2025年08月11日

【薙刀式】英語法廷速記の話

Twitterから。
> 速記開始から約4ヵ月。結構本気で週20時間ほどの訓練を重ね、ようやく元のQWERTY速度(100wpm前後)を超えてきた。米国の法廷速記学校(最終的に225wpm必須)では、入学後8年以内の脱落率が85〜95%らしい。バチクソ険しい。

4h×5=20h、それ×16=320hかー。大変だなー。


225wpmがどれくらいなのかわからんけど、
法廷速記なので、
人の話す速度を記録しなければならない。

脱落率95%なのもうなづける。
万人に可能な能力ではないだろう。

労力に対してメリットが勝てないのではないかなー。
法廷速記の人のギャラってどんくらいなんだろ。
城南速記というところによれば、
3hの文字起こしで7万円程度。

毎日やるとして、週30万の月120万。
そんな出来るもの?
10年続けられるようなものかな?

なんとなく週3回くらいしかできなさそうとして、
週21万の月84万。
こんくらいが妥当かな。
フリーランスならまあ順当か。


それを得る基礎能力練習としては、
まあまあ分かる練習時間ではある。
でも、万人に向いてるかといわれるとねえ。



なぜqwertyタイパーに、新配列が勝ててないかの理由が、
これのような気がする。
タイパーは膨大に時間をかけて練習している。
いわば特殊能力のフリーランスみたいなもんだ。

一方、新配列開発者は凡人である。
凡人がタイパーの足元に食いつくために、
新配列をつくっている。
そして新配列の目的は、
競技ではなく実戦だ。

速記者の実戦は、
漢字変換なし(英語なので)で、口頭の文句を、
リアルタイムで文字に起こすことだ。
競技タイピングは、これをベースにルール整備している。

一方「ふつう」の実戦は、
日常的な文、自分の文を書くことだ。
漢字変換ありだし、他人の言葉ではなく、
自分の考えをあらわすことにある。

自分の考えを経由せずに、反射だけに集中できる、
いわばスポーツライクな速記と、
自分の考えに集中して、手にかまけてる場合ではない日常文。

競技タイピングは前者、
新配列は後者を目的にしている。


なぜ新配列は競技タイパーに勝てないか?
目的が違うからだ。
サッカー選手が野球で勝てないのはなぜか?
くらいナンセンスな問いなのだ。
別のゲームをやってるんですもの。



だから、もし新配列が競技タイパーに勝てるとしたら、
「リアムタイムでエッセイを書く」コンテストだろう。
当日お題発表で、アドリブで書くことが求められる競技だ。
もちろん、速度だけでなく文章力が必要だ。

ここで競われるのは何かというと、
「文章力がある人が速く書ける配列は何か」
という問いなんじゃないかな?
つまり、プロ仕様にはどんな配列が向いてる?
という競技になるといいかな。

毎年薙刀式が優勝できるかはしらない。
新下駄や飛鳥使い、大西配列勢も強そう。
もちろんqwertyもいるだろう。

1発勝負じゃなくて、3つくらいエッセイを書く、
総合勝負になるとして、
文章の質も審査の対象になるだろうね。
「速くかけたとしても、この内容じゃあね」は、
あってしかるべきだと思う。

あー、俺は審査側に回らなきゃいけないので、
参考記録しか出せないかもしれない……



法廷速記はまた異なる世界が広がってて、
かなり興味深いなー。

ステノワードはよく使う単語を圧縮入力するので、
暗記ゲーになっていく。

その暗記は、自分で文章を書く時に、
どれだけ役に立つのだろう?

ステノ使いの人、10分くらいの、
自由に自分の思うことを書く動画、
ぜひ見せてよ。

デモンストレーションはわずかしかないので、
ぶっちゃけホントのところを知りたいのだ。
デモはちょっぱやだけど、
実際はこんなもんよ、を見てみたい。


いや、ステノはそのための道具じゃないし、
と言われるかもしれない。
じゃあそのための道具が、新配列なんですよ。
posted by おおおかとしひこ at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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