2025年09月21日

【薙刀式】親指シフトはなぜ死んだのか

親指シフトがなぜ死んだのか、
リアルタイムではないので知らないのだが、
以下のようなツイートをみつけたので。

> 優れた技術を囲い込めば自社製品が売れるだろうという、根本的に誤った経営判断で「親指シフト」を殺した富士通を、おれは決して許さない。

経営ミスだから、ということなのかな。ほんとに。


Windows95の上陸で、
98が死んだのはなんとなく覚えている。
当時僕は大学でワークステーション
(qwertyローマ字)を使ってた。
パソコンなるものはPC-8001→8801→9801
の系譜しか触ってない。

一方、オアシス→FMTOWNSと、
親指シフトは来てたのかな。

オアシスの頃シェアNo.1をとった親指シフト方式は、
FMTOWNSが覇権を取らなかったので、
すたれたのだろうか?

ハードの覇権が何よりであったPC業界で、
日本語入力方式はクリティカルではなかったのだろう。


時代の趨勢がWindowsに流れて行くにつれて、
親指シフトキーボードforWInや、
親指シフトエミュレータforWinを、
なぜ富士通が出さなかったのかは不明だ。

そのとき富士通内では親指シフトは評価されてなかったから、
としか推測しようがない。

今に至るFMVの流れをつくるのに必死で、
いつか親指シフトを復活させようと目論んでたのかな?

というのも、
いまだに富士通のPCは、
親指シフトに適した無変換、スペース、変換の位置を、
かたくなに守ってるんだよね。
なんでやろ?

1. メーカー内にまだ親指シフトに執念を燃やしてる者がいる
2. 一応日本語入力コンソーシアムの一員ですし……
3. 何かしら○年までやらないといけないという規定がある
4. 何も考えてないだけ

などが考えられるが、
3のような明確な縛りを守ってるか、
4ではないかと思うんよね。
一応まだ国内生産してるから、
昔の設計図でやってるだけ、という怠惰もありえる。

あるいは、新しい設計図を引ける人が、
もはや富士通内にいない、
もありえるかな。
下請けとしては怖いからさわらんとこ、なだけかもね。


富士通が、親指シフトに適していないキーボードに変わった時、
真に親指シフトは死んだといえるのに、
いまだに微妙にキーボードだけは出してるんよな。

AutoHotKeyで組めるんだから、
親指シフトエミュレータを、
富士通がオープンソース版として配布すればいいのに。
ソースも公開して、改造できるようにすればいいのに。
アクセサリレベルでも、FMVに同梱すればいいのに。

なんでそれをやらないのかが僕にはわからんのよ。
どうせ儲かりゃしないんだから、
無償のオープンソースでやったほうが、
社会的評価や信用度が高まるじゃんね。

それをやらないということは、
親指シフトを過小評価してるんだろうね。

僕の親指シフトの評価は、
qwertyローマ字やJISカナの数倍良いと考えている。
ただし、
薙刀式や新下駄や飛鳥には劣る程度。




一番簡単な親指シフトを使う方法は、
FMVを買って紅皿をインストールすることだ。

今最も親指シフトを再現する方法は、
自作キーボード内にファームを書き
(eswaiさんのものを改造すれば良い)、
背の高い親指用キーキャップを、
3Dプリント版で買うことだ(僕がつくって売ってます)。

これがブームになってないってことは、
・元親指シフターがこのことを知らない
・親指シフトは大したことない
のどっちかってことになる。

一応前者の可能性を考え、
ここに書いておくことにした。



なぜ親指シフトは死んだのか。
qwertyローマ字のほうが、
見ながら打つのが簡単だったから、
だと僕は考えている。

つまり、親指シフトは、
ブラインドタッチの優秀さと高速性、
どうやったらこれをマスターできるかの、
普及にむけた努力(周知も含めて)を、
するべきだったのに、できなかった。

YouTube時代に入っても、
数人を除いて親指シフトの動画はあげられなかった。
その個人たちは、継続してあげていない。
ネットに観測されないものは、
ないのと同じだ。


僕は、そんなにいい方式なら、
薙刀式動画ぐらい本数見せてくれよってずっと思っている。
ブログ書くのを毎日動画で見せてくれてもいいよ。

誰もそんなことをやらないのは、
書く情熱がもうなくなるほどに、老いたからだろうか?

別に親指シフトのことを書かなくてもいい。
僕が淡々と脚本の話をし続けているように、
毎日何かについて書けばいいのに。
それを動画に100本くらいアップすればいいのに。

親指シフトで検索すると、
政治クラスタやネトウヨクラスタに当たることがある。
そのことで情熱を燃やせるならば、
そのことを書きまくればいいのだ。
道具に責任はないので、何を書こうが自由だ。
「言ってることに賛成はできないが、
この道具はすばらしい」はあり得るからね。


親指シフトは一代限りだった。
次代を継げずに畳むしかなかった。
団塊の世代は、ことごとく継ぐのに失敗してるなー。



薙刀式はどうなるだろう。
僕の情熱はどこかで衰えるだろうし、
若者は大西配列だろうしなー。
カナ配列をやるなら薙刀式がいいよ、
とプロパガンダすればいいのかしら。

今のところ、
「これさえあればダブルクリックで薙刀式!」
になるのはBenkeiしかないので、
Win用の何かが必要だし、
恒久的に使える何かがあるべきだろう。

若者が、カナ専用リマッパーをつくり、
使いまくれば未来は明るいが、
そうでもなかろう。


薙刀式の本来のターゲットは、
物語を書く人だ。
今時理系でストーリーテラーもいるだろうから、
そこがコアターゲットになるのだろうか……



親指シフトは会社経営と齟齬があったから死んだとすると、
親指シフト推進者たちは、
新たに親指シフト専用会社をつくり、
独立すべきだったんだろうか。
でも専業では儲からないから、
別の柱で儲けて、副業としてやるべきだったか。

配列は金儲けにならん、
しかし社会的意義が大きい。

そのことをうまく組織体にできる、
政治家が足りなかったのかもしれない。


広告塔、インフルエンサーでブームを起こすことは、
出来なくもない。
問題はその後、継続して定着することよね。
そういう長期的視野のある政治家がいなかったのだろう。
小学校に導入とかではないと思う。
相手は、もののわかる大学生やビジネスマンじゃないかなー。
posted by おおおかとしひこ at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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