自作キーボードに触れる人、
とくにスモールキーボードに触れる人は、
まずそのレイヤー操作が出来ないらしい。
まあ、なじみがないからね。
僕はキー配列を考えるときに、
ほとんど初手でそれを学んだため、
レイヤーこそがキー配列を救う鍵だと考えている。
ひとつのキーにひとつの機能しかないから、
キーボードはあんなにデカデカとしていて、
どこに何があるか把握できないのだ。
広い街をマンションにしてしまい、
この階やエリアに入っているのは似たようなものである、
としたほうが、圧倒的に記憶は圧縮できるはずだ。
しかも見た目ではなくて、
ブラインドタッチでやるものだから、
上手に圧縮さえできれば、
そのほうが楽で速いと考えるわけだ。
自作キーボードで、
レイヤーに慣れないのはもったいない。
それこそがキーボードを次に進化させる鍵だと思う。
問題はどう圧縮するかだ。
似た意味や機能を持つものを寄せるのは当然なんだけど、
何が似ていると考えるかは、
人によって、使用目的によって異なる。
なので、一意にきまらない、という欠点があると思う。
だから、キー配列とは自由に自分で配置せよ、
なんだけど、
ほとんどの人はこれに慣れない。
戸惑う。
これまで決められたレイアウトを、
疑問を持たずにやってきた習慣を変えない限り、
これを使えないと思う。
レイアウトは今日から自由だ。
しかし自由の代償は責任だ。
これで行く、という覚悟や責任がないと、
自由は謳歌できない。
もちろん、ときどき自分レイアウトには疑問符がつくことがある。
これがベストの最適化なのか?とか、
もっといい方法があるんじゃないか?とかだ。
自分の与件が変わることもある。
〇〇前提で作ったが、××前提になってしまったとかね。
そういうときは都度柔軟に変えていけばよい。
レイアウトを変えずに運用だけ変える手だってある。
これらのことまで含めて、
僕はレイヤーだと考えている。
これに対応できない人は、
レイヤーを使っても、
あんまりメリットと感じないのではないか。
そういう人は、何か誰かから与えられたものを、
何も考えずに使いたいだけの人だと思われる。
自由であり、工夫する人を狼として、
何も考えたくない人を羊とするとして、
狼と羊の割合はどれくらいなんだろう?
1対1000くらい?
そうすると、10万対1億くらいにはなるか。
そうなるといいな。
1対100になると、100万になって、
世間に影響力を持つ層になるだろうね。
まあ、地道に増やしていくしかない。
レイヤーは、とくにカナ配列において、
とても本質的で、
レイヤーを理解しないと理解できないだろう。
しかも自作キーボードのレイヤー移行方式、
タップアンドホールド方式だけでない、
様々なレイヤー移行方式がある。
同時シフト、同時連続シフト、前置シフト、後置シフト、
相互シフトなどなどだ。
これらの違いとか利点欠点まで把握すると、
カナ配列は相当面白くなる。
まあ、自作キーボードの人が、
ここまでたどり着くにはだいぶかかるとは思うけどね。
必要は発明の母である。
ブラインドタッチできる範囲で、
通常のキーボードを使いたいという必要が、
スモールキーボード×レイヤーを産んだ。
ブラインドタッチできる範囲で、
カナを打ちたいという必要が、
カナ配列のレイヤー方式を産んだ。
まったく同じことなんだけど、
カナ配列のほうが豊かなので、
自作キーボードからそのままスライドできないのが残念だなあ。
まあ、そのうち布教も浸透していくだろう。
だって便利だもの。
ブラインドタッチが必須な点で、
普及にはだいぶハードルがありそう。
でもキーボードを本質的に使いこなすには、
俺たちが100本指になるか、
レイヤーしかないと思うんだけど。
(フリックは巧みにレイヤーであることを感じさせないまま、
実質レイヤーを使っている。
アをホールドしている間はア行のレイヤーにいるんだよね)
2025年08月09日
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