なんかずっと気になってた。
女さんって、「自分は悪くない、〇〇が悪い」って、
すぐ他人に責任擦り付けるじゃないですか。
これも、男が悪い、出自が悪い、職場が悪い、
って言っているように思えたんだよね。
以下ネタバレ。
精神病になったら、
自分が悪いっていうのも無罪放免、
という意識が透けてみえたように思う。
一時的に車椅子になったときに、
風邪をひいて甘えた子どものように、
なんでもかんでも要求する姿があった。
これは、車椅子という免罪符の代わりに、
全能感を手に入れた感じがしたんだよね。
それのパワーアップ版が、
精神病というものだと思った。
「私のことを知りたいです」というのは、
いい加減な精神科医への突っ込みなのかもしれないが、
診断書が出れば、「私は〇〇病なのだ」と責任の所在が明らかになるから、
ではないかと思ったんだよね。
私は悪くない。
北海道へ行った彼氏が風俗に行ったから悪い。
あるいは、なんか弱っちくて、物足りない彼が悪い。
私は悪くない。
中絶を強要した彼氏が「関係ない」と言っているのが悪い。
私は悪くない。
情弱客をカモっている、医療脱毛ですら、毛は生えてくるのだから、
そんな職場が悪いのだ。
後輩もかわいくないし。
私は悪くない。
キャンプが退屈なのが悪い。
そして、私を楽しませてくれるものだけを、
求め続けていた。
誰かを楽しませたり、誰かに親切にしたり、
誰かに無償の何かを与えることはなかった。
実は、そこが病なんじゃないか、って思ったんだよね。
この、「私は悪くない」という他責思考は、
女によくみられる。
男にもないわけではないが、
男は「自分が悪い、自業自得だ」と考えがちな人が多いように思う。
だから自殺は男のほうが多いんじゃないだろうか。
自殺の原因は死んだ人に聞かないとわからないが。
だから離人症になりやすいんじゃないか、
私は悪くないのだから。
反省もしないし、与えられるだけしか考えていないし。
世界に対して何かをなす、ということがなくて、
利用するか捨てるかしかないんじゃないかしら。
なんで「関係ない」といったことに、
あれほど切れたのか、よく分からないんだよね。
私と関係しようとしないあなたが気に食わない、
ということしか言っていないような気がしてね。
こういう部分は、女の醜い部分だと思う。
それを描くのが芸術なのだ、
というのなら、よくできていた。
だけど、それって面白いのかな。
女さんたちが、今まで映画に描かれていなかった、
しかし実在する感情について、
描かれている、と思うのは、わからなくもない。
でも恋人はなぜかイケメンで、服もおしゃれだし。
少女漫画で、なぜかイケメンがブスに告白するみたいな、
現実と違うちぐはぐさを感じる。
そのへんはさんざんリアリティがねえよ、
と男の作者には突っ込みが入るが、
まだ女作者には、そういう洗礼がされていないのかもしれない。
これはご都合でしょ、願望を書いただけでしょ、と。
願望は芸術になりえるか、という問題はある。
「ベニスに死す」の気持ち悪さは、芸術だろうか?
会社を休みたい、
精神病の診断結果が出ればいいのに、
と思っている人たちはいっぱいいるだろう。
そうしたらみんな優しくしてくれると。
そんな集合的無意識を掬い取っている、
そんな気がした。
だから彼女は治らないと思う。
一生、あの牢獄の中にいるだろう。
それを望んでいるのだから。
私のせいじゃなかった、病気のせいなんだ、という楽園だから。
(追記)
僕は一貫してメンヘラとは書かず、
精神病と書いた。
メンヘラは精神病のとば口であると思ってるので。
メンヘラが10年蓄積すれば精神病までいくよ。
2025年12月30日
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