2025年12月30日

構成とは予定調和のこと

構成をしっかりしよう。
ブレイクシュナイダーの理論を守り、
三幕構成理論を守るのだ。

それで得られるのは何か。
予定調和だ。


予定調和はいい意味でも悪い意味でもだ。

いい意味では、「分かりやすくなる」ということが考えられる。
型にはまっているので、
ストーリーの型として理解しやすい。
こういうことが欲しい、というときにズバリと答えられる。
王道の型というのはそうしたものだ。

しかし、そこから外れている構成だと?
安心感がなく、どこへ連れていかれるのかわからない。
つまり、信用ならないということだ。

その代わり、
王道ではできないことができる。


そこについてくるかどうかは、
観客がストーリーにひかれて、夢中になっているときだけだ。
一瞬でも離れたら、
たぶん帰ってこないだろう。

型にはまった王道は、
これをこうしたらこういう意味になる、
などのように、
決まった形や対処法がある。
しかし、王道でないものは、
何をどう手術すればよくなるかは、
やってみないとわからないので、
とても効率が悪いだろう。
変な手術をしたら、
もう二度と前の状態には戻れなくなる。

王道ならば、型に戻れば安定する。


構成、構成、と脚本の教科書がいうのは、
この王道から外れないためだ。
若いころは、王道から外れた新しいものをつくったろ、
などと燃えるものだが、
まあそれは王道で面白いのを作って、
「いつでもこの型に戻ればいける」
という確信が得られてからでよい。
基本というのはそれくらいには大事だ。


今書いているやつは、
これまでの型にはまらないものなんだけど、
うーん、どうしていいかわからん、
と思った瞬間に、
型にはめたくなってしまう。
それでこの自由な不安がそがれるのが、
とても困っていて、
型にはめるべきかなー、
それともこの不穏なものをそのまま保ったまま考えるかなー、
ということに迷っている。

最終的には型にはまるかもしれないが、
なんか整形した人みたいに、魅力がなくなりそうで怖いんだよなー。


基本構成理論は、
逆にいうと、
第一ターニングポイント、第二ターニングポイントだけ守っとけば、
大体なんとかなる、
ということを言っている。

この二つのへそだけ守る、
というのは一個ありかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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