2025年12月09日

【日記】スガキヤの冷凍鍋焼きうどんは、地方在住の大阪民を救う

金土日と風邪で寝込み倒し、ほぼ寝ている衰弱老人みたいになっていた。

丸2日くらいは外に出る体力もないので、
備蓄のない家で水だけを飲んでひたすら汗をかいて寝る。
外に出るだけの体力が戻ればセブンイレブンに行き、
アイスクリーム(これはコロナの時に、
熱が出ても食べやすくカロリーを確保できるものとして学習)、
そのへんのスナック(食べやすいしカロリー確保になる)、
そしてキンレイの冷凍鍋焼きうどんだ。

セブンではキンレイ表記はメーカー名の小さなところにしかなく、
プライベートブランドとして売られている。
あまりにも定番なのでプラベ化したのだろう。


あえていおう。
僕は東京に来て30年近くになるが、
店でこれよりうまいうどんをまだ食っていない。


うどんは関西人にとってソウルフードである。
とくに大阪はコアだ。

コロナの頃ひまだったので、
いろんな「東京でうまいとされるうどんの店」をいくつかまわり、
関西風のうまい店にいまだ出会っていない。

(異なる概念で、元八百屋で野菜天が常にうまい、
東銀座大常が今のところナンバーワンだな)

仮に茨城の人間が関西に住むとして、
もし納豆が食えなくなったら?
何日で耐えられる?
今でこそ納豆は関西のスーパーでも買えるようになった。
だがないと仮定して、
Amazonで送るのもなしとして、
「ない」のに何日耐えられる?

数ヶ月が限界では?

僕は30年我慢している。

もちろん帰省するときなどに大量食いして辻褄をあわせているが、
ソウルチャージはそれだけでは足りぬというものだ。


そして。
弱ってる時ほど、ソウルが効くのだ。

キンレイの鍋焼きうどん、
コンロにかけるだけだ。
それだけで、
ほぼ大阪のしょうもないその辺の食堂レベルのうどんが食える。

そしてこれは、
実に30年かけて積極的に食べ歩いてきた、
関西風うどんを騙った東京の店の、
3倍くらいうまくて涙が出る。

元気なときは、所詮冷凍だろ、のレベルだけどさ、
弱ってる時ほどソウルの純度に泣けるのよ。
ややしょっぱいがカツオ昆布出汁の効いた黄金つゆ。
腰は相槌程度でいいから、やさしい麺。
東京では硬くてスジものになりがちな青ネギ。
大体料亭のなんかに入ってる、
うまいと思ったことのない卵焼きとかまぼことエビ。
(でもこれがないと関西じゃない気がする)
そしてなにより、しいたけの煮物。

あまりにも完璧で、最後のひと汁までいのちが入っている。


飯はいのちを食らう。
それがうまい飯の条件だと思う。
東京では、キリッとした蕎麦や寿司や刺身はそうなってる。

だけど東京のうどんは、
いのちのエッジが立ってない。
(先に上げた大常は、野菜のエッジが滅茶苦茶立ってる)
死体を煮詰めて原型をとどめてない、
なにか薄まったものしか存在しない。

キンレイの鍋焼きうどんは、
関西人が求める、
いのちを食らうに値する、そのいのちが、
上手に冷凍されて入っている。

東京のうどん店は、今のところ全部死体以下だ。


このおかげで、
今回も僕は戻る事ができた。

死にそうな地方の関西民、とくに大阪民よ。
キンレイの鍋焼きうどんでいのちをつなげ。
そして、もうすこしがんばろうと思え。

いい飯は身体と心をリセットして、
いのちのいぶきをつれてくる。

むしろ、それがないものは飯ですらない。
posted by おおおかとしひこ at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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