2025年08月04日

まつりのあと

昨日まで撮影だったんだけど、
久しぶりに全力出した撮影で、
そういう時って俺、大体スタジオに最後までいるんだよね。
セットが解体されて、
全部が運び出されて、
何にもなかった空のハコになるのを見てるのが好きなのね。

撤収を手伝うのも好き。
いうて機材にはしまい方があるから、
各々の部署に任せるんだけど、
そこまで運ぶのに一緒に持つとか、
誰でもできるバミリはがしとか、放置ペットボトル片付けとか、
落ちてるコンテを拾ってまとめるとか、よくやってる。

祭りのあとの、後片付けに似ている。
夢のような何日間かがあって、
それが元の日常に戻っていって、
夢が解体されていくのを眺めている。
学生映画やってたときも、
最終上映を終えてフィルムを巻き戻してるときに、
同じことを感じていた。二度と上映されないこの結晶のことを。

悲しくはない。充実感だけが胸にある。
俺の夢から始まったこの世界に、
また夢を見てここに来ようと思う。

人生の最後の日も、こうありたい。



たぶん、いい脚本を書き終えた時もそう。
城戸賞に出す今年の脚本は、
もうそういう状態になってて、
まだ余韻を楽しんでる状態かな。

誤字脱字探しはしとかなきゃ、
と思うんだけど、あの祭りの中に入ったら、
また楽しみたくなっちゃうしなー。
posted by おおおかとしひこ at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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