などとよく言われる。
コントラストが効いているってことだ。
現実では温度差があると風邪を引くが、
フィクションの世界では、
温度差があればあるほど極端ではっきりした世界になる。
幸福と不幸。
行けそうだと思ったら行けなさそう。
正義と悪。
お人よしとだます人。
明るさと暗さ。
ポジティブとネガティブ。
前進と後退。
色々なものを組み合わせてもいい。
明るいがネガティブなのと、暗いけどポジティブ、
という温度差をつくることもできるよね。
そして、
その変化量をなるべく大きく取ると、
振り回すことが出来る。
端っこのほうから、もうひとつの端っこのほうへ、
振り回せるということだ。
また、逆にも戻れる。
一回振り切ったら、
揺り戻しがあるわけ。
ピンチとチャンスが波のようにやって来るだけではなくて、
どんどん極端に差が大きくなっていくと、
刺激がどんどん強くなって温度差が広がるわけだ。
それを急激にやると、風邪を引く。
つまり、適応できなかったわけ。
ぎりぎりはどこか見極めて、
風邪を引く直前でとどめよう。
あるいは、風邪を引いてしまってもいいのかもしれない。
それくらいに人に影響が与えられるなら、
フィクションとして強いことになるよね。
じゃあ、どうやって?
予測させるといい。
期待させるといい。
こうなるだろうな、と思わせて逆に振り回すとよい。
人は予測して準備しているので、
準備させて逆に引っ張るのが、
一番油断しているということだ。
サプライズは予測していないところで起こすのが良い。
そして、そのタイミングで真逆になるから、
こらえきれないということだろう。
幸福は限りなくしあわせに。
不幸は限りなくどん底に。
しあわせになる直前はどん底で。
不幸になる直前は天にも昇る気持ちで。
そうすると、温度差に風邪を引かせることができると思う。
もちろん、それが当然で妥当な、
矛盾なく無理のないストーリーであることが、
一番大事だ。
無理があったら、「わざとだろ」と言われてしまう。
なぜか自然なのに、どんどん流れが変わっていくように思えるのが、
最上のストーリーだね。
2026年03月05日
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