「サンクチュアリはない」というセリフ、
巨大な白いリンカーン像。
そしてセットのようなところでの撃ち合い。
1980年代くらいに深夜のテレビで見たSFが何かわからず、
ずっと探してるんだけど、
多分この映画なんだけどなー。
ネタバレ含みます。
今ならネットがあるから調べられるので、
「サンクチュアリはない」というセリフから辿ると、
この映画に突き当たる。
「サンクチュアリはない……サンクチュアリはない……」
と、ひたすら音声加工して
(テレビ放送なので吹替版)繰り返された記憶があり、
クライマックスのマザーコンピュータによる尋問の場面、
だと思われる。
ここで人民たちが反乱戦争を起こしたような記憶があるが、
この映画ではとくになかった。
だから3番目の場面はなかった。
赤いビームが飛び交ってた記憶なんだけど、
別の映画との混同もありえる。
なにせ深夜テンションだからね。
白い巨大なリンカーン像も出てきた。
でも蔦に覆われた「打ち捨てられた文明」の象徴で、
僕の記憶では蔦はなかったのだが、
これは実物のビジュアル記憶とすり替わってる可能性はある。
結果、「サンクチュアリはない」
のセリフが決め手で、
この映画のことだったのかなー、
とずっとモヤモヤしている。
その確認のために見てみたのだが、
こんなんだっけかねえ。
かなりの大掛かりなセット。
すげえ金かかってる。
「未来、コンピュータに支配されたドームシティで暮らして、
外の世界で生きられなくなった人類が、
はじめて自然に触れ、
本来の野生の姿を取り戻す」
という趣旨のSFは、
たぶん死ぬほどあった。
70年代のスタンダードまであるんじゃないかしら。
敵がマザーコンピュータの「洗脳」になるんだよな。
昔はずっと「そういう世界が来る」
って思ってたけど、
これは、親の洗脳を抜け出し、
自分の城をつくる若者の、
親離れの物語でしかないんだと思うべきだったんだな。
だから「外の世界の実感がある」と、
セックスは絶対必要なんだよなー。
太陽を初めて見て暖かいと思うとか、
海を見るとかね。
(進撃の巨人でも、壁の向こうの海を見たいと、
最初から言っていたね)
これは、
別のSFを書く時にも、
SFでない別の世界を書く時にも、参考になる。
全く別の世界での、
「我々の世界で言うこれ」を描くと、
感情移入できるのだよ。
「ソイレントグリーン」といい、
こういうSFディストピアものは、
あと何本あるんだろう?
70年代、カラー、巨大セット、
が見世物になってた時代の徒花かもしれない。
これが「2001年宇宙の旅」の、
完全リアル登場で消し飛ぶんだろうな。
ストーリー的には、
脱出のきっかけがコンピュータに与えられたミッション、
というのが変よね。
サンクチュアリを探してこい、はいいとして、
単独ミッションの意味がわからない。
自力で「この世界はおかしい」って気づかないといけないのにねえ。
2026年03月19日
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