「そこは全部考えた」ところから。
以前の仕事の時に、
突飛でおもしろい発想を話して、
それが実現したことがある。
で、実際にそれを見た人から、
どこからそんな発想が出てくるんだ、
と聞かれたことがあったので、
その時考えたこと。
元になるネタは、
みんなが見たことのある、
好きなテレビや映画たちだ。
マッドマックス、北斗の拳、
そしてコナンザグレート。
そこから派生して、
色々考えた。
ああいうものが面白いんじゃないか、
こういうのが面白いんじゃないかと。
ただまあそんなものは、
大体みんな考えるだろうと思ったので、
ヘビメタのビジュアルや、
流木で作った馬のビジュアルなんかを思い出す。
(流木 馬で画像検索すると、カッコいいやつが出てくるよ)
あと、
チェコにある人骨でできた教会も思い出した。
ついでにゴーストライダーもあったよなーと。
この先に、実現したアイデアがあった。
つまり、これらの材料がないと思いつかなかったと思う。
僕が思ったのは、
「そこはすでに誰かが考えただろう」ということと、
「この先の誰も考えてないものを思いつこう」
ということだけだ。
で、
「そこはすでに誰かが考えただろう」アイデアを話すと、
それは面白い、と反応が返ってくる。
いや、すでに誰かがやってるだろうし、
そもそも考えてるやろと言っても、
考えてなかったとなる。
つまり、僕はさらにその先を考えているので、
「どうやったらこんなものを考えつくのか」
と二段階先を見て思うのだろう、
ということだ。
人が圧倒されるのは、
「思いつきもしなかった」かつ、
「しかし確かに良い(面白い)もの」
を見たときだ。
前者を少なくとも満たしたいなら、
既に面白いものは全部考えた上で、
それで満足せずに、その先を考えることだね。
だけどそれは独善的であったり、
微妙だったりするかもしれないので、
客観性が必要になってくるわけ。
つまり、
独創的で斬新なアイデアを出すことと、
それが脇道に逸れず、
新しい王道だと判断できることの、
二つの感性が必要なわけ。
という話を丁寧にしたのだが、
「どちらもできない」と言われた。
えー、そうなんかな。
僕は何度でもそれをやるけどな。
人跡未踏の森に入らなければならない。
そこに既に人の足跡があれば、
先に進むことだ。
そして深奥で掘って出てきたものが、
泥の塊なのか黄金なのかを、
見極めなければならない。
それをやったら、
「どこからそんな発想が出てくるんだ」
といわれるものが出てくるだろう。
もちろん、たくさんのものを知ってなければならない。
あなたは、あなたの知らないものを思いつく必要がある。
「世田谷の一軒家住む一家の日常ギャグをやろう。
そして登場人物の名前はすべて海関係にしよう」
と思いついたとき、
サザエさんを見てなかったら、
斬新だと判断してしまうに違いない。
みんなが知ってるものを一通り抑えて、
自分しか知らないものを一通り潰して、
その先にあるものが、
正解の可能性がある。
2025年08月05日
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