインということになる。

これが薙刀式の「よく出る連接をアルペジオで取る」
ことととても相性がいいのよね。


そもそも凹コンケイブって、
なんでできたんだっけ?

これはタイプライターの構造上の話だ。
タイプライターは物理的な力で、
下に力を加えてハンマーで印刷しなければならなかった。
打鍵の強さ=文字の濃さになった。
だから、ある程度以上真下に力を加えないとダメ、
という構造だったのだ。
なので凹のほうが指が下に力を加えやすかっただけだ。

これを無批判にずっと継承してきたのが、
電子のキーボードだ。
真下に指を突き刺す打鍵法は、
これを継承しているものである。

僕は、自作キーボードは押下圧を軽くできるし、
キーキャップの形も自由にできるので、
伝統的な打鍵法以上のものを作る時が来ている、
と考えている。

それが、指の腹(指紋のある部分)で撫でる撫で打ちであり、
1キーで終わらせずに、次々に連続する、
アルペジオ中心の文字配列だ。

だから、フィットしてホールドは、
古い、と僕は考えている。


こうしたことは、
キーキャップだけでは体感することが難しく、
重いキースイッチ(撫で打ちしにくい)や、
qwertyローマ字(アルペジオをあまり使わない)を、
併用していると実感しにくいんよね。

コンベックス、軽いスイッチ、連続運指系文字配列の、
三種の神器が揃わないと、
実感できないかもしれない。

ということでまるっとかえよう、
が結論だったりする。
posted by おおおかとしひこ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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