2026年03月04日

【薙刀式】結局……手書きの方がすぐれてると思う

10年くらいかなり熱心にタイピングを研究してきたけど、
手書きの方がすぐれてると思う。

5000字くらいまで、かつすぐにオンラインに載っけたい
→薙刀式

それ以上のだいぶ本気の原稿
→手書きでまとめて、薙刀式で清書、
 紙焼きを手書きで直して、薙刀式で編集

が今のところの結論。


僕の手書きがすごい可能性がある。

なにせ900字(変換後)/10分なので、
大学生の平均の手書きの3倍速いし、
ビジネスタイピング(コピー)の700より速い。

タイピング、創作文(小説とかの創作ではなく、
他人の言葉をコピーすることの逆の、
自分の言葉を書くことの意味で)で、
900行ってない人もいると思う。
ということは、そのへんの人のタイピングより速い。

続け字で、下手くそで、他人に読めないが、
僕には読めるので問題ない。
まず脳から外に出して完成させるという意味では、
手書きの方が100倍優れている。
いや、タイピング単独では完成できないとすら思えるので、
無限倍優れている。


ずっと手書きでやってきた。
絵コンテは清書も手書きだ。

ただ脚本は清書するときに印刷前提だから、
入稿はタイピングの必要がある。
そもそもネット小説をやろうと思って、
タイピング清書に限界を感じて、
「タイピングに向き合おう」としたのが始まりだった。
それまで僕は自分のPCすら持ってなくて、
土日に会社のPCで清書してたぐらいだ。

今は入退館のカードで記録されちゃうけど、
昔は誰でも入れたし鍵もなかったし。
ここ10年でセキュリティ完備になっちゃったなー。


HHKBを買って以来、
自作キーボード沼に行き、
3Dプリントをやりはじめ、
100万円以上使った。
数えてないのでわからん。200超えてるかもしれない。
薙刀式を開発した。
オールコンベックスキーキャップをつくった。

それでもなお、
600円のコピー紙と、
120円の、ぺんてる中性青のボールペンに、
勝ててない。

紙とクリアファイルは僕のカバンにいつも入ってるし、
ペンは僕のズボンの左前に入っている。
このスタイルを大学生の頃からやって30年以上たつ。
ペンは全く同じブランドを使ってる。
ずっと青い字で書いている。


自分の頭の中を外の世界に出す。
言語の形で。
それが執筆である。

それをするのに、タイピングは手間が多すぎる。
PCの立ち上げや電源管理や書く場所の確保や姿勢の確保。
10本の指を使わなきゃいけない。
漢字変換の同音異義語は原理的に解決しない。
(だから自作漢直をつくっている)
キーボードはそこそこ良くないと腹たつ。

万全の道具を使ってもなお首や肩が凝り、
痛めた腱鞘炎から来る左肘の痛みは完治しない。

一方手書きなら、
布団の中でも電車の中でも書けるし、
コーヒーこぼしてもセーフだし、
紙が切れてもコンビニ行けばいいし、
そして右手の3本指しか使わない。

レイアウトはフリーだし漢直だし、
俯瞰できるし持った重さで分量が分かる。

デメリットはオンラインに載せられないことだけ。


だから、ブログ程度までは薙刀式で直書き。
もっと分量のある本気の原稿は手書き。

そう棲み分けているのが現在地点。


タイピング?役に立たないよ。手書きで十分。
タイピングに頼ってんのは、
手書きが下手な証拠だろ。

極論、そういう立場が結論だね。


僕はつまり、
「作家たるものブラインドタッチでタイピングするべき」
なんて世間一般の先入観に、
10年騙されたと思っている。

だってタイピング強者は、
たいした文章書いてないもの。
タイピングがうまいことと文章力は、
相関しないどころか逆相関してんじゃね?


反論を待つ。
僕は反論してほしい。
この10年間の膨大な研究が無駄だったと思いたくないし。
コンコルド効果かな?

こんだけやっても手書きに勝てないのは、
俺の研究者としての実力不足なのだろうか?
発明家としてたいしたことがないからか?
方向性がてんで間違ってたのか?

手書き弱者をタイピングや薙刀式が救えるかもしれない。

qwertyローマ字よりも薙刀式はとてもよくて、
デフォルトキーボードよりも僕の自作キーボードはとてもよい。
オールコンベックスキーキャップは、
多くの人を救える可能性がある。

だけど手書き強者は、
そんなものに時間と金をかけるくらいなら、
バリバリ書いてろ、肉食え、走れ、たっぷり寝ろ、
が答えでは?


ちなみにこの文章は、布団の中でフリックで書いている。
それでいいのでは?
タイピングなんていらないのでは?
フリックと手書きで十分では?


宮野さん:
> 原稿用紙とペンとコピー打鍵のクソ速い配列があればいい。なんか野蛮な考え方だけど。

今のところこれが最適解なんですよ自分の中では。
薙刀式と200万円かけたキーボードで、
1000円しない紙とペンに勝ててないのです。
ATOKに重課金して解決するならそうするけど、
そもそもカフェで電源切れそうになったらどうしたらいいんだよ、
って感じ。

腱鞘炎とかストレッチも含めて、
ケアしないといけないことが多すぎて、
紙とペンとクリアファイルがあればいいじゃん、
から変わってないですね。


タイピングっていいの?
ブラインドタッチっていいもの?
俺、無知な世間の先入観にだまされた?
多数派には効く結論が、
だいぶ特殊らしい俺(ずっとふつうだと思ってた)
には適用しなかっただけ?

タイピング道を追求したら、人と違うってわかっただけ?

まじで10年無駄だったのでは、くらいに思っている。
いや、デファクトスタンダードを使うよりかは、
300倍快適にはなったけど、
スラム街が貧困家庭になっただけでは?


もし、快適なタイピングで、
手書きを超えて名作を生み続けて、
しかも身体負荷がまったくない、
という上位世界があり、
僕が検索弱者で辿り着けてないなら、
誰か教えてください。

あったら秘匿するのかもな。
posted by おおおかとしひこ at 12:51| Comment(6) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
打鍵を速くする方法より、手書きを速くする方法を研究したほうがいい気がしてきました。
ついては質問なのですが、大岡さんの続け字は自己流ですか? それとも何か参考にした書き方などありますか? また、自然に出来るようになったのでしょうか。何か訓練したのでしょうか。阿呆な質問ですが回答いただけると幸いです。
Posted by 宮野渉 at 2026年03月04日 22:10
>宮野渉さん

書き順は完璧なはずです。
書き順は草書行書をきれいに書くためのもの、
という知識があったのでここは合ってるはず。

あとは自己流です。
なおフォントは揺れがたくさんあります。
また、単漢字ではなく、熟語単位で崩しが入る事が多いと思います。
また崩しすぎて複数の漢字が同じ字になってることもありますが、
前後関係から読み取れます。(たまに読み取れませんw)

おそらく筆記用具によって最適な崩し方があると思います。
僕は30年以上同じボールペン(同一物ではなく、
同じブランドという意味で)を使っているので、
安定して崩せてきたのだと思われます。

たぶん100万字くらい書けば、
勝手に手がショートカットするんじゃないでしょうか。
その結果こうなった感じです。
脚本の修行では、原稿用紙を重ねて身長を超えたらプロになれる、
という伝説があります。
僕はコピー用紙に書いてますが、身長2つ分は書いたかな?


カメラで撮影してAIにトレーニングさせる方法も考えましたが、
撮影条件を整えたり、
読み取り時間めんどくせえって思ってタイピングになりそう……
タブレットに書くのも論外かな。コーヒーこぼせない。


実際に書いた例は、
https://youtu.be/Py3QtuW-xm0
の11:27から収録しています。
Posted by おおおかとしひこ at 2026年03月04日 22:40
はじめまして。
今回の記事を読んで興味深い内容だなと思ったので、初めてコメントさせていただきます。

私は子供の頃からタイピングと手書きの両方で、趣味で小説を書いています。
小学生の頃からPCを使っていたので長文を書くのならタイピングのほうがずっと早いですが、特にタイピングの方が優れていると思ったことはありません。

ではタイピングと手書きのことをどう思っているのかと言うと、例えるなら、言語の違いに近いです。
英語話者相手には英語を使うようにPCの向こうの人にはタイピングを使いますし、自分が見るだけなら手書きを使います。手元に紙とペンがなければタイプするかもしれません。その程度の違いです。

ブラインドタッチすべきという人がいるように、今どき英語も喋れないなんてという人もいますが、別に英語が喋れたからといって喋る内容は賢くならないんですよね。
まして手書きとタイピングはどちらも日本語ではあるわけなので、手段の優劣を語ること自体が不思議なことに思えます。PC普及期にはそういう価値観があったということなのでしょうか?

その上で、タイピングから逃れることは難しい時代になってしまった今、その環境を快適なものにしようという試みはそれはそれで重要なことのように思います。
フリック入力や音声入力で代替できるならその方が楽なのかもしれませんが……。
Posted by 酒田 at 2026年03月09日 11:42
>酒田さん

僕は元々手書きでやってきたのですが、
タイピングだとうまくいかないので、
タイピングを研究してきました。

少なくともqwertyローマ字とふつうのキーボードでは、
手書きの10倍くらいたいへんです。いまだにね。
それで文章の質が落ちるのがいやで10年くらいやったのですが、
うーんそれでも手書きの方がいいと思うのはなんだろう、
というのが現在地点ですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2026年03月09日 13:31
私も手書きのほうが楽に良い文章が書けることは多いんですけど、圧倒的に遅いんですよね。

私の場合は脳内発声がほとんどなく、輪郭だけ思い浮かんだ文を文字に起こしながら形を定めていくタイプなんですが、タイピングだと変換が挟まるので、いちいち引っかかりがあるなあと思います。
例えば『書く』という言葉を書くとき、脳内ではいちいち『かく』という文字を経由しないと思うんですけど、タイピングだと経由せざるを得ない。
しかもローマ字入力をするとそれに加えてアルファベットも入ってくるので邪魔なんですよね。
(それが嫌でかな配列を探し、今は薙刀式を練習中です)
英語圏の人にはない悩みだと思いますし、なんなら脳内発声がある人は気にならないかもしれないなあと思っています。

とはいえ、私は手書きが遅いので、それでもタイピングの方が快適と感じることも多いです。大岡さんくらい手書きが早ければ手書きの方が良いとなったかもなあと思います。
Posted by 酒田 at 2026年03月12日 14:54
>酒田さん

僕も結局「書く」と脳内にあるので、
「書く」と「描く」を変換を経由しないような、
百式漢直をつくったわけです。

完璧な漢直じゃなくても使えるパーツならいいんじゃね?
ということで役立ってます。

脳内発声のない人は多数派ではないのですが、
多数派が作った仕組みは、
僕には間違っているように思えますね。
Posted by おおおかとしひこ at 2026年03月12日 15:27
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック