2025年11月24日

【薙刀式】新配列は新しい手話を覚えるようなものか?

単語単位で結局運指を覚えるわけだから、
新しい手話のようなものだという説もまあわかる。

ツイッターから。
> 空中で漢直入力のジェスチャーをすることで手話を置き換える

ネタなんだけど、実際のところは……できるのか?


実際の日本語の手話は、単語単位で動作が決まっている。
そして、
半分ゼスチャーのようなものに定められている。
たとえば「心」は自分の心臓に手を当てるとかだ。
つまり連想式というわけだね。

ゼスチャーに具体化できないもの、
たとえば「概念」という言葉はどうなっているかは知らない。
手話に詳しい人おしえてください。
「その概念を拡張して、反対側のパターンにも対応できるようにする」とか、
手話でやるとどんなんになるんだろう。
1対1対応しなくなるのだろうか。
あるいは、話し言葉中心だから、そういう複雑なものは手話ではやらずに、
書き言葉でやってくれ、
という風にすみわけしている可能性もあるな。

手話は方言が存在する。
各国でゼスチャーの文化が違うからだ。
なので、日本語手話の人と英語手話の人は、
そもそも動作が異なるので、会話できない。
そもそも言葉の文法が異なっているので、
それを再現した手話同士は、会話できなくて当然だろう。


それに対して、漢直で手話をする、という考え方は、
ゼスチャーに一切単語圧縮せずに、
文字情報のみを送信するやり方だろうか。
効率悪いんじゃないかな。
結局、人はシークエンス単位、単語単位でものを考えているので、
「概念」は概念っぽい運指になったほうがよくて、
「概」と「念」を単に圧縮しても、
扱うには効率が悪そう。


というのを拡張すると、
「その言葉を書いている感覚になる指の運動」
というのが僕はあると思っていて、
指の運動的な共感覚というのに分類されると思う。

薙刀式では「ある」は「ない」より優先された位置にはあるが、
対称的な位置においてあるため、
意味的に反対のものが上下にある、
というのは非常にわかりやすい、運動と意味の一致だと思っている。
これは、手話とゼスチャーの関係にも少し似ている。

完全に符号化してしまうのは、
モールス信号とかに近いのかもしれないね。


逆に、人間は、
一見ランダムな信号の中から、
意味を見出して、
意味のあるものに関しては圧縮して、
扱いやすくしているともいえる。

それを重視したのが手話や薙刀式で、
無視したのが漢直、とくにT-codeなんじゃないか。
概念の符号化という意味では、
一番効率の悪い方法を使っている。

一方、T-codeの主張としては、
新聞に現れる文字頻度を反映したらしい。
それがどういう配置に反映しているのか、
ちょっと不明なので、調べようと思ったまま停滞してるな。

とはいえ、我々は頻度で考えているのではなくて、
意味で考えているので、
意味から運指を想像できない漢直は、
僕は使えるのかなー、などとかなり疑問なんだよね。
(まあATCでは使っている人が出てくるから、
不可能か可能かでいうと可能なのだが)


僕がやろうとしていることは、
ゼスチャー的な手話に近いのかもしれない。
漢直手話は、真逆の考え方になると思う。
posted by おおおかとしひこ at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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