訓練された人でない限り、
素人の指には限界がある。
これがブラインドタイピングを困難にしている理由だ。
そもそも標準運指の30キーですら、
僕は素人が完璧にできると信用していない。
以下利き手は右とする。
左利きのことはよくわからない。
以下と議論が対称になるかもわかってない。
まず左薬指が一番動かない。
すばやくないし、思い通りに動かないし、
正確でもないし、耐久性も低い。
左中指と混同しやすいし、一緒に他の指も動く。
小指は思い通りに動くが、
弱いしすぐに痛くなる。
指単独では難しく、手首の援用が必要。
逆に右人差し指は一番器用で耐久性が高く、
信頼できる。
ただ標準運指で、中指の倍働かされるほど、
強くはないと思う。
TYは無理をさせすぎる。PQもだ。
中指下段は打ちづらい。
薬指下段は中指下段ほどじゃない。
僕は、この指のまま、
使える配列がほしかった。
とくにタイパー的な、ピアニスト的な、
訓練された指が前提になるのはおかしいと思ったわけ。
貧弱な素人でも、自転車くらい乗れる。
もちろんプロの自転車競技者にはならないし、
メッセンジャーを全員がやるわけではない。
そのくらいの感じで、
ブラインドタッチ標準運指30キーを、
誰も考えていないのではないか。
新配列には二方向ある。
ある程度鍛えられた指を前提として、
高速を目指す配列。
素人の指のまま、
とくに鍛えることもなく、
そのままふつうに使える配列。
僕は後者をめざしたい。
僕はタイピングが嫌いで、楽器も嫌いだからだ。
嫌いなのには理由があって、できないからだ。
できないものを好きにはなれないよな。
好きな人がいて、極めたいというのは止めない。
下手の横好きがいるのも止めない。
だが、下手で嫌いな人でも、
自転車に乗れる程度になれる配列が、
世の中を救うと僕は考えている。
そう思って薙刀式をつくった。
下手でできない僕が使う前提だ。
だけど同時押しが苦手な人もいるらしい。
3キー同時が苦手だという人もいる。
まあそういう人はカタナ式でいいかもしれない。
ブラインドタッチ標準運指は、
自転車並みに誰でもできると思う。
格子配列と、簡単な新配列があれば。
左ロウスタッガードのようなねじれた物理キーボードや、
不自然に指を立てて押すキートップの機構や、
それ前提で重たい押下圧に調整されてるスイッチや、
全体的にシリンドリカルになってるお椀型前提が良くない。
なにより、素人の指で扱いきれないqwertyローマ字がよくない。
僕は、国民全員が標準キーボードで、
qwertyローマ字でブラインドタッチせよ、
というのは、
国民全員が自転車でバク転せよ、
というくらい無茶振りだと考えている。
まず薙刀式だろ。
まず左右分割格子配列だろ。
まず軽いキースイッチだろ。
まずオールコンベックスキーキャップだろ。
下手にヘンテコな技能を育てたから、
コンコルド効果で、
人はqwertyから離れない。
そんな指は育てなくていいと思う。
それよりも、
いい文章、わかりやすい文章、
感動する文章、笑える文章を、
書く技能を育てるべきだと思う。
指はバラバラなのだ。
それでも使える道具をつくるべきだ。
多くの人は、僕ほど書かないから、この歪さに気づかない。
僕ほど書く人、僕以上に書く人は、
薙刀式ほか新配列、自作キーボードで、
自衛するべきだ。
なぜなら、たくさん書かない人が、
現行システムをつくったからだ。
リアルフォースもHHKBも、たくさん書く人がつくってないよ。
(ギリギリ30gモデルはセーフだが、
所詮はqwerty前提だしな)
2025年05月25日
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