2026年04月14日

全能感のあるシーン

二幕前半は、非日常パートである。
そして、主人公が全面的に上がっていくパートだ。
単に上がっていくだけではない。
全能感があると気持ちよくなる。


もちろん、その全能感はミッドポイントかもう少し前に否定されることになる。
(かりそめの敗北がある場合)

だがストーリーというのは起伏があるもので、
起になる部分はどこが適切か、と考えると、
二幕前半にそのパートがあると気持ちいいよね、
ということにすぎない。
もちろん、ストーリーの都合上、
そこに来ないこともあるけど、
じゃあどこかにはあるべきだろうね。

主人公に転機があり、
やることなすことうまくいく。
自分は世界の中心であり、
自分が世界を動かしていく、
そういう全能感が訪れることがある。
努力の結果かもしれないし、 
偶然によるかもしれない。
誰かの導きや策略かもしれない。

なんにせよ、一度は主人公は調子に乗るだろう。
全能感でだ。

「ひゃっほうー!」
というセリフを言うとしたらどこかを考えるとよい。

一番高いテンションでそれをいう場面だ。
そこがそのポイントになるだろう。
最も暗いところはたいていボトムポイント(75分前後に来ることが多い)
だが、それと対照の、もっとも明るいところということだ。
もちろん、それは作者の戦略という、てのひらの上なのだが。


起伏を考えよう。
一番人生で何をしても成功する時期と、
何をしても失敗する時期を考えよう。

何が違うだろうか。
本人の考えで変わるだろうか。
周囲の協力や妨害やタイミングで変わるだろうか。
それをコントロールして、起伏をつくっていこう。
単に成功する、失敗する、だけでなく、
その原因から考えよう。

そして、たまたま何もかも噛み合って、
成功し続けるしかない状態をつくろう。
それはたいてい第一ターニングポイントを抜け、
快進撃を続ける二幕前半になると思う。


全体の構成をやり直すときに、
一番明るいところと暗いところを考えて、
整えるときに使える考え方だ。
posted by おおおかとしひこ at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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