あらすじを書いてみなさい。
800字、1500字くらいがちょうどいい。
「だがしかし」という逆接はどこにあった?
順接ばかりするストーリーは素直だが平板だ。
桃太郎は順接ばかりだ。
だがしかし、が入る余地はない。
浦島太郎はラストに1度だけ入る。
だがしかし、禁を破って玉手箱を開けてしまうのです。
ここが順接ばかりできたストーリーが、
一気に転回するポイントであることがわかる。
これは専門用語ではターニングポイントといい、
とくに真逆になる、
一番強力なリバーサルポイントである。
だがしかし、はつまりリバーサルのことなのだ。
もちろん、リバーサルほどでなくても、
ターニングポイントはいくつもありえる。
Aだと思ってたのが微妙に異なるA'になることは、
よくあることだ。
だけど、「だがしかし」となるポイントは、
どのストーリーでも強力な大ナタの部分だ。
それがあるのかないのか、あるとしたらどこか、
何箇所あるかをチェックすると良い。
○○は○○で○○だった、
だがしかし、実は○○だったのだ、
のような箇所が何箇所あるかな?
そこがストーリーの骨を示すところだ。
そこを境に、ストーリーは次の章に入ったり、
様相がガラリと変わるのだ。
主人公は子供の頃からエリートで東大を首席で卒業。
名門会社に入り、人生は順風満帆にみえた。
だがしかし、彼は場末のキャバ嬢に恋をしてしまったのだ。
彼女は下町スラム街みたいなところで生きてきた。
生き馬の目をどれだけ抜くかが人生だ。
だがしかし、お客さんに本気の恋をしてしまった。
みたいに、だがしかしを使うことは簡単だろう。
Aだと思っていたのが真逆の-Aになったぞ、
どうなるんだ?
となるからだ。
これは冒頭部の「だがしかし」だが、
途中にあってもよいし、
浦島太郎のようにラストにあって、
どんでん返しや皮肉になってもよいだろう。
「だがしかし」のどんでん返しでハッピーエンドにしてもよい。
いずれにせよ、
それまでの流れAを、真逆に返す強力さが必要で、
つまりそれは驚きを伴うというわけだ。
何回予想を裏切れるか。
何回驚かせるか。
その計算が「だがしかし」の部分に込められてるというわけ。
1500字のあらすじを書いてみて、
「だがしかし」が1回も現れないのは、
平凡で淡々としてるかもしれないぞ。
10回もあったらたぶん多すぎる。
理想は何回だろう?
そういうときに、「名作のあらすじを書いてみる」
訓練が大事なのよ。
2026年03月28日
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