昨今の速いテンポの映画は、
平均をとったわけじゃないが、
1シーン1分半から2分くらいじゃないかと思う。
3分のシーンは結構長いシーンだ。
退屈でない3分をつくるのは結構難しい。
だがそれを越えてまでも3分以上のシーンを書くならば、
それはその映画の勝負シーンだと思うわけ。
ただダラダラ会話しているとか、
ただ説明しているとか、
そういうものでない、きちんと展開があり、
序盤があり、ターニングポイントがあり、
ラストが絶妙に次に続くようになっている、
3分以上というのは、
その映画で重要なシーンであることは間違いない。
そうでなければ、
シーンを変えて絵替わりしたり、
場所をすっ飛ばして、どんどん展開するだろうからね。
それをせずに、
足を止めて3分以上も長引く集中力を使うということは、
よほど重要なシーンになるだろう、ということだ。
4分はさらに、5分はさらに。
5分続くシーンなんてめったにない。
だからこそ、
それだけの緊張感を伴うはずだ。
そうでなければ退屈するからね。
もちろん、緊張だけじゃやってられなくて、
緊張や緩和も必要になってくる。
つまりそのワンシーンが、
すでに映画のひな型になっているくらいが、
必要だね。
5分続くシーンってかなり難しいよ。
400×5=2000字か。
このブログ1記事くらいは緊張を保って、
展開なり結果を出すなりしなければならない。
まあそれを24回やれば2時間になっちゃうがね。
7分なんてほとんどないだろう。
10分はまずない。
デ・パルマの「スネークアイズ」は冒頭13分の長回しをすることで、
ワンシーンを作り出したが、これは実験的な試みであり、
「ふつうじゃない」ことに意味があった。
「ゼログラビティ」は冒頭20分の長回し。
普通はこんなに長いシーンはない。
あなたの脚本の中で、
長いシーンはどこか?
退屈なシーンを探せ、といっているわけではない。
綿密に組み立てられた、
その映画を代表するシーンにそれはなっているか?
というチェックをしようとしている。
そしておそらく、
見終えたときに、
そのシーンたちを思い出すに違いない、
ということだ。
緊張感があり、重要なことが決まり、
感情移入があり、人間の真実に触れる瞬間、
そうした大事なことが、
その長いシーンで起こるだろう。
何一つ起こらないならば、
それは単なる退屈シーンなので、
適当に刈り込もう。
3分、4分、5分。
そうした長いシーンに印をつけなさい。
それらだけを抜き出して並べたら、
ストーリーが大体思い出せるものになっているだろうか?
ストーリーの結節点であり、
イコンになるシーンだろうか?
この映画を代表するシーンになるか?
そうなっているのが理想だと思う。
2025年09月06日
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